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ギフテッドと感覚の問題

ギフテッドのセンサリー(感覚)の問題について、これ又なかなか興味深い
情報が含まれている記事を見つけましたので、いつものようにシェア
しますね。

(いつも英語の文献でごめんなさい。)



この記事、ギフテッドの感覚過敏(OE)や感覚統合の問題などに関して、
心理学や精神学、OT(作業療法)そして医学など様々な分野においての
研究結果や文献などの資料をまとめたもののようですね。


全部訳する気力がないので、(ここ数日間ちょっと忙しかって心身とも
疲れ気味。)以下、個人的に興味深いと思った点だけ抜き出してみました。




ギフテッドと感覚についての諸々の研究報告


■ギフテッド&タレンテッドセンターのある研究サンプル(500人)の
 中で、著しい感覚統合障害(SPD)の症状の有症率は35%だった。


■別の研究によると、あるセンターで検査を受けた6分の一のギフテッド
 の子に、感覚統合障害(SPD)を含む何らかの障がいが共存している
 のが見られた。

(ギフテッド&何らかの障がいで2Eって事ですね。)


■感覚統合障害はギフテッドの子達の認知、感情、社会性、運動能力の
 領域においての非同期発達という形で現れ、彼らの発達と機能的能力
 にマイナスの影響を与えるかもしれない。



■ギフテッドの個人が一般に見せる感覚上での問題は、刺激に対しての
 強調された認識と反応で、OE(過度激動)は心理的な要因に対して
 の超過敏性だけでなく神経系の過敏性にも関連している。


■ギフテッドのレベルが高くなるのと比例して増える傾向にある内向性
 は、痛み、聴覚刺激、皮膚電気刺激、そして臭覚的なインプットに対
 して強調された身体的敏感さや反応と関連している。



■ギフテッドの中では、感覚統合障害の中でも感覚調整障害(SMD)
 が最も一般的である。多くのギフテッドの子供達に統合運動障害
 も見られる。

(統合運動障害というのは多分”発達性協調運動障害”のようなものだ
と思うのですが、ギフテッドの子の中には動きがぎこちなくて協調性
運動に問題があったり、あまりスポーツが得意でない子もいたりして、
やはりこういうのが関係しているのかも知れませんね。)



■定型発達のサンプルと比べると、ギフテッドの子達は「Sensory
Integration Praxis Test」(感覚統合実行検査)で高度の触覚
 防衛反応を見せたが、それ意外は何も違いは見られなかった。


触覚防衛反応(tactile defensiveness)についてはこれらのページ
 が参考になります。





■対象グループと比べると、ギフテッドの子達は精神集中収容能力と
 処理スビードのタスクパフォーマンスに優れていたけれど、タスク
 の最中、それらとは関係のない情報(気が散る要因)を抑制したり、
 さえぎったりする能力は対象グループと変らなかった。

 過度の情報を効果的に遮る事が出来ないと、感覚刺激のインプット
 が増加し、調節を維持する為には相当の認知エネルギーが必要と
 なってくる。その為、もし視覚的、聴覚的、触覚的統合の処理が
 うまくいかないと、子供は感覚に圧倒されてしまうかもしれない。
 その結果、過集中又は注意散漫となる場合も。


(おぉ〜、なるほど。作業記憶のパフォーマンスでは優れた能力を
 見せているのに、(だから高い数値)宿題を提出する事を忘れて
 しまう、(気が散る要因をさえぎれなくて注意散漫になってしまう)
 というメカニズムが何となく理解出来た感じ。笑 ギフテッドだ
 からと言って、必ずしも余分な刺激や情報をスクリーンする能力が
 優れているとは限らないようですね。 逆にギフテッドの人達は
 うまくスクリーンできなくて、(LLIのように)全ての情報を取り
 入れ過ぎる傾向にあるような気がします



と、こうして見てみますと、ギフテッドである事と感覚処理や機能
など、何やら深く関係がありそうですよねぇ。


発達のアンバランス、又は「非同期発達」と言うのも、センサリー
の分野においての何らかの問題があり、それが各分野の発達に影響
しているのかもしれないというのはなかなか興味深い視点でした。


(この点は自閉症などの発達障害の場合も当てはまる感じですよね。)



小さい頃はとにかく聴覚過敏だったあーちゃん。
今ではかなりましになってきたように思います。

ちょっとしたストリートパフォーマンスの音にも敏感に反応してました。





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by giftedinfo | 2014-01-23 19:55 | Characteristics

ギフテッドは傲慢?

なかなか面白い記事です。

英語ですが、興味のある方の為にリンクしておきます。



この記事の最後に書かれているこの部分に私も同意します。


Gifted children benefit from the same parental and
social support as other children with respect to
perspective-taking, empathy, and values. They can
learn how to express their initiative, passion, impatience,
frustration, and excitement over achievements using
kindness and tact. They can be reminded that their
exceptional abilities are an accident of birth, and make
them no more special than others. They can be guided
to respect and appreciate another person's perspective,
even if they do not agree.”



