2017年 11月 01日 ( 1 )

高IQと精神的、身体的疾患の関係(HB/HB統合理論)

for psychological and physiological overexcitabilitiesの論文がすごく興味深く、私自身の
個人的な(というか家族や親戚)経験や観察などを考えると、読んでいて納得いく点がかなりあり
ました!

(EGMさん、いつもとても為になる情報をシェアしてくださりありがとうございます!)

この論文、少し長めなんで、(内容は興味あるけれど長文の英語を読むのはちょっと面倒…)と思
う方もいるかも?と思っていたら、今朝、FBのニュースフィードでこの論文のポイントをまとめた
?論文よりも”フレンドリー”版の記事を見つけたので、そちらの方も追加情報としてリンクしてお
きますね。



この記事内で要点だけ抜き出してざっと訳しますと、


"概要:最新の研究によると、全国平均と比較し、高IQ者の間には、精神的、心理的疾患のリスク
   増加が見られることが明らかとなった。研究者の報告によると、一般人口の10%と比べ、
   IQが130以上のメンサのメンバー達の20%が、不安障害の診断があるとのこと。”
   

この研究の筆頭著者であるRuth Karpinski氏は、今回の調査結果は、知能と精神免疫学(環境に
対するストレス反応がいかに脳と免疫系の間の伝達に影響するかを探る研究分野)の両方の研究に
おいて意味を持つ(影響を与える)と述べている。


”これらの個人(研究対象者)の大部分が、彼らの特殊な感情的、身体的な過度激動(OE)による
影響で、日々、困難を感じていることから、今回の研究結果は関連性(意味)がある。IQの高さ
が、これらの調節不全に関わる機構システム内の前面や中心であるのかを、科学研究者達や団体な
どの間で調査されることが重要である。”と彼女(Karpinski)は語っている。


Karpinski氏と同僚は、hyper brain/ hyper body theory of integration(ハイパー脳/ハイ
パー身体統合理論)を構築した。それによると、高い認知能力の持ち主は、周りの環境に対して
過度の感情的、行動的反応を示すとされていている。一つには、この環境に対する高まった意識
の為、高IQ者の人たちは極度に興奮し、異常に活発な中枢神経系を体験する傾向にある。


”洋服のタグや、不自然な音などの少しの刺激が、低レベルの慢性的なストレス反応を引き起こし、
その結果、それが過剰な身体的反応を活性化させる可能性がある。交感神経系が慢性的に活性化
されたままだと、絶え間なく、身体と脳の両方に一連の免疫的な変化を引き起こす「ファイト」
(闘う)「フライト」(逃げる)又は「フリーズ」(固まる)の状態にあり、行動や気分、機能
を変化させることになる。”と、共同著者のDr. Nicole Tetreaultは説明する。


知能の高さは、心臓病や脳卒中、喫煙に関連した癌、呼吸器系疾患、そして認知症などといった
多くの健康状態において、保護因子となっているとの過去の研究報告を考えると、今回の結果は
意外であろう。とは言うものの、これらの病気やコンディションは、特に免疫の調節不全に原因
があるものではない。更に、これら(過去)の研究は高めのIQ(平均値以上)を対象としている
とは言え、サンプルは”ギフテッドの範囲の知能”(一般に130以上?)を含む前で止まっている。

(要するに、過去の研究対象の多くが平均以上(110+?)だけど、ギフテッドレベル(130+)
の参加者があまり含まれていないってことではないかと思います。)

(それに対して、今回の研究はメンサの会員(知能指数が人口の上位2%ー130以上)が対象と
なっている。)


”この研究の中で調べた多くの疾患やコンディションが現れるには、遺伝と環境との組み合わせが
関わっているというのは認識しています。”と、Karpinskiは言う。”今回の研究結果は、我々の
hyper brain/ hyper body theory(HB/HB理論)を立証していて、高知能が、精神神経免疫
学的パズルの遺伝的な一片の候補であるというのを探る、将来の研究に導くのに役立つかもしれ
ません。”

(Hyper Brain, Hyper Body: The Trouble With High IQより日本語訳引用)


以上、ざっと大まかにポイントを訳しましたので、大体の意味は捉えていただけたのではないか
と思います。

詳しくは論文本体に書かれていて、本当にとても興味深いので、(特にOEが心身ともに与える
影響の説明が腑に落ちて、すごく納得してしまった。)興味のある方、ぜひ、論文を読むことを
お薦めします!

OEは感情的、社会的な面で困難な思いをするだけでなく、身体的(免疫系)にも大きく影響し、
精神、身体両方の分野で辛い思いをする場合があるのかと思うと、ギフテッド(高知能)の人は
やっぱり一般よりも様々な面で生き辛さや困難が増すのではないかと思いましたねぇ。


そう言えば、最近はそうでもないですが、∫も小さい頃はアトピーやらその他のアレルギーに悩ま
されてましたし、(小さい頃は主治医に思春期になったら喘息が出る可能性が高いから覚悟して
おくようになどと言われましたし。汗)今でもひょんなことで(何に対してかは定かではないけ
れど)アレルギー反応を起こしたりして、まだまだ気を抜けませんが。

とにかく、今回の研究発表は個人的にもとても興味深かったです!

最後にもう一度、EGMさん、ありがとうございました〜!

(課題頑張ってください!)


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-11-01 07:12 | GT Research

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


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