P-Giftedの定義の見解(アメリカの場合)

私がギフテッドのIQやらレベル、定義などの話題を持ち出すと、”ギフテッド至上主義”につながる
「差別的発言」などと反感をお持ちの方もいらっしゃるようですが、まっ、そのような”自分の都合
のいい偏った解釈”のみで、短絡的、飛躍的な結論付けをして他者を非難するような方の言葉をいち
いち気にしていても仕方がないので、今回も図々しく懲りずに(笑)ギフテッドの定義について考
えてみようと思います。

前回の記事ではE-gifted(教育現場におけるギフテッドの定義)について、アメリカの一部の学区
の例を取り、”アメリカでいう”E-gifted”は、学業達成(ハイ・アチーブメント)だけでなく、IQ
テストを含む、その他の要因を用いて判断している学区が結構ある”と書きました。


今回は、P-gifted(心理学的ギフテッドー心理士や専門家などの見地から見たギフテッド)につい
て、オリジナルのブログ記事(オーストラリア)と比較して、アメリカではどう捉えられているの
か?という部分を考えてみました。

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こちらのオリジナルの記事に書かれていた、P-Giftedグループの特徴や描写の部分はまぁ、かなり
(オーストラリアもアメリカも)ユニバーサルだなと思ったのですが、このグループの判断基準と
して、

"This group (P-gifted) is primarily defined by IQ test. They will have an IQ
score in the top 2.1% of the population (2 standard deviation from the norm
or average score. For the WISC, this would be a score of 130+)."

”このグループ(P-Giftedー心理学的上でのギフテッド)は主にIQテストによって定義される
人口の2.1%(標準偏差値が2SDーWISCで言えば、130+の数値)”


とありましたが、アメリカの場合を考えてみると、まぁ、個々の心理士や専門家、研究者の間で
多少の見方の違いはあれど、”心理学的見地”からギフテッドを見るにあたっては、多くの専門家
達が、このグループを「主にIQテストの数値で定義している」ことはないと感じるのであります。


ギフテッド全般を研究している専門家や、実際にギフテッドの個人に関わっているクリニカル・
サイコロジストや精神科など、ギフテッドというものを、単なるIQ数値(認知的特徴)だけ見
て判別しいるのではなく、それ以外の様々な分野での特徴も含め、もっと包括的に見ていると
思うんですよね。


記事を読むと、一言に”ギフテッド”と言っても、専門家や専門とする分野によって、色々な見方
や意見、定義が存在するというのが伺われるのですが、その中でも”心理学的分野から見たギフテ
ッドの見解”に関しては、多くの場合、「知的分野」以上の要因が考慮に含まれているという印象
を受けるのであります。


私が感じるところでは、アメリカでの一般的な心理学的見地から見たギフテッドの見解(アメ
リカでのP-Giftedの定義)としては、

”Giftedness as Potential That Must be Nurtured”

など、ギフテッドを育成されるべき”才能、ポテンシャル”として見ているものや、


"Giftedness is "asynchronous development" in which advanced cognitive
abilities and heighten intensity combine to create inner experiences and
awareness that are qualitatively different from the norm. This asynchrony
increases with higher intellectual capacity. The uniqueness of the gifted
renders them particularly vulnerable and requires modifications in parenting,
teaching, and counseling in order for them to develop optimally."
(Columbus Group,1991)


のように、ギフテッドネス(ギフテッドであること)をあらゆる面から包括的に見た、コロン
バス・グループによる定義を受け入れている専門家たちがほどんどではないか?という気がする
んですよね。

*ちなみに私自身の捉え方として、このコロンバスの定義がしっくりきます。


彼らはギフテッドの個人には、「知的・認知的ニーズ」だけでなく、それ以外の分野(社会・
感情面など)のニーズも存在するというのを心得ているので、ギフテッドであることをただ単純
に、”IQの数値”と同一視してないと思います。

(だからアメリカにはギフテッドの認知や心理、精神面のニーズに対応した、カウンセリングや
セラピーなどに特化したサービスも結構ある。)

(又、私が個人的に関わった心理士や精神科医、教育心理学者やギフテッドの専門家たちなど、
ほとんどがギフテッドをコロンブス・グループのように包括的に見ていましたし。)



だからアメリカの場合は、P-Giftedの定義として、オーストラリアのブロガーさんによる定義よ
りも”幅広く”、もっとインクルーシブな感じがします。


まっ、これはあくまでも私の個人的経験と、限られた情報に基づきふと、思っただけのもので、
又しても「それが正しい!」と主張しているわけではないで、その辺をご了承ください。



The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-09-07 03:31 | Identification

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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