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渋谷区のギフテッド教育についての記事で思ったこと

先日、FBのフレンドさんがシェアしてくださった、渋谷区のギフテッド教育に関する記事の中に
書かれていた一部の文章(中邑教授の発言に、な〜んとなく違和感を感じていたところ、タイ
ムリーにも今朝、このような記事を見かけ、思わず共感してしまいました!
これって、大人の世界だけでなく、子供(学校教育)に関しても同じような事が言えるんじゃな
いか?などと思ってしまいました。

子供にとっても、「理不尽なことに耐えられば成長」ってわけではないと思いますね。

記事内にありますように、「忍耐」と「努力」が混同されることがないよう、この二つの区別を
しっかりし、又、長い目で見て自分の目的を達成するために、時には理不尽に耐えることが必要
な場合もあり、”先に何があるのかをしっかりと見通した”上での判断が大切というのもうなづけ
ました。


ちなみに私が渋谷区のギフテッド教育プログラムの記事で違和感を感じたのが、


”同センターの中邑賢龍教授に、渋谷区で想定されているプログラムについて尋ねると、「教科書
では物足りない、分かりきっている子どもたちに何が欠けているかといえば、リアリティが欠け
ています。そこをさまざまな課題を通して認識させていく授業を企画しています」との回答が返
ってきた。


「例えば今年も実施したいと思っているのですが、子どもたちから情報機器を取り上げて、紙と
鉛筆だけを渡して、神社の鳥居がいくつあるか、一日中都内を歩いて調べさせてみます。何人か
の子どもたちが調べてみると、鳥居の種類が2種類あることがわかります。インターネットで検
索すれば1分以内でわかることかもしれませんが、これだけの時間と人をかけて、やっと鳥居が
2種類あることがわかるのだという過程を学んでもらいます。知識を人から引っ張ってくるので
はなく、知識を生み出す方法をこう言う授業の中で教えていきたいと考えています」(中邑教授)”



という部分で、もちろん、学習の目的によっては、ネットで検索しないで、実際に”都内を一日中
歩いて調べさせ、鳥居の種類が2種類あることをわからせる”というプロセスも必要な時もあるの
かもしれませんが、でも、「知識を生み出す方法」を目標としているならば、その過程(一日中
歩いて調べる)は、あくまでも情報収集の一部であって、実際に新しい知識や概念を生み出して
いるわけではないのでは?などと思ってしまったのでした。


”知識を生み出す”って、具体的にここでは彼(中邑教授)がどう言う意味を指しているのかよく
わからないのですが、もし「新しい知識(概念)を生み出す、創作するというのを言っているの
であれば、そのプロセスに必要なのは、すでに存在する知識や情報(たとえば都内には2種類の
鳥居があるなど)をもとに、それらを分析したり、応用したり、評価し、アイデアを合成したり
して創作するなどの「高度な思考活動の訓練」で、効率的な情報収集の方法があるにもかかわら
ず、(ネットで検索など)あえてそのような余計な体力と精神力、時間を費やすような過程を学
ばせることによって、子供達が得られる物とは一体なんなのだろう?と思ってしまいます。


非効率的な方法、理不尽とも思える作業に耐える忍耐力や根性、精神力を鍛えること?


中には、そういった無駄なこと、理にかなってないこと、自分が納得できないことに対して疑問
や反感を感じるギフテッドの子もいるんではないかと思うのですが。

(いや、多分、大半のギフテッドの子達が理不尽なことに耐えられないのではないかと思う。)


体力がないうちの∫など、身体的に面倒くさくて効率が悪いことや、道理にかなってないこと、
理不尽なこと、自分にとって意義が見出せないこと、自分の理念や信念に反することなどに対
し、ただ漠然と指示に従うタイプではないので、

「基礎的な作業(情報収集)にそれだけ余計な時間を費やすのは腑におちない。学習で大切なの
は、既存の知識や概念の収集方法ではなく、いかにそれらを更なる高度な段階の思考活動へと結
びつけて、最終目標である「創作」へと導いていく過程の方だと思うから、そんな初歩的な活動
(情報収集)に時間と労力を費やすのは時間の無駄だ。」


