個人のニーズにフィットした教育=ギフテッド教育

いつもネットで仲良く(*^o^)乂(^-^*)バディバディさせてもらっているブロ友のmaiさん
が、少し前の私のこちら、そしてこちらの記事に出てきた話題について、ご自身の体験や
詳しい情報(内情)、そして深い考察などをとても簡潔に要点をまとめてご自分のブログ
に書かれていて、それらがすごく参考になると思ったので、リンクさせていただきます。


(maiさん、いつも役に立つ貴重な情報を発信していただきありがとうございます!)


ビザに関する情報は私も頭に全く浮かばなかったので、とても参考になりました。

(私が留学したのは9/11以前の事だったので、今とは状況がかなり違ってた。)


私もここ数年の間、個人的にmaiさんの苦労や悩み、絶え間ない努力などをずっと見てき
ていたので、maiさんの息子さんが現在、満足のいく教育環境/設定を見つける事が出来て、
私もとても嬉しく思っています。

でもこのサクセスの背後には、maiさんの並ならぬ努力があった故、というのを忘れては
ならないわけであります。


そしてmaiさんも記事の中で指摘されてますが、一口に”ギフテッド”と言ってもその個人
一人一人によって、能力を発揮する分野やレベル(MG, HG, PG)なども違い、当然、学
習ニーズも違ってくるでしょうし、それだけでなく、個人の性格や各家庭の様々な事情、
教育理念や方針などの違いと言った要素も考慮に入れると、(例え学区や学校でどんな
素晴らしいプログラムが提供されていたにしても)結局のところは”本人に適しているか?”
という部分が重要なポイントではないかと思います。


∫の場合もカリフォルニアの公立学校で出来る限りの融通を利かせてもらったものの、最終
的には学校側のポリシー以前の、物理的な面で限界があった為、(その学校では∫の数学の
レベルに対応出来るクラスや教員がいなかったなど。)結局、ホームスクールをすること
になったり。


又、地元ではかなりアカデミック、特に理数系に力を入れているSTEM系のチャーター
スクールへ行っていた頃も、最初の2年ほどは学校側もかなりの範囲で私たちの要望や∫の
学習ニーズに応じてくれ、まずまず満足の行ける状態ではありましたが、(学校の支援や
アコモデーションのお陰あってか)∫の知的発達のスピードが更に加速され、そこでも結局
はまだ中学生の時点でその高校が提供している最高レベルの数学のコース(AP Calculus
BC, AP Statistics)なども全て習得してしまっていたので限界を感じ、最終的には又、
別のオプションを探し求めなければならなかったりしましたからねぇ。


ギフテッドのレベルの問題だけでなく(こう言う言い方をすると誤解をする方もいるかも
しれないので言っときますが、私は別に子供の知的レベルに対して差別的に区別して”レベ
ル付け”をしようとしているわけではなく、ただ単に、あくまでも”教育支援”の視点から見
たdifferentiationの意味で言ってます。MGの子とHG/PGの子が、同じクラスで同じ学習
内容や指導を受ける事は、どちらのレベルにとっても非効率的、非効果的であり、彼らに
とって最適な設定であるとは言えないのは事実なので。)学習環境に関しては、その子自
身の性質や特質的な部分の考慮もとても大切になってくると思うので、やはり最終的には
全ての面において、その個人のニーズにフィットした教育が(その子の)”ギフテッド教育”
となるのではないかと思います。


だからそういったカスタムメイドのギフテッド教育は、国や場所に関係なく、親や(理想
としては)教育関連者などが設定したり、作成していくことができると思うのです。


日本にいたって、言語(英語)が問題でないのであれば、maiさんのご家庭のように、
アメリカの私立のオンライン・ギフテッドスクールを受講するという手もありますしね。


又、ネガティブな話を持ち出すわけではありませんが、現在のアメリカの教育事情とし
ては、必ずしもギフテッド教育やギフテッドの子達が満足している状態でないのが現状
だったりします。

こんな感じで。



”For years, teachers have operated under the assumption that gifted
children--the tiny group smarter than 99.99 percent of their peers---
need and deserve less attention than the kids in remedial classes.
When the research team looked back at Stanley's original assessments
of classroom dynamics, they found that teachers more or less ignored
gifted children, instead teaching to a one-size-fits-all curriculum that
created to the lowest common denominator."