ギフテッドの個人はその並ならぬ才能やスキル、そして周りの反応など
から時にはパースペクティブを失ってしまい、他人に対してつい傲慢な
態度を(言動)をとってしまう(又は彼らにとっては普通だけど他人
からは傲慢だと見られる)事もあるとは思うのですが、ギフテッドの
子達も一般の子と同様、他人のパースクティブや共感性、価値観などを
尊重する事を教えてあげるのが大切ですね。

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by giftedinfo | 2014-01-13 19:54 | Characteristics

ギフテッドの子育てヒント:感情性OE③

SENG (Supporting Emotional Needs of the Gifted)
サイトからの記事、


より。


以前の記事、「ギフテッドの子育てヒント:感情性OE」で出て来た情報
とダブルところもありますが、お復習いにもなるという事で、とりあえず
リンク先のオリジナルの記事をそのまま訳しておきました。

以下、前回の続きです。



多くの人が強烈な感情がギフテッドである事の一部であるという事に
気がついてなく、その事に対してはほとんど注意が払われていない。
歴史的には強烈な感情の表現は、豊かな内面の世界をもつ人生の証拠と
いうよりも、精神面での不安定さの表れだと見られて来た。


伝統的な西洋の見方としては、感情と知性は別々の、相反するものと
して見られているが、実のところは感情と知性の間には切り離す事が
できない繋がりが存在し、これらは結合し、ギフテッドの個人に偉大
な影響を与えるのである。


人生の喜びのもととなり、学ぶ事への情熱や才能分野の表現の原動力、
達成へのモチベーションとなるのが「感情の強烈さ」なのである。


人よりも全てにおいてより深く感じる事は時には苦痛であり、恐怖を
感じる事もある。 感情が激しいギフテッドの人達は常に自分が異常
だと感じる傾向にある。”私はどこかおかしいに違いない。もしかする
と気が狂っているのかも。 誰もこんなふうに感じている様子はない
みたいだし。” など。彼らはよく強烈な内面の葛藤や衝突、自己批判、
不安感や劣等感を感じたりする。



医学関係ではこういった彼らの葛藤を”病的な症状”と見なし、彼らに
神経質だというラベルを貼ったりする。 しかしこれらはギフテッド
の本質的な一部であり、彼らの個人の成長や達成に大いなる動因を
もたらすものである。



ギフテッドの子供達に、世の中で起こっている事に対する彼らの強化
された敏感さは、彼ら(ギフテッド)にとってはごく当たり前の反応
なのだという事を教えてあげるのが非常に重要である。これらが明確
に伝わってないと、彼らは彼らの強烈な体験を、自分が異常がある事
の証拠だと思ってしまうかもしれない。



他の子供達はギフテッドの子達が些細に見える事に対して強く反応を
しているのを見て、彼らをばかにしたりからかったりするかもしれない。
その結果、ギフテッドの子達の”自分は変っている”という感覚がさら
に強化される事になるかもしれない。 また、社会の不正や偽善など
に対して敏感に反応してしまうため、多くの感情的に激しい子供達が
かなり幼い頃から絶望感を感じたり、皮肉的になってしまう恐れがある。



感情的に激しい子を育てていく上で最も大切な事は、彼らの感情を受け
入れてあげると言う事である。 彼らが”自分は理解され、支援されてい
ると”感じる事が必要である。 自己認識、自己容認の念を発達する為に
彼らの知能を利用する事を教えてあげなさい。



適切な指導やしつけは、子供の自己訓練や感情面での能力の自信の発展
につながる安心感を発達させるので、親はこれらを実行する必要がある。
適切なしつけと言うのは、家族にとって重要な価値やルール、行動などの
一貫した適用である。子供にルール(を従う事)の利を説明し、行動の
結果(自分がとる行動がもたらす結果に責任をとらさせる事)を通して
それらを強化する。



感情を自由にオープンに話し合う。いい感情も不快な感情のどちらも。
話し合いを始めるきっかけとして、”感情温度計”を使うのが役立つかも
しれない。例えば、”1-10までのスケールで、今日はどんな気持?”と
いったふうに。 子供のアイデアや意見、気持をゆっくり時間をかけて
聞いてあげよう。偏った判断をせず、途中で邪魔をしたり、道徳的な説教
をしたり、別の事に気を引いたり、アドバイスをしたりしないこと。


(あぁ〜、前回出て来た”感情語彙を増やす”というアドバイス、こう
いう場合で微妙な感情のグラデーションを表現するのに役立ちますね。)


彼らの敏感さ、強烈さ、そして情熱を評価してあげる事。 自分自身が
彼らの痛みを見るのが不快だからと言って、子供の感情を最小限に抑え
ようとしないこと。 ”センシティブ過ぎる”とか”気を取り直して!”
”元気を出しなさい!”とか、”大丈夫!”などと言ってもあまりヘルプに
はならない。



子供が怖がっていたり不安な時は安心させてあげ、強烈な感情を物語や
詩、芸術作品、音楽、ジャーナルそしてフィジカルな活動などを通して
表現する方法を見つける手助けをしてあげよう。 彼らの身体的な能力
が知的能力にマッチしない事で苛立つかもしれないという事を理解して
あげ、これらの感情を対処するのを手伝ってあげる。 結果だけでなく、
努力の過程に報酬を与えること。 短所にいつまでもこだわるのでは
なく、長所を強調する。



センシティヴであると言うのは弱点ではないという事に気がつくべきだ。
子供に年相応の責任を与え、世間や彼ら自身の犯した行動の不始末などに
対して過度に庇護しない事。彼らはまず”子供”であり、そして”ギフテッド”
であるという事を忘れてはならない。 ”小さな大人”を期待しない事。
遊びや娯楽の活動はしっかりとした感情の発達に不可欠である。



最後に、予防対策としての専門家のカウンセリングを探すのもよいだろう。
健全な心の発達を支援する事と社会的、感情的問題を予防する事のどちら
もとても重要である。 感情の激しいギフテッドの子達に彼らの内面の
世界の経験を受け入れ、それを彼らの長所として大切にする事を教える
支援をしてあげる。 その為には、私達親が子供にとってポジティヴな
お手本となるように、私達自身も自らの経験や感情を尊重し、受け入れ
るべきである。



