2017年 05月 02日 ( 1 )

元ギフテッド?

ギフテッドの子が高校なり大学なり学校を卒業して、大人になったら何と言うんでしょう?

大人になって社会に出ると、もう教育機関からの知的・学習的な教育面においての支援を受ける
事もなくなり、「ギフテッド」というラベルは必要なくなるので、”ギフテッド”とは呼ばないの
でしょうか?

子供の頃州や学区から”ギフテッド”と認定されていた子供は、大人になった後は”元ギフテッド”
とでも言うべきなのでしょうか?


確かに「ギフテッド」は教育上で使われる用語ではあるけれど、アメリカでの諸々のギフテッド
関連の情報や記事を読んでの私の解釈としては、ギフテッドというのは州や学区が定義した概念
だけでなく、”一般とは違った特殊な脳の傾向を持った人たち”を説明する/表現する言葉として
も使われていると思うのであります。

個人的には、

"In adults, as well as children, giftedness is a whole-person phenomenon.
Being gifted affects not only the cognitive and academic aspects of
individuals, those qualities that we usually associate with giftedness,
but also their emotional, social, and spiritual well-being. It is more a
set of traits than a list of achievements; traits that don't always make
life simple or successful. Throughout their lifetimes, these individuals
experience both the blessings and burdens of being gifted" (Roeper1999)



という、ギフテッドの個人の特質を表現した言葉に共感するのであります。


ギフテッドを州や学区でそれぞれ定められた、”ギフテッド教育やプログラムに選抜される対象”
としての総称ではなく、個人の知的面、認知面、感情面、社会面、精神面など含めて包括的に
見たユニークな特質についての表現であるとすると、それらは個人の一生涯変わることがない
ものなので、教育現場を離れ、大人になった後でも”ギフテッド”であることは変わらないはず
ですよね。


大人になって社会に出た後でも、こう言った特殊な人達は”ギフテッドならではの独特なニーズ
や課題”に生涯直面していくわけで、(それこそ良い面も苦労する面も。)彼らが健全な精神を
維持し、それぞれのポテンシャルを大いに発揮させ、個人的に意義のある充実した人生を送っ
ていく為には、自らがギフテッドであるということを認識して、彼らに適したセルフ・ケアを
心がけていくことがとても大切だと思うのです。


大人になると「ギフテッド」のラベルは必要ないかもしれないけど、「ギフテッドであること
の自己認識」はとても重要だと思います。


だから「ギフテッド」は確かに教育用語ではあるけれど、でもそれだけに限定されることなく、
それ以外の分野や領域でも使われている定義だと思うのです。


教育的な分野だけでなく、もっと範囲を広げて、多角的な視点から見た「ギフテッド」の定義
も含めて語られるべきではないかと思うのです。


ちなみに一口にギフテッドと言えど、様々な定義(見方)が唱えられいて、専門家たちの間で
も未だにコンセンサスというものは得られてないようですが、(多分、これからも無理でしょう)
私としては”これが正しい!”と一つに限定するのではなく、幅広い視点から見て色んな考え方や
捉え方をしようとは心がけています。



ギフテッドの個人は赤ちゃんの時でも、子供の時でも、大人になっても、そしてシニアになって
もギフテッドであって、教育現場を離れるとギフテッドであることが消えてなくなるというわけ
ではないはず。


∫も今学年度(ジュニア)もほぼ、終わりに近づき、高校生活もあと1年ちょっとほどとなり、
同時に長年、苦労してきた「教育面で支援やアドボカシー」時代に幕が閉じようとしていますが、
でも、高校を卒業して大学へ進学しても、∫の内面的なものはそのままで、これからも変わること
なく、(それどころか多分、もっと色々な体験をして内面的に成長していき、インテンスさが増
すのではないかと予想する。)”ギフテッド”のままで大人の世界へ突入すると思います。


だからこれからは、自分で自分の特質を一層、深く理解したり、今までは気つかなった自分を
発見したりしながら、ギフテッド・アダルトとしてセルフ・ケアを心がけながら、素晴らし人生
を送って行ってもらえたらと願っているのであります。


最後に、ギフテッド・アダルトについて、とても胸に響く素晴らしい文章が書かれたページを
リンクしておきますので、もしかして(子供だけでなく)自分もギフッドかも?という疑惑が
よぎった親御さんなど、是非、読んでみてください。

(英語の文献ですが。)


”The field of education now seems to be moving to a largely external,
achievement-based measure of giftedness even for children, giving
precedence to products over mental processes. As it does this, it
devalues the individual and sets the scene for more children (who may
not be able to fit their mental gifts to the schools' narrow range of
achievements) to enter adulthood unaware of or denying the needs of
their unusual minds.


Gifted children do not disappear when they graduate from high school
or finish college or graduate degrees. They become gifted adults. If
they enter adulthood blind to their unusual mental capabilities, they may
go through their lives fragmented, frustrated, unfulfilled and alienated
from their innermost beings. What is different about the gifted individual
is his or her mind. Not understanding that mind make it virtually impossible
to honor the self.”

(Gifted Ex-Childより)


(日本語に訳してなくてごめんなさい。(汗))

これらの言葉、本当にそうだと思います。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-05-02 04:35 | Gifted Adults

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


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