などと、異議を唱えたりして、そういった活動に参加することを拒否しそうです。(苦笑)


実際、ギフテッドの子達の学習に重点を置くべき部分というのは、こちらの過去記事でも書いて
ますように、「知識」や「記憶」、「理解」などといった基本的なレベルではなく、もっと高度
な上層の領域である「評価」や「創作」である為、情報収集といった一番初歩的なレベルに必要
以上の時間とエネルギーを費やすことは、高度なレベルの思考活動を渇望する彼らにとっては、
知的発達の為にもならないし、(フラストレーションのために)学習意欲やモチベーション喪失
の原因ともなりかねないのでは?と危惧するのであります。


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まぁ、詳しいプログラムの内容を聞いたわけではないので、一概に判断するべきではないと
いうのも十分、心得てはいるのですが、私としては、このプログラムが、「大人になってか
ら社会に対応できるように、自分が嫌なこと、価値を見出さないこと、理不尽なことなどに
対しても、忍耐力、根性を育成すること」などといった、妙な”精神論”のトーンが混ったカ
リキュラムや指導法でないことを願うばかりであります。


ギフテッドの子達は、そういうのは普通の学校やクラスで既に体験済みだと思いますしね。


にしてもらえるといいな、などと願ったりしています。苦笑)


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by giftedinfo | 2017-10-01 08:53 | Gifted Education

断定的な表現を訂正しました

少し前の「先生、ほんまですか〜?」という記事の、ギフテッドの子の教育ニーズについて語って
いる文章で、あまりにも断定的な表現をしてしまってたのに気がついたので、ここでその部分を訂
正しておきたいと思います。

こちらの、

”私は自分の子供が特別な教育のニーズがあるから、(ギフテッドの子に特別な教育ニーズが存在
するのは疑いのない事実)学校側と協力しあって、それらのニーズを満たそうと、できる限りの
ことを尽くしているだけであります。”

という文章で、「ギフテッドの子に特別な教育ニーズが存在するのは疑いのない事実」と書きまし
たが、この文章だとまるで私が独断的に決めつけて勝手に主張しているように見える為、その部分
を、

「ギフテッドの子に特別な教育ニーズが存在するのは、アメリカのギフテッド教育関連の世界では、
ごく一般に認識されている考え方です。」と書き直しておきたいと思います。


ちなみに、私がこう感じる根拠と言いますのが、自分と自分の子供の経験に加え、こういった情報
が元になっています。


Myth 2: Teachers challenge all the students, so gifted kids will be fine in the
     regular classroom.

     Although teachers try to challenge all students, they are frequently
     unfamiliar with the need of gifted children and do not know how to 
     best serve them in the classroom…(中略)
     "Too often, the brightest students are bored and under-challenged
     in school- We're not giving them a sufficient chance to thrive."

こちらは似たような情報が日本語で書かれたページです。

そしてこちらの記事がとても興味深いし、納得できます。



”ギフテッド(の傾向)があるかどうか別にして、その可能性を見て、クラス全体で教師が”普通”
に対応してくれたら、それが望ましい。”


などとおっしゃる方もいられるようですが、ギフテッドであろうがなかろうが、全ての子供のそ
の子にとって特殊な教育や学びのニーズを考慮せず、みんな一クラスにまとめて、皆に対して教
師が”普通”に対応することが、本当に”望ましい”ことなのでしょうか?


習得(マスターしている)レベルや習得のペース、理解の深さや独特の学びの特徴がそれぞれ違
う子供たちを全て一まとめにして、皆んなが分け隔たりのないように、同じ内容を同じように指
導することは、そりゃ、それらを主張するものにしてみれば、

「私はどの”個”も皆んな公平に、平等に扱うことを唱えているの〜。皆な同じで皆んないい!」


っと、その個人自身にとっては(自分が”私は平等主義者、差別など大反対!”などと自分に酔い
しれて感情的にハイになっているので)幸福感を感じて満足しているので”望ましい”んでしょう
が、実際にペダゴギー(教育学、教受法)的視点から見ると、それって本当に(ギフテッドに限
らずどの生徒にとっても)効果的で、各自の為になるんでしょうか?