合理的、理論的な思考を重んじ、感情を理性の反対と見る社会では、感情
の価値について語る事は決して容易い事ではないかもしれない。だが、
もし親や教育者が子供の感情の激しさに気づき、それらを子供に”長所”と
して前向きに示してあげる事ができれば、子供達はこのギフトを理解し、
大切にして行く事を学ぶだろう。このようにして、感情の激しい子供達は
この世で自らのユニークな自身を表現する権限が与えられ、彼らのギフト
やタレントを自信と喜びとともに活用して行くのである。

オリジナルの記事からは以上です。


個人的にもとても参考になる記事でした。

少しでも皆さんの参考になればいいのですが。


(ちなみに、うちでは家族間で感情の衝突が激しくなった時など、皆で
ちょっとドライブして自然に触れに出かけたりしています。こうやって
気分転換したりするのもちょっとした対処法ですね。)


夕暮れ時のタホ湖。 やっぱり自然に包まれると気持も落ち着きます。




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by giftedinfo | 2013-12-18 19:49 | Characteristics

ギフテッドの子育てヒント:感情性OE②

前回の記事に引き続き、又もや感情的にインテンスな個人についてとても
参考になるSENGの記事を見つけましたので、こちらの方もリンク
しておきます。



いつものように以下、ざっと訳しておきます。



ギフテッドであるという事は、知的な面だけでなく感情面での構成要素
も含み、知的面での複雑さと感情面での深さとは切っても切れないもの
である。ギフテッドの子の思考が他の子のと比べてより複雑でより深い
のと同じように、彼らの感情もまたより複雑でより強烈だと言える。


その複雑さは、彼らが体験する幅広い範囲の感情で見る事ができ、その
強烈さは、親や教育者達にとってはもうお馴染みである、何事において
”極限までの徹底ぶり”で明白に見る事ができる。



ギフテッドの子の”感情の強烈さ”というのは、他の人よりももっと感じ
ているといったものではなく、世界を人とは違った感覚や方法で体験し
ている事である。(より鮮明に、夢中でのめり込み、浸透しながら、
包括的に、複雑に、堂々と、スリル感に震えるように生きている事を
感じるかのような強烈な感じ方。)


(度合い的なものだけではなく、質的なものとでもいいましょうか。)



「感情の強烈さ」というのは様々な違った形で表われる。


■感情の強烈さ

 ポジティブな気持、ネガティヴな気持、ポジティヴとネガティヴが
 入り混ざった気持、極端な感情、短期間のうちにある感情から別の
 感情に素早く移り変わるような複雑な感情、他人の気持への共感、
 同時に泣いたり笑ったりなど。


■身体的症状

 身体は感情を反映するもので、感じている事が、胃の緊張、心臓の
 沈み、紅潮、頭痛、吐き気などの身体的症状となって表れる。
 

■感情の抑制

 臆病な気持、恥ずかしさ
 

■強い感情記憶

 感情が激しい子はある出来事に関連する感情を憶えていて、しばらく
 経った後でもその瞬間を再び体験したり、感じたりする傾向にある。
 
(これはあーちゃんによく見られる事で、私達があーちゃんに対して
 言った事やした事など、特にネガティヴな感情を連想する出来事を
 鮮明に憶えたりしているので、私自身あーちゃんに対しての言動に
 特に気をつけています。汗)


■恐怖感や不安感、罪悪感、自己コントロールの喪失感

 (恐怖感や不安感が強いのも感情性OEの一部なんですねぇ。)


■死に対する不安、落ち込んだ気持


■他人に対する感情的な愛着、共感、労り、心配する気持、人間関係
 においての敏感さ、動物への愛着、新しい環境への順応の困難、
 孤独、人間関係の深さの度合いについての他人との葛藤、衝突。


(これはパパとあーちゃんを見ていても思うのですが、友情関係など
 においても、自分が思っているほど相手はその関係について思い入れ
 がなく、お互いの関係の親密度に意識の違いを感じたりした時など、
 ギフテッドの個人はとてつもない失望感や裏切られたという気持も
 強く感じてしまうような感じがします。自分も相手に対して精神的な
 エネルギーを注ぎ込むゆえ、相手に対しても同じような”見返り”を
 期待する傾向がある感じで、その期待が外れると精神的にネガティブ
 な感情を引き起こしやすくなるのではないかと思います。親としては
 子供のこういう精神状態に注意を払ってあげるべきだなぁと思います。)
 


■自己評価や自己判断に対して批判的。無能感、劣等感。
 


(感情的に強烈というのは”感情を強く感じると”いうだでなく、物事や
出来事を違った感覚で体験している(反応している)という事で、こう
いった一見、ネガティヴにも見えるあらゆる精神的&身体的症状や特徴
も、ギフテッドの感情性OEの現れであるという事を認識する事ができれ
ば、親や教育者も子供に対しての見方も変わり、彼らをいい方向へ導いて
行ってあげる為の対処や支援をしてあげられるのではないかと思います。)



尚、長くなりますので一旦ここで一区切りして、このオリジナルの記事
の日本語訳は次回に続きます。

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by giftedinfo | 2013-12-17 19:47 | Characteristics

ギフテッドの子育てヒント:感情性OE

又もやお馴染み、SENG (Supporting Emotional Needs of the
Gifted)サイトで、”emotionally intense”(あらゆる刺激に対して
感情的に強い反応示す)子供の育児に役立ちそうな記事を見つけたので、
ここで又皆さんシェアしたいと思います。



私も個人的に日々経験している事ですが、感情的にインテンス(激しい、
強烈)な子供やパートナーとの生活というのは、毎日の暮らしの中で、
時には彼らの強烈な感情(ポジティヴ、ネガティヴどちらも)に、こちら
の方も肉体的にも精神的にもあれこれ振り回されて圧倒されてしまい、
決して容易な事ではありませんよね。


