ギフテッドは自分を過小評価しがち?

少し前のこちらの「数学キャンプで学んだこと」という記事で、数学キャンプの参加者達を指導
していて、∫やボランティア仲間達(数学クラブのメンバー/デイビソン・アカデミーの生徒達)が
気がついた事として、

”いつも同じようなレベル、習得ペースの仲間達の中にいると、つい、パースペクティブが狂って
しまい、「皆が自分達と同じペースで習得する」と感じてしまうんでしょうね。(笑)”

と書きましたが、先日、私の愛読するByrdseedのサイトに、タイムリーにもその話題に関連した
記事を見つけ、とても興味深いと思ったので(いつも英語の記事ばかりで申し訳ないですが、)
興味のある方の為にリンクしておきたいと思います。

能力の低い者は自己を過大評価し、能力が高い者は自己を過小評価する傾向にあるっていうの、
とても興味深いですよねぇ。


インポスター症候群については以前、このブログでも記事に取り上げてますが、(興味のある方
はこちらの過去記事へ。Imposter Syndrome(インポスターシンドローム)これとは又、逆
の、”能力が低い者が自分を過大評価しがちな現象”であるDunning-Kruger Effect(ダニング-
クルーガー効果)も面白いですよね。

(そう言われてみれば、周りに結構、こういう人たちいるいる!笑)

ちなみに、このダニング-クルーガー効果については、こちらのページで詳しい情報を読むことが
できます。



冒頭のリンク先の記事に、

"The highly-capable group only has themselves to go by, so they assume
everyone is at a similar level-thus predicting that their ability is closer to
average."

とあるのですが、これこそまさに、いつも同じレベルや能力のクラスメートやクラブメンバー達
の中で活動している∫やデイビソンの生徒達が、自分達は”ごく一般的、平均的なレベル”と感じや
すくなってしまう理由でしょうね。

(いや〜、デイビソンの子達は自分が”平均”ではないというのは十分、認識してると思うのです
が、それでも長い間そう言った環境にいると、どうしても客観性を失ってしまうんだと思います。)


又、この記事の中では様々な能力/レベルに触れることの大切さも指摘されていて、

”After seeing the other work, the advanced group was much better at
estimating their own abilities. It re-calibrated their understanding of what
"average" was."

と、色んな人達(レベル・能力)の作業や作品などを見ると、(客観的に比較できるので)自分
の実力を評価しやすくなり、”平均”に対しての見方も再調整されることでしょう。


教育者にとっては「個人の能力には幅広い層が存在する」というのは(表面的には公言しなくて
も)認識していて、こういう高い能力を持つ子たちは明らかに目立っているのだけれど、生徒側
にしてみれば、それはなかなか気づかないことなんでしょうね。


だからこそ、教育者がうまくその事を彼らに(作業や作品に対してのフィードバックや評価、指
摘などで)伝えることが大切なんだと思います。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-08-01 07:14 | Characteristics

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


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