(そういった”皆んな一緒で普通の対応”のクラスの中で、学習意欲、学ぶことに対しての情熱を
失い、アンダーアチーブメント、または中退してしまうギフテッドの子がどれだけいることか。)


知的障害の生徒に、彼らの特殊なニーズを考慮し、彼らに適した教育や学習を提供することにつ
いは明らかに”差別行為”とは見られていないのに、同じく一般とは違った知的・学習ニーズを持
つギフテッドの子に対しては、それが”差別”となるなど、それってかなりダブルスタンダードで
はありませんか?


本当に心からギフテッドの子たちの知的、社会性の発展やヘルシーな人格形成を願うのであれば、
”どの個も皆一緒に!”っと、彼らをフィットしない教育環境に無理やり押し込めてしまうことは
残酷だというのがわかりそうだと思うのですがねぇ。


生徒だけでなく、指導をする教師側にとっても、ニーズが混ったクラスの指導は、素人がそうや
って、”皆に対して普通に対応すればいい”、といった、なかなか簡単なものではないはずですよ。


結局のところ、それって、自分自身の感情的な自己満足をフィードする為のものであって、本来
考慮するべき「個人それぞれに効果的な学習によって、子供の教育ニーズを満たす」という目的
など全く考慮に入れてないってことでは?


そういった部分など考えず、ただ軽はずみに「口先だけの”絵に描いた餅”理想ギフテッド教育論」
ばかり唱えても、結局のところ、一番犠牲になってしまうのは、子供達の方ではないでしょうか。


あららら。すいません。

又しても辛口になってしまいましたね。(苦笑)

今日こそは全て忘れて明るくポシティヴなトーンで、と思っていたのに。


お口直しと言ってはなんですが、先日、久々に鮮やかな夕焼けが見られたので、そちらの方の写真
をアップしておきますね。(笑)

皆さんにも楽しんでいただけると嬉しいです。


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うっすらと虹が見えました。

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by giftedinfo | 2017-09-12 04:19 | Gifted Education

情熱を期待するのではなく、興味関心を促進する

ギフテッド教育に関して参考になる情報が満載の、お馴染Byrdseedのサイトで思わず共感した
記事を見つけたので、毎度のごとく皆さんともシェアしたいと思います。



"Passion" Is Unreasonable.

”When we call something a "passion," it implies lifelong devotion and intense
focus. "Passions" sound like they should be big, important, world-changing
ideals. But this is way too much to expect from a kid. And how lame does
it feel to admit, "I don't really have a passion."


"It's okay to just be "interested" in tennis, the guitar, politics, roller skating,
or gardening. There's no need to force these to be "passions" (unless they
really are.) Interests aren't intimidating. We can all name some interests.
They don't have to be world-changing. But! Interests can become something
bigger given enough time and resources."

(Encourage Interests, Don't expect passionsより)


本当にそうだと思います。

確かにギフテッドの個人は一般的な特徴として、自らの興味関心分野に対して強い”情熱”持ち、
それらを追及していく傾向はあるとは思うのですが、でもギフテッドの皆が皆、そうだとは限ら
ないと思うんですよね。

中には自分がどの分野に関心があるのか、何を追及したいのかもまだはっきりとはわからず、
に対しても別にこれといって”情熱”を抱いているわけではない、という子たちも結構いるんでは
ないかと思います。


特にまだ子供なんだから、興味関心分野もまさに探索、探求の段階であって、色々な分野を探
て試してみたり、それで関心が高まらなければ別の分野に目を向けたりしている最中だと思うの
で、そんな子供達から「情熱」という大それたものを期待するのはちと、無理があるのでは?と
思ったりしますね。


情熱というのは興味関心が発展、進化して育っていくものだと思うので、いきなり情熱を期待す
ると、まだ開拓途中で情熱を見つけていない子にとっては、プレッシャーを感じるかもしれない
などと思うのであります。