感情的にインテンスは個人というのは、よく周りから”過剰に反応し過ぎる”
非難される傾向にあり、又彼らの他人に対しての思いやりや気配り、人間
関係対するフォーカス、そして彼らが抱く強烈な感情、そしてそれらに
由来する言動時にはまわりから、”干渉し過ぎるだの”おせっかいだ”、又
”権威的””支配的”と言った印象を持たれる場合もあったりすると思います。


こういったネガティヴな印象は、彼らの日々の生活、特に対人関係などに
おいも彼らにとって不利には動く場合もあり、(パパとの生活で、個人的
にも大いに経験済み。汗)感情的にインテンスな人は世間の風当たりも強い
と思います。



この記事によりますと、このような感情性OEの強い者同士が生活を共にして
いる場合、大抵はお互いが相互の気持を理解し、相手の事を思いやれるとの
事ですが、たまにこれらのインテンスな者達が同時に”インテンス”な状態に
なってしまう場合など、衝突しがちになる事もあるとの事なので、やはり
こういった感情性OEの強烈な子供達(そして大人も)に、あらゆる状況に
おいての対処法や感情性OEの特徴を上手く利用する手段やテクニックなど
教えるが大切ではないかと思います。


(個人がどう感じるか、刺激にいかに反応するかという部分は脳の体質なの
でなかなか変え難いと思うのですが、自らの強い感情をどう受けとめ、どの
ように対処していくかはある程度自らがコントロールできる事だと思います。)



■感情の強烈さを認識、対処、そして大切にしうまく活用する戦略


感情的にインテンスである事のポジティヴな面や結果などを共に話し合う。
(例)他人に対して敏感、思いやりがある、忠実である、情熱があるなど。
  

多様性や個人の違いを大事にし賛美する。


これらの特徴が、個人が世界を見る目にどう影響するかを考えてみる。
 (万華鏡のレンズを通して見ていると想像したり。)


個人をあるがまま受け入れる。
 (彼らの”奇妙”な感情の表現や非一般的な物事の見方ややり方なども含む。)


彼らが自分自身の感情を対処するのを支援する為、親も”聞くスキル”
 (話しにフォーカスし、相手の話(考えや気持、経験など)を理解する
 スキル)や”反応スキル”(相手の立場や見地を理解した事を伝えたり、
 その他のフィードバックを示すスキル)を学ぶ。



子供の感情ボキャブラリーを増やす。
 (継続的な感情語彙を含む)

 ちなみに例として、こちらが”ハッピー”の断続的語彙です。

 content ーpleased ーhappy ーjoyful ーecstatic ーblissful

(語彙を増やす事により、自分の気持を言語化しやすくすると言う事か?)



彼らの気持の準備が出来た時、言葉や動作、芸術、ジャーナル、音楽
 など、様々な手段を通して自分の気持を他人とシェアする事を教える。


(*これって本当に大切なスキルだと思います。あーちゃんの場合は小説を
 書いて、自分が強く感じる事や思いなどを吐き出してました。 そして
 ただ今、パパも子供を対象とした小説に挑戦中のようです。こういった
 インテンスな感情をクリエイティヴな活動を通して表現したり伝えたり
 する事で、ネガティブな感情はポジティブなエネルギーに変換されたり、
 ポジティブなものは更に昇華された形となって、新たなエネルギーを生み
 だしていくような感じがします。)
 


他人の感情、またはそれらが欠けているように見えたにしても、それら
 を尊重する事を教える。

(例え相手の感情が不可解に思えてたり理解出来なかったにしても、”そん
 風に感じるのは間違っている”と否定したり、訂正したりするのではなく、
 相手が感じている事を認識してあげ、尊重する事が大切だと思います。そう
 する事によって他人に対して寛容的にもなり、フラストレーションやモヤ
 モヤした思いも減少するのではないかと思います。)



自らの失敗をいつまでもくよくよ考えるのではなく、自己の反応や行動
 を変える方法を見つける事を教える。

 (resilience-レジリエンス(弾性、回復力)はとっても重要な要素ですね。
  麦っ子精神(はだしのゲンより)を培って欲しいです。)



強烈な感情を分ちあう。落ち込みや鬱もOK。

(絶望感を強く感じると自殺などを考えてしまう事もあるので、特にこう
 いった強烈な感情は身近な者達に吐き出しだして欲しいです。子供が
 そういった胸の内を吐き出しやすい雰囲気を作り出す事が大切ですね。)
 


身体的や精神的な反応を予期し、それらに対して対処できるように準備
 する事を教える。


変化が起ころうとしている時、人や場所、物などに対する愛着について
 考える。


彼らの強烈な感情が、いかに他人に不利な影響を与えるかもしれないと
 言う事を理解させる。

(パースペクティブ・テイキングのスキルを教えるいい機会にもなるのでは?)



強烈な感情をジャーナルを書いて表現する事を奨める。

(ジャーナルに限らず、詩を書いたり、作曲したり、映画の脚本を書いたり、
 絵やその他のアートで表現したりと、「感情の表現」の仕方は色々あると
 思います。 個人があれこれ試しながら、自分に効果的だと思う表現法を
 探って行く事も「自己発見」のプロセスの一部だと思うので、それらも
 大いに楽しむべきですね。)
 
 

感情のエネルギーを発散する為、身体的なはけ口(運動、ダンスなど)
 を見つける。

(うちのパパの場合、メインのはけ口が”身体を動かす活動”です。
 ボクシングやジョギング、筋トレなどで心のモヤモヤ、いがいが、
 フラストレーション、ナーバスなエネルギーなどを発散している
 ようです。あーちゃんの場合は身体的な活動はそれほど効果がない
 みたいで、どちらかと言えば数学の問題やパズルを解いたり作成
 したり、物語を書いたりなど知的・精神的な活動を好むようです。)