"It still happens today. A 2008 report found that the controversial No
Child Left Behind Act of 2001 indeed helped low-achieving students
rise to meet a more rigorous load, but shifted teachers' sights away
from the gifted kids, who seemed capable of helping themselves stay
on track."

(America Hates Its Gifted Kidsより抜粋)


これはアメリカでギフテッドのお子さんをお持ちの方だったら、経験したり感じたり
した方も少なくないと思うのですが、子供が仲間よりも顕著に秀でたレベル(PG)の
場合など、特に当てはまるのではないかと思います。


一般の学習カリキュラムにそぐわないギフテッドの子達は、学力レベルの低い生徒を
せめて平均値に引き上げようと、そちらにフォーカスを向けてしまっている先生達に
無視され、ほったらかし状態だったりってことも少なくなかったりしますしね。


尚、話をオンライン学習に戻しますが、アメリカにはギフテッドやhigh ability、ad
vanced learnerなどを対象としたフル/パートタイムで入学できる教育機関もかなり
豊富にありますし、例えばAoPSのように、数学やコンピューター・サイエンスに特化
した機関もあるので、それらを利用するのも一つオプションではないかと思います。


*ちなみにこちらのページにその他のオンライン学習機関のリンクがリストアップ
 されてますので、興味のある方は覗いてみて下さい。



∫の場合も「大学で数学のクラスを取ることができるように」というのを第一目的として
(時間がフレキシブルなので)学区のオンラインスクールを利用していますし、もちろん
この形式(Dual Enrollment)にしても、州や学区によってそれぞれ規定が異なるので、
プログラムを実施している学校もあれば、やってないところもあり、やっていたにしても
参加資格は11、12年生のみ!などの制限もあったりして(うちの学区がそうだった。)
そこから又、交渉に交渉のバトルが始まるわけなんですよね。

ちなみにこちらがネバダ州のDual Enrollmentの資格


a0332222_05304470.jpg



まぁ、でもmaiさんも、

”規則があるのに意外と柔軟(だからダメ元でなんでも交渉してみる価値あり)”

とおっしゃってたように、アメリカは”規則は曲げられる為に設定されてる”みたいなとこ
もあったりして、交渉してみると結構簡単に折れてくれるとこなんかもあり、その柔軟性
は大いに評価すべきですね。(笑)


最終的には∫の場合も、(ダメと要望を拒否する可能性が高かった)学区よりも直接、大
学側と交渉して入学を認めてもらい、高校入学した時点(9年生)でDual Enrollmentを
なんとか学区にも認めさせた認めてもらった(笑)ので良かったですが。

(”できちゃった婚”ではないですが、”もう大学に入学しちゃったからその単位認めざる
を得ない法”的戦術?爆笑)


長年、ギフテッド関連のアドボカー活動をやっていると、ある程度”交渉術”や戦略法”も
身についてきますね。(笑)


長くなりましたが、キーポイントとしては、こちらのmaiさんがおっしゃってるように、


”アメリカに住んでいてもギフテッド教育が受けられるわけでもないので

やはり個人で柔軟に道を開拓していくしかないかなと思うのでした。”


と、”個人で柔軟に道を開拓していく”という部分が大切ではないかと思います。


ちなみにこれはアメリカ全体の事を言っているのであって、もちろん州や学区、個々の
学校、地域によって素晴らしいギフテッド教育が受けられるところもあるでしょうから、
その事実もdismissすることなく、やはり個人でしっかりとリサーチしたり、周りから
情報収集をするなりして自らで判断して決めることが大切ですね。


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by giftedinfo | 2016-09-21 07:49 | Educational Options

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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