だから情熱を期待するのではなく、子供の興味関心を促進する為の援助をしてあげることが大切
ですね。

(もちろん、外からのヘルプなしで積極的に自分から興味関心の探索、追及をする子もたくさん
いるとは思いますが。)


以下、リンク先に書かれていた、子供が興味関心を発見する為に私たち大人(親や教育者)がで
きる事というのが、


一緒に映画を観る
本屋さんをうろつく
博物館や美術館を訪れる
YouTubeを観まわる
プロの人達と会う
様々なイベントに参加する
ソーシャルメディアで興味深くて面白い人達をフォローする

など。


私は∫が小さい頃は、毎晩の読み聞かせで本を利用して、色々なトピックや概念に触れさせてい
したねぇ。

もともと本が大好きだったので、興味関心を利用して更に興味関心分野を広げていったという感
じでした。(笑)


そして現在でもよく一緒に映画、特にドキュメンタリーを観ては、今まで知らなかった分野の知
識や関心を広げたり深めていったりしています。

(フィルムを見終わった後はよく自分で、オンラインであれこれ調べたりしてますよ。笑)


子供の興味関心を高める方法はこの他にも色々あると思いますので、親もクリエイティビティを
活かして探索・開発の手伝いをして行ってあげたいですね。


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by giftedinfo | 2017-03-15 02:25 | Gifted Education

∫のオンラインスクールにもギフテッドの支援が?

今朝、∫のバックパックの中があまりにも汚かったので掃除をさせていたら、底の方にスナック
菓子の食べこぼしや、空の包み紙と混ざって、親に宛てられた学校からの封筒を発見しました。

∫にその封筒の中身を聞いてみたけど、「知らない」と素っ気なく答え、私にそれを渡してくれ
たのですが、その中にはなんと、このような手紙が入ってたではありませんか!

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"We will be having a GT Parent presentation to discuss the possibility of
starting GT groups and guidance lessons. Please take the opportunity
to meet our GATE counselors, and find out what they can do to support
our GT students at (∫のオンラインスクール ) this year."


…と、∫の所属する学区のオンラインスクールでも、もしかしたらGT(Gifted and Talented)
の生徒対象に、ギフテッドの支援やサービスが受けられるようになるかもしれないみたいじゃ
ないですか〜!

この手紙は、この学校でのGTグループとガイダンスレッスン開始の可能性について話し合う、
親たちとカウンセラーによるミーティング・セッションの招待状でした。

(これ、いつもらってきてたん?私がバックパックの中調べなかったら、そのまま期限が切
れてしまって”知らずじまい”になってたんやないか〜!って思いましたが。015.gif

おぉ〜!


学区内において、他の普通の学校と比べると、比較にならないほど小規模であるオンライン部門
ではありますが、学区のGifted & Talented Program部門が(非典型的である)この学校にも
他と同等なギフテッドのサービスを提供しようとする姿勢は素晴らしいなと思いましたよ〜。

(まぁ、当たり前と言えばそうなのかもしれませんが。)


実際、∫の学校関係者(カウンセラーや校長、先生など)の話によると、ここ数年の間、学区内
でもこのオンライン部門に転校してくる生徒が急激に増えたみたいで、その中でも特に、一般の
学校では個人の学力的、社会・感情、精神的なニーズが満たされない生徒が、個々のユニークな
目標、ニーズを満たす為にこの学校に移ってきてるみたいです。


一昔前だと、オンラインスクールと聞けば、社会的、感情面で問題を抱えた(不登校など)生徒
や、学力面で特別なニーズを抱える生徒(発達障害や学習障害など)が多かったみたいですが、
最近では特に一般の学校では”知的・学習”ニーズが満たされなく、社会・感情面でも課題を抱え
ギフテッドやタレンティドの生徒のエンロールメントも増えてきているみたいで、学区のオン
ラインスクールも”ギフテッドの教育オプションの一つ”として考慮されるようになってきている
と感じますね。