以上。


刺激に対する反応(激しい感情)はなかなかコントロールし難いかも知れ
ませんが、でもその激しい感情をどう処理するか、どう対処するかは自ら
の意識やコーピングスキルである程度うまくマネージする事ができるので
はないかと思うので、こういうスキルを身につけるサポートをしてあげたい
ですね。

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by giftedinfo | 2013-12-11 19:45 | Characteristics

ギフテッドの理想主義

約1年半のホームスクールの後、丁度6年生の真ん中辺りから現在の学校に通い
始めたあーちゃんですが、その当時は毎日学校に行くのが楽しくて仕方がない
といった感じでした。


そしてその興奮は去年の7年生の前半〜中半くらいまで続いたようでしたが、
その年の終わり頃になると、ハネムーン期が終わったのか(笑)なにやら
ポチポチと授業の退屈さや、クラスメート達の態度や行動について文句を言う
ようになっていました。


授業内容の物足りなさについては、8年生になるとまた学習内容やレベルも
高度になって来るだろうという期待があったみたいですが、実際今学年度が
開始してすでに3ヵ月が経っているというに、未だに自分が期待していた
レベルとはほど遠い内容みたいで、意気消沈気味であります。


まっ、でもごく最近では(11月に入って)例の長編小説を書く事に熱中して
いるせいか、授業中退屈な時は物語の筋書きなどをあれこれ考えたりして気
を紛らしているみたいです。


が、クラスメートの行為に関してはどうやら以前よりもさらに悪化していって
る様子らしく、相変わらず授業中だと言うのにあちこちで無駄な雑談が多か
ったり、先生の指示や指導に従わず、反抗的な態度を示したりする子もいて、
全体的にクラス内がカオス状態な時が多く、もともと正義感が強く、規則が
守られていなかったり、不正が行われていたりするのが耐えられず、理想が
高いあーちゃんにとっては、毎日このような状況の中で時間を過ごさなけれ
ばならない事は、かなりのフラストレーション、ストレスの要因となっている
ようであります。


あーちゃんの頭の中には、学校という場所において、自分なりの「理想の
あり方」というのが存在するらしく、自分の抱く理想とは大違いの現実の
あり様に、自分が何も出来ない事に対してのもどかしさと怒りを覚え、最近
ではそれらは生徒達だけでなく、彼らをコントロールできない教師達、又
更にそれらの教師に対して何の対処もしていない学校やそのシステムに対し
幻滅をしている様子でもあります。


尚、この”状態”は、あーちゃんから聞いただけで、実際私が教室に行って
確かめたわけではないので、この表現がどこまで正確なのかはわかりません。

私が思うところでは、多分実際の状況は、あーちゃんが”感じる”ほどひどく
はないのではないかと思います。


他の子達にとってはそれほど気にならない事でもすごく気になってしまう
あーちゃんですので、(OEの為)ごく一般的なクラス内のちょっとしたざわ
つきも、あーちゃんにとっては”カオス状態”と感じてしまうのかもしれません。


そして何事においてもかなり高い理想の持ち主である為、「〇〇とはこう
あるべきだ!」という断固とした見方があり、毎日その「理想」と「現実」
のギャップを目の当たりにしなくてはならない状況に、精神的にも疲れて
きているんでしょう。


私もこれについては本当にどう対処してよいものやらと頭を悩ませています。


ギフテッドの子供達は物事において、あらゆる可能性を想定したり見いだし
たりする事ができるので、理想主義者である事が多く、その一方、同時に
現実の世界では自分が抱く”こうであるべき”という理想が満たされていない
というのも嫌というほど経験する事になります。


これらの子達は物事に対して敏感であり、何事も強烈に反応してしまう為、
「理想」が満たされていない場合、絶望感や苛立ちを鋭く感じてしまう傾向
にあり、それらが最終的には「うつの状態」を引き起こす事も決して少なく
ないんですよね。


だからこういう面に関しては、私もあーちゃんの理想を簡単に否定したり、
その苛立ちや幻滅感を軽くあしらったりするべきではないと言うのも充分
心得てはいるのですが、さて、どのように対処すべきかと考察中であります。


クラス内での雑談に関しては、あーちゃんはすでに先生に何度も何とか対処
するようにとクレームをつけているので、先生達も注意をしているようなの
ですが。



"When intensity and sensitivity are combined with
idealism, as so often happens with bright children
and adults, good things can happen because they
can keenly see how things might be. But this can
also lead to frustration, disillusionment, and
unhappiness. Sometimes this prompt perfectionism;
other times it results in existential depression.
Through our relationships, we must provide understanding
and nurturance so that they do not feel alone and helpless
in a world that seems so paradoxical, arbitrary, and
even absurd. We can help nurture their idealism, and
indeed we must if the world is to become a better place.


と、ギフテッド、特に2E関係に精通しているJames T. Webb, Ph.D 
の言葉にもありますように、ギフテッドの子達のこういった特徴について、
親としてはそれらを理解し、育成していってあげるべきですね。


不条理で曖昧で、時には馬鹿げたように思えるこの世の中がよりよい場所と
なる為にも、彼らが彼らの「理想」を実現できるよう励まし、そして支えて
いってあげたいものですね。

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by giftedinfo | 2013-11-21 19:24 | Characteristics

うちの子やっぱりIQ高いです

この「The Gifted Teen Survival Guide」というギフテッドのティーン対象
にした本、元々はあーちゃんに読ませようと購入し、私自身はまだじっくり読む
機会がなかったのですが、最近時間がある時にパラパラと読み始めてみました。

(あーちゃんはとっくの昔に読み終えています。)






この本はアメリカのギフテッドのティーンによって答えられたアンケート調査
の結果を元に編集されたらしく、ギフテッドと呼ばれる子達の、ギフテッドに
関するあらゆる課題について、彼らがどう感じ、どう思っているかなど、実際
”生の声”を聞く事ができ、とても興味深い本であります。


その中の「Intelligence」(知能)についてのチャプターで、IQについて説明
されている箇所があるのですが、とりあえず真面目に(?)IQとは何であるか?
などの定義や情報などの後、少し違った視点や見方から捉えたIQの意味が付け
加えられていて、この部分を読んで私は思わずクスッと微笑むとともに、そう
そう、と大きくうなずいてたのでした。


著作権などの問題もあると思うので、あまり詳しくは書けませんが、私が思
わず笑ってしまった部分がこちら。

6 More Possible Meaning for the Acronym IQ

というタイトルで、”IQ”という頭文字のその他6つの”ありえる”意味について
冗談っぽく、でも確かに一理ある!とうなづけるリストが書かれていて、私
が特に(全くその通り!)と思ってしまったのがこちらの説明であります。

IQ means.....

Individual Quirks

In one IQ test, you are asked to find the "best, most sensible" word
to complete this sentence: "The foundation of all science is_________."

Your choices are "observation," "invention," "knowledge," "theory,"
and "art". Which do you feel the best?

The test developers have a particular word in mind. If your opinion
differs, no point for you.

知能検査の中で、”次の文章のスペースにもっとも当てはまると思う言葉
を選びなさい”という質問があるとして、

”全ての科学の基礎は____である”

という文章の穴の部分に入る言葉として、

”観察”、”発明”、”知識”、”理論”、”芸術” という言葉の中から選ぶと
します。 この中で一番当てはまると思うのはどれか?


尚、実際のWISCなどのテストはこういった選択肢式ではなく、自分が
答えを考えだし、それを口頭で言わないといけないのですが、その答え
の”適切さ”によって与えられる点数が変ってき、子供の考えだした答え
がテスト開発者達の見るところの”模範解答”でない場合、それがいかに
オリジナリティーや創作性に溢れていたにしても、点数がもらえないと
いう事にもなりかねないんですよねぇ。


だからこういった、人とちょっと視点が違ったユニークな思考、独創的、
クリエイティヴ思考の持ち主にとっては、通常のIQテストではそういった
素晴らしい特性が評価されにくいのではないかと思います。


(上の文章で私が咄嗟に頭の中に出て来た言葉は”curiosity”(好奇心)
だったので、私も点数0ですね。苦笑)


ただ、ギフテッドの子供達の検査に慣れているギフテッドの専門家達
はこういった部分なども充分認識しているので、彼らの答えに対して
マニュアルに書かれている通りのみの解釈だけでなく、長年こういった
子達に接して来ながら培った、”洞察力””観察力”などでより的確な分析、
判断などが出来るのでしょう。


だから子供がギフテッドかどうかの鑑定を目的としているのなら、
基本的には”障害があるかどうか”を見極める事に焦点をあてている
スクールサイコロジストよりも、ギフテッドの特質や思考パターン、
行動傾向などに精通している、”ギフテッドスペシャリスト”に測定
してもらう方が、正確な結果が期待出来ると思いますね。


あーちゃんが通っていた前の学区では「特別教育」の基準を判定する
為のみの目的として知能検査が行われていたので、それを前提とした
姿勢で測定されていて、何だかバイアスもあった感じがしました。

だから私達はわざわざ自腹を切って、ギフテッド専門家のDr. Palmer
に診てもらったのですが、それだけの価値は充分あったと思っています。


尚、ギフテッドプログラムが充実している学区では、ギフテッドの
鑑定専門のスクールサイコロジストが測定しているようなので、そう
いう地域は問題ないと思いますが。


残念な事に日本では現在のところそういったギフテッドのスペシャリスト
は見つけ難いと思いますが。

IQ= Individual Quirks

であるとするならば、よくまわりから”個性的で風変わり、ユニーク”
だと言われているあーちゃんは、かなりの高IQの持ち主です! (笑)


尚、このギフテッドのティーンの為のサバイバルガイド、参考になる
情報がたくさんつまっていて、個人的にも大いにお薦めの本です!

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by giftedinfo | 2013-11-19 19:22 | Characteristics

ギフテッドである事

英語が苦手な人は申し訳ないです。

でもついさっきギフテッド関係の情報フィードのリンク先で訪れたサイト
を読んでいて、つい最近私自身が色々と考察していたトピックや内容と
似ていて、思わず深く共感&感動してしまったので、リンクしておきたい
と思いました。


この記事を書いた方の想いが、とても美しく、そして切実に伝わってきます。



Many people with beautiful minds hide it under a bushel basket. This stems
not only from a longing for acceptance in a society that values egalitarianism,
but also from resistance to facing the prospect of glorious existence. It takes
courage to look at the highs and lows of our various capacities. And the
reticence of the adult gifted to be open and honest about how their mind
works perpetuates a climate in which gifted children do not feel fully
invited to shine.”


平等主義を尊重する社会の中では、ギフテッドの人達は彼らの”ビューティフル
マインド”をつい包み隠す傾向にあるけれども、でも成人のギフテッドの人達
自分達のギフテッドについて無口でいる事は、ギフテッドの子供達が、彼ら
自らの才能をのびのびと自由に輝かせる事ができにくい風潮を永続化していく
事になる、といったような意味合いの事が書かれているのですが、まさにその
通りだと思います。


ギフテッドの子供達には、自らのアイデンティティを否定することなく、特殊
でユニーク、そして美しく素晴らしい輝きをもった”ギフテッドマインド”
大いに謳歌する、お手本的役割であるギフテッドの大人達の存在がとても大切
ではないかと思います。


"Yes, some minds are quantitatively and qualitatively different from the norm.
And that difference matters."