∫の学校でもかなり優秀な生徒が増えたようで、(びっくりしたことに、この学校からはスタン
フォード大学合格者も出ている!)ここ数年の間には∫が開設した数学クラブを始め、アカデ
ミック・オリンピッククラブや、文学クラブなどのアカデミック関係のクラブもどんどん開設
され、普段は自宅でオンライン学習している生徒達も、頻繁にキャンパスに出向いて行き、こう
いったクラブ活動に積極的に参加して、仲間達と知的活動を楽しんでいるようです。


一般の学校では(あらゆる事情で)なかなか馴染めず、本来の能力や才能が発揮しにくい子達が、
それらを発揮出来る場所や機会があるというのは本当に素晴しいことだと思います。


∫もこのオンライン形式だからこそ、一般の高校に通っていたならかなり難しかったであろう大学
とのDual Enrollmentも比較的簡単に実行することができたのですから。

(もし大学の数学のクラスが取れない状態だったら、∫は現在でも不登校児、感情面での問題も
抱えていただろうと思うので、この学校の存在は親としても本当に救われてます。)


今回、∫の学校がこういった方向(GTの支援やサービス提供)に進んでいるというのは、やはり
それなりのディマンドが高まった(ギフテッドの生徒が増えた)ってことなんでしょうね。


尚、封筒の中にはギフテッドに関する情報も同封されていて、それらが”アカデミックな方面”の
みを強調しているのではなく、ギフテッドの生徒の知的以外の特徴(社会・感情面)などにも視
点が向けられていて、この学区のGTの見方が”バランスよく包括的”って感じで、個人的には好感
が持てました。

こういう情報も含まれてました。

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この流れ(プラン)がこのまま進行することを祈ってます。


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by giftedinfo | 2016-12-27 04:04 | Gifted Education

ギフテッド教育に関する情報サイト

このギフテッド教育についてのとても参考になる情報が盛りだくさんサイト、以前も多分、この
ブログのどこかで紹介しているとは思うのですが、見つけられないので今回、改めて再度、紹介
しておきたいと思います。


What is Byrdseed?

Byrdseed is all about better understanding our gifted learners. Stick around
and you'll learn how to differentiate lessons, teach across the content areas,
and appreciate gifted kids' unique social and emotional needs.

(Byrdseed aboutのページより)


このサイトではギフテッド教育(カリキュラムや内容、レッスンの進め方、指導法などなど)と
いった分野だけでなく、ギフテッドについての話題全般、ギフテッドの社会・感情的ニーズに関
する情報なども含まれていて、教育者だけでなくギフテッドの子供を育てる親にとってもとても
役に立ちます。

英語ですが、それぞれの記事はとても簡潔で明確にポイントを捉えているので、英語がそれほど
得意ではないという方でも、比較的読みやすいサイトではないかと思います。


尚、私が👍と思った記事をいくつか抜粋しておきます。


これらの情報は学校(クラス)だけでなく、家庭でも実践できると思います。



教育者だけでなく、親の”意識”や”態度”改革もとても大切だと思いました。



子供に何を期待しているのかを明確にし、”見本”や”例”だけでなく、”悪い例”なども見せて、
子供がゴールに達成できるように、段階ごとに噛み砕いて指導することが大切ですね。

(この方法は私もまだ∫が小さい頃ABAセラピーをしている時に、セラピストさんから実行する
ように教えられ、とても効果的だったので、以来、ずっと実践しています。)



"Labels have a general usefulness. Are there people who use labels to make
bad decisions? Of course. But if a shopper grabs pork chops instead of
ground beef, that's their fault, not the big "meat" sign on the wall's.

This is why I think explaining labels is so vital to help kids, parents, and
teachers. Labels are useless if they aren't understood. A big PRODUCE sign
means nothing if you think it means "food that comes from a cow."

And from my experiences speaking with many kids, parents, and teachers, we
have a lot of work to do to better explain the gifted label."


まさにその通りだと思います!