" Any self-reflective person has already taken an honest look at self-doubt,
and they need the fundamental validation that they have an interesting
existence in the world before they can take on any subtle challenges about
how to reach others and have their intended impact."


「ギフテッドとは何か?」というのを知る事は、教育や支援の分野だけでなく、
ギフテッドの個人が”自ら”を認識し、受け入れ、そして自己のアイデンティティ
を形成して行く上でも必要不可欠な事ではないかと思います。

”自分”が”自分”である事のvalidation 。(確認、検証)


これだけでギフテッドである個人の心が救われるようですね。

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by giftedinfo | 2013-11-13 19:16 | Characteristics

ギフテッドである事のマイナス面

何だか最近体調が優れず、昨日は一日中めまいや吐き気を感じ、ほとんど
ベッドに横たわっている状態で、ブログも休み休みしながら更新しました。


(そんな状態でも更新しないと気がすまないというのは、これも完全にOCD
状態になっていて、私もあーちゃんの事を言ってる場合ではないですよねぇ。汗)


最近、特に偏頭痛や関節の痛み、倦怠感などを感じる事が多くなって来ている
のですが、今回のようなめまいや吐き気を感じたのは初めてで、気になって
色々とネットで調べていると、どうやらこれらはよくある「更年期障害」
症状みたいですね。


私も40代も後半の方ですし、これも仕方がないと言えばそうなのですが、いやぁ
何だか年々こういった症状が酷くなっていってる感じがするので、歳はとりたく
ないものだなぁ〜と最近ひしひし感じています。


今日は昨日に比べると断然ましになりましたが、まだ頭がぼ〜っ(;´ρ`)として
いてとても英文を訳するだけの集中力がないのですが、一つとても興味深い記事
を見つけたので、そちらの方をリンクしておきたいと思います。(英語)


「19 Reasons It's Horrible To Grow Up Gifted」

(記事内の右上のとクリックして行くと、1から19までの理由がみれます。)


この記事には、Redditと言うオンラインのニュースや面白い記事の一覧を提供
しているウェブサイトの利用者が、"[For those] labeled as gifted children,
do you think the label harmed you, or helped you?"

(子供の頃に”ギフテッド”とレーベル付けされた人達、そのレーベルはあなた
に取って害となったか?それとも役立ったか?)と言った内容のアンケートに
対して答えたものがリストとしてまとめられています。


実際のアンケートに対してのリスポンスの数々はこちらで読めます。


記事によると、このアンケートに答えたほとんどの”元ギフテッドチャイルド”
(そして現在ギフテッドアダルト)の人達が、


「ギフテッドであるという事で学校やその他で得た”特別扱い”は”平均以上の
IQ”である事がもたらす代償に値しない。 実際、子供の頃に感じた自己満足
など、結局大人になってから害となったりしている。」



と言った、何とも残念な意見も多いみたいですねぇ。


リストの中には明らかに、


・From an early age, you believe it's you vs. the world.
 (幼いうちから”自分”対”世の中”(周りは敵だという意識)
 を持つようになる。)

・You develop a superiority complex.
 ( 優越コンプレックスが発達する。)

*優越コンプレックスとは、自分が他より優れていると思い込み、実際
 以上に高い自己評価を持つこと。その裏に、激しい劣等感をかくすための
 心理的防衛機制が働いている。

 superiority complexの人は、「自分が他より優れていなければならない」
 ことが最優先になってしまうため、ささいなことでもすべて上下関係を
 つけたがったり、自分の劣等感を刺激する人(失敗を指摘した人、自分より
 優れている人など)を執拗に攻撃したりなどの問題行動を起こします。
 自分以外の人間はすべてダメだと言ったり、自分がいかに優れているか
 についてまるで白日夢を見ているような不思議なウンチクをたれたりする
 事もあります。このような問題行動のため、孤立することが多いのですが、
 かえって「自分は正当に評価されていないが、機会が与えられれば素晴しい
 ことができる」と思い込むようになることもあります。

こちらのサイトより引用)

・And that makes you arrogant.
 (そして傲慢になる。)

・Inflated expectations also lead to a deep feeling of inadequacy.
 (誇張された期待が自らの深い無能感へ導く)

 親やまわりからの高い期待に、自らの能力に対して疑問を抱いたりする。

・You put too much pressure on yourself.
 (自分自身に対してプレッシャーをかけ過ぎる)

・In fact, everyone expects you to be perfect.
 (周りが”完璧である”事を期待する)

・You're always trying to get everyone's approval.
 (いつも皆の同意、認可を得ようとする。)

・You become terrified of failure.
 (失敗をひどく恐れるようになる。)

・It's hard to stay positive.
 (ポジティヴでいる事が困難である)

・You constantly feel like you are alone.
 (常に孤独感を感じる。)

・Ultimately, you set unreasonably high standards for yourself.
 (最終的に、自分自身に対して途方もない高い基準を設定する。)


などと言った、親や教育者、カウンセラーなどのサポートによって改善する
こともできる”perception”や認知の問題も多いので、ギフテッドの子達が
陰ながら苦しんでいる心の葛藤を知り、それらのサポートをしてあげるのが
とても大切だと言う事を再確認させられるような報告だと思いました。


ここではマイナス面のみがとりあげられてますが、周りの接し方、意識の
持ち方次第でギフテッドの子達の”自らに対しての見方”も随分と変って、
ポジティヴな方向へ変えて行く事も可能だと思いますので、”ギフテッド
チャイルド”として育つ事が”horrible"だと感じないようにしてあげたい
ものですね。
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by giftedinfo | 2013-08-30 18:54 | Characteristics

ギフテッドの完璧主義について

現在、ちょっと暇がある時などに、こちらのセールで手に入れたこの本に
パラパラっと目を通しています。

               Coping for Capable Kids



この本、まだ読み始めたばかりなのですが、ギフテッドに関連する様々な
問題や、それらに対する具体的な対処法、対策案などが簡潔にわかりやすく
書かれていて、すでにその情報量や実用的なアイデアにえらく感心してます。


この本はギフテッドの子達に対しての、教育面、感情面、社会面といった全て
の分野においてを対処して行く上で、親(そして教育者)にとっては非常に
心強いガイドブックとなるのではないかと思います。


(この本を99¢で買った私はなんとラッキーなんだろう!)