ラベルそのものは、ある目的や機能を果たす為に効果的で、非常に役に立つものであり、
("Having a vocabulary to summarize a person's needs is incredibly powerful."
という著者の言葉に同感です!)それを悪用・乱用するのは人間であって、決してラベル自体
がいけないということはないと思います。


もちろん、著者も記事の中で述べている通り、ある一定のラベルの説明・描写が明確でなか
ったり、間違ってたりしたら、”ラベル”としての機能は果たせず、逆に混乱や誤解を招いたり
してしまうこともある為、ラベルの正確な描写というのがとても重要となってくるでしょう。


だから「ギフテッド」という言葉を使うのであれば、個人が勝手に感じる受け取り方や解釈、
定義を交えて語るのはとても危険なことだと思いますね。


(しつこいようですが、ギフテッドは発達障害の一部ではありません。)


アメリカのギフテッド教育に興味のある方、この素晴らしいサイトを是非、チェックして
見てください!

(日本の学校の先生たちにも是非、見てもらいたいです。)


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by giftedinfo | 2016-12-05 02:58 | Gifted Education

そんな簡単なものではない

以前私達が住んでいたカリフォルニアの学区もそうだったけれど、アメリカ内でも比較的
ギフテッド教育に熱心で、小学校から高校までシステム化されたギフテッドプログラムが
実施されている我が学区でさえ、私が常日頃から感じていた事についてがこちらの記事で
取り上げられていたので、それを読んで(やっぱりそうだよなぁ)と思ってしまいました。



"The United States routinely spends more tax dollars per high-school
athlete than per high-school math students---unlike most countries
worldwide. And we wonder why we lag in international education
rankings?"


"Sports are embedded in American schools in a way they are not
almost anywhere else. Yet this difference hardly ever comes up in
domestic debates about America's international mediocrity in
education. (The U.S. ranks 31st on the same international math test.)
The challenges we do talk about are real ones, from undertrained
teachers to entrenched poverty. But what to make of this other
glaring reality, and the signal it sends to children, parents and
teachers about the very purpose of school?


アメリカの一般的な公立学校、特に高校というと、フットボールなどのスポーツがかなり
全面的にプッシュされていて、スポーツ関連のプログラムも充実している(学区の教育資
金もそちらにかなり当てられている。)のですが、その反面、アカデミック(教育)面に
関して言えば、アメリカはPISAの世界ランキングでは数学が31位という情けない結果で
ありながらも、確かに米国内ではこの事実(数学やその他のアカデミックな分野よりも
スポーツに資金が当てられていたり、力が注がれていたりする)が話題に取り上げられる
ことは少ないように感じますねぇ。


アメリカの生徒の学力が低い理由の一部として、”教師の質”(訓練不足)とか、”貧困の
問題”とか、原因とも言える要素が色々挙げられてますが、でもこの”学業よりもスポーツ
に資源や資金、人材をつぎ込む”という、おかしな優先順位のつけ方(判断)については
滅多に話題に上がってきませんよ。


私が思うに、世の中や学区側も認識はしているけど、気がつかない振り、もしくは見て
見ぬ振りをしているのではないかと。


"Over the past few years, budget cuts have forced more school
districts, from Florida to Illinois, to scale back on sports programs.
But in most these places, even modest cuts to athletics are viewed
as temporary--and tragic--sacrifices, not as necessary adaptations
to a new reality. Many schools have shifted more of the cost of
athletics to parents rather than downsize programs. Others have
cut basic academic costs to keep their sports programs intact."


"Football at Premont (HS) cost about $1,300 a player. Math, by
constrast, cost just $618 a student. For the price of one football
season, the district could have hired a full-time elementary-school
music teacher for an entire year."