で、この本の中で、”完璧主義”に関してなかなか興味深い事が書かれてあった
ので、ここでちょこっととりあげてみたいと思います。





まず、(ほぉ〜なるほど〜)と思ってしまったのが、


”多くのギフテッドの子達は、自分の周りの環境(物事や人物又は状況など)
において、それらをオーガナイズしたり、組織化、構造化する傾向が強く、
この子達は状況を”コントロール”しようとするあまり、しばしば取り組ん
でいる作業や活動を支配してしまいがちになる。”



(活動や行事を取り締まろうと、周りにあれこれと命令口調で指図したりする
傾向があるのでしょう。そうなると周りからも、”bossy"だと思われるかも
しれませんよね。 いや実際あーちゃんも色々と人のやり方までにちょっかい
だしたりして、ちょっと”bossy"だなぁと思う時があります。)



”完璧主義”というのは、ある意味、”自らの存在”に対して”責任”を持ち、
それを統制(コントロール)をしようと試みている表れであり、ギフテッド
の子達は物事を見分ける"知覚”も鋭い事から、”平凡””優秀”との区別も
明確に捉え、そうすることが”成功””失敗”をコントロールする手段と
なっている。”


とあり、”成功”する、”パーフェクト”であるという事が、自分自身、又は
自分の人生を”自らでコントロールしている”という感じがし、物事にも規律や
組織、構造が保たれ、精神的な安定を得る事ができるのかもしれませんね。


私もよくあーちゃんに、

「結果よりも、頑張ってトライしている、チャレンジしているという姿勢や
過程が大切なのだから、”完璧”である事にフォーカスする必要はない!」


と言い聞かせているのですが、この本によると、


”Making an effort is not enough. It's the standard of the work
that counts for these children."



と、この子達にとっては”努力をしている”というだけでは不十分で、重要なの
はその作業(作品)の”基準”であるという事らしいのですが、その基準という
のがこれ又、現実的なものを超えた、”知覚が敏感で想像力に優れた子供が作り
上げた”理想像なので、厄介なんですよね。


まだ年齢も低い場合など、ギフテッドの特徴であるスキルの不均等の為、知的
や知覚的部分においての発達に対して、身体的や感情的な発達が伴っていない
場合など、頭の中にある”理想像”を再現する事が出来ない為(手先などの
微細調整がまだ未熟)イライラして癇癪を起こしてしまう、(感情面で未熟)
などといった事もよくみられたりするようです。


この本の中には”完璧主義”に対して、親や教育者ができるさまざまな対処法
などがあげられていますが、全部はあげられきれないのでその中から参考に
なりそうなものをいくつか抜粋してみました。


              ■親や先生が出来る事


親自身が、自分のミス(間違った靴下を片方履いたり、ミルクをこぼしたり)
 を”大した事ない”という態度で笑って受け止め、子供にその姿勢をみせる
 (子供の”間違い”や”失敗”に対しての意識を変えようと試みる。)


子供の理想が実際の能力を超えている場合でも、子供の気持を”否定”
 せず、”認識”して、別の解決法に導いてあげる。

 例えば、子供がおばあちゃんに手紙を書いているのだけど、鉛筆で字が
 うまく書けずイライラしてる時など、

 「ちゃんときれいに書けてるわよ。」

 と、子供の判断(自分ではうまく書けていないと思ってる)を無視した
 言い方ではなく、

 「おばあちゃんにきれいな字で手紙を書きたくて、それがなかなかうまく
 いかなくて腹がたつのね。パソコンでタイプしてみる? それともお母さん
 が軽く下書きしたのをなぞる?」

 と、子供の気持を認識してあげ、別のオプションを提案したりする。
 

最終的な結果よりも、”何かを作り出している””作業をしている”という
 プロセスを奨励する。

子供が今まで試した事がない新しい事をやらせる。
 ”何か新しい事にチャレンジする”という楽しさを教える
 

ご褒美(リワード)は”結果”が対象でなく、”努力””試み”を対象とする。 
 
 ”出来たからご褒美”ではなく”試したからご褒美”というように。


”達成”(accomplishment)は最終的なものだけではなく、それぞれ
 いくつかの違ったレベルの達成があるという事を教える。

間違いをおかす事やリスクを冒す事も”学習”の一部だという事を教える。


以上、こういったちょっとした心がけや姿勢で、子供が不健全な”完璧主義”
を頭に植え付けてしまうのを防ぐ事ができるかもしれませんね。


ちなみに、以前にもギフテッドの完璧主義に対しての対策、対処法について
とりあげた記事を書いてますので、追加参考としてリンクしておきます。


「OE(過度激動)、完璧主義、ストレスのマネージメントについて」


(今回のと情報がかなりダブってますが、こうして改めて読んでみると結構
 忘れかけていたアイデアがリフレッシュされて自分自身のいい復習になり
ますねぇ。)
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by giftedinfo | 2013-05-01 18:09 | Characteristics

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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