教育予算削減の為により、教員や業務関連の人材、その他、諸々のプログラムをカット
したり閉鎖が強いられた場合、上記の例にもあるように、スポーツ関連のプログラムを
維持していく為には、基本的なアカデミックな分野のコストを削減することもある、と、
学業(教育)よりもスポーツ優先!って感じで、何やら本当に学校の本来の目的(教育
じゃないの?)を見失ったかのような、まさに判断力が問われるような優先順位のつけ
方ではないかと思ってしまいますが。


で、資金削減の対象が、スポーツ関連以前に数学などの”基本的なアカデミックの分野”
へ向けられるのであれば、当然、それらの必須項目よりも”エキストラ”、”贅沢”的存在
であるギフテッド・プログラムがまだ先に犠牲になるでしょうから、たとえ学区にそれ
らのプログラムが存在していても、将来的にはどうなるかもわからないわけですよ。


(実際、∫が通っていたカリフォルニアの公立学校(Kー8)でも、州の教育予算削減
の為に、それまであったギフテッドプログラムが廃止されてしまいましたし。涙)


ギフテッド教育が実施されているアメリカと言えど、州や学区によってその存在や内容
も大幅に異なりますし、(尚、アメリカの州ごとのギフテッド教育事情についてはこち
らのデイビソンページで情報が得られます。)例えそれらが現在存在していても、将
来的にはどうなるか、何の保証もないと思いますよ。


だから一概に、「アメリカに行けばギフテッド教育が受けられる」というわけでもない
ですし、しつこいようですが、アメリカでも州や学区によりけりなんです。


子供にとって適した教育環境(ギフテッド教育)を望むのであれば、アメリカ国内でも
綿密なリサーチは必要不可欠ですし、(そして必要ならば機会を求めて地域を移動する
ということも考慮しなければならない)海外(日本)からそれらを求めてやってくる場合
など、どの州のどの学区でどういった教育やプログラムが提供されているのか、という
のを事前に調べることはmustです。


だからたまに日本の”ギフテッドについて詳しい専門家や心理士”などが、ギフテッドの
子の育児や教育に途方に暮れている親に対して、

「今の日本ではギフテッド教育はまず無理なので、海外に移住、もしくは留学させて
あちらで(ギフテッド教育を)受けさすのがベストでしょう。」

などと、こちらの詳しいギフテッド教育事情についての情報も提供せず、こんな風に
軽々しく言ってるなどの話を聞いたりすると、はっきり言って無責任だと思いますよ。


又、それはこちら(アメリカ)に在住する者が、たかが地域的にギフテッド教育につ
いて少しばかりの知識や情報を得ているからと言って、アメリカとは社会状況や文化、
国民性、教育事情なども異なる日本在住の人達に、”やっぱりアメリカに行くべきです”
などと、簡単にアドバイスするのも同様に無責任だと思いますね。

実際はそんな簡単なものではないんだから。


第一、子供がネイティブのように英語で学習できるほどの英語力を持っていなければ、
ギフテッド・プログラムに選抜されるだけの学力(特に英語)なりテスト結果なりを
すぐに出せる(示せる)というものでもないでしょうし、それどころか一般の授業に
ついていけないと見なされた場合は、ESLのクラスに入れられたりして、ギフテッド
プログラムどころの話ではないのが現実でしょうし。


私が以前、∫の学校でボランティアしていた時、クラスの中で明らかに賢い(知能が高い)
とわかるメキシカンの移民の子がいたのですが、彼女は英語力が低かった為に英語の成
績やテストの結果が悪く、”学力低レベルグループ”に入れられていて、(この子がごく普
通の家庭/教育事情のもとで育っていたなら、元々の高い知能や学力を示すことができる
可能性も高く、ギフテッド・プログラムなり”高レベルグループ”なりに属していただろう
なぁと、とても残念に思ったりしたものでした。


又、∫の所属する北ネバダ数学クラブのメンバーの一人に中国から来ている子がいて、彼
はとてもスマートで学力も高いので、(もちろん数学も優秀)こちらに移住している彼の
叔母さんが、彼にこちらで優れた教育環境を与えてあげたいとわざわざ彼をアメリカに
呼び寄せ、PG専門のデイビソン・アカデミーに入学させようとしたらしいのですが、彼
は米国市民でもなく、永住権も持っていなかったので、パブリックスクールであるデイ
ビソンへ入学することができなかった、などという話なども聞いたりしました。


尚、別に市民権、永住権を持っていなくても、地域の一般の公立学校へ行くことはでき
るとは思うのですが、(永住権を持ってない日本人駐在員の子なども普通の公立学校に
行ってるし。)デイビソンは州の特別なギフテッド専門学校なので、外国人の受け入れ
にある程度制限があるのかもしれません。

(私も詳しいことははっきり知りませんが。)

(あっ、考えてみればギフテッドのサポートが目的であるデイビソン・ヤングスカラーズ
の応募資格も、米国市民か永住権を持つ者ってあって、外国人は対称でないみたいだし。)


仕方なく、その叔母さんは彼を地元のかなり高額な私立学校へ入れたのですが、彼の
学力レベルではその学校はフィットしてないらしく、(デイビソンを目指すくらいの
レベルなら、その学校が合ってないというのがもちろん理解できた。)わざわざ中国
から呼び寄せたものの、どうしていいやら途方に暮れているなどと言ってました。


でもアメリカ、特にカリフォルニアのベイエリアや東海岸のある一定の地域なんかだと、
私立のギフテッドスクールも山ほどあるのではないか?と言われるかもしれません。


確かに”ギフテッドスクール”と称する私立の学校も全米のあちこちにありますが、授業
料も私立の大学並くらいのところも少なくなく、日本からだと(よっぽど裕福な家庭で
ない限り)経済的な面でもバカになりませんし、また、これらの学校は入学審査なども
知能検査や学力試験(SSAT/ISEE、 SAT/ACTなど)などを提出しなければならなかっ
たりするところも多いので、(特に名門校の場合など)そうなると又、「言葉」(英語)
の問題が上がってきたりと、英語を母国語としていない子(又はバイリンガルでない子)
にとってはかなり厳しい道となるのではないかと思うのです。


こんなことを言ってしまうと、ギフテッド教育を求めて海外へ行こうと考えている方の
希望や夢を壊してしまうかもしれないのですが、でも「アメリカに行きさえすればギフ
テッド教育が受けられる。全てが解決する。」と、実際の状況を何も調べずに期待だけ
していると、理想と現実のギャップに直面してしまうかもしれないということを言いた
かったのであります。


でも、きちんとリサーチして知識や情報を得、しっかりと準備をして臨めば、子供に
とって最適な社会、教育環境の機会を与えてあげられるかもしれませんので、やはり全
てはその個人次第ではないかと思います。

ギフテッド教育に関しては、アメリカに住んでいる者でさえも、子供の為にできる限り
ベストな教育の機会を与えてあげたいと、知識や情報を片手に、理解のない理不尽な
教育者を相手にしながら、あれやこれやと試したり、失敗したりと試行錯誤を繰り返し
ながら、日々、頑張っているのが現実であります。


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by giftedinfo | 2016-08-27 07:19 | Gifted Education

Dr. テレンス・タオによるギフテッド教育についてのアドバイス

最近、かつて数学の神童と呼ばれ、現在はカリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)
の数学教授であるDr. Terence Taoによるこちらのブログを読みまくってます。

…と言っても数学の内容関連以外のエントリーだけですが…

このDr. テレンス・タオ、もちろん数学(そしてその他の分野)に関して超天才的な才能
を示し、とにかくもの凄い知性の持ち主なのですが、でも彼の数学以外のその他一般の
話題についての記事を読んでいても、この方のアカデミック以外での、”smartさ”だけで
なく、”wiseさ”や、一人の人間としての心の広さや深さ、優しさ、そして信念の強さなど
と言った彼の”人格”、”人柄の良さ”もひしひしと伝わってき、彼に対して以前にも増して、
更に尊敬の気持ちが深まりました。


(尚、こちらに彼についてのまとめのページを見つけたので、興味がある方は覗いてみて
ください。本当に凄い方なので!)

a0332222_06060570.jpg

(Google imageより画像拝借)


その自らも明らかにPG (Profoundly Gifted)である彼のブログの中に、ギフテッド
教育についての彼の見方や考え方、アドバイスなどが書かれたエントリーがあり、読んで
いて深く共感したし、とても参考になったので、ここで皆さんともシェアしたいと思い
ます。




この記事の中で私が同意したのがこちらの部分。


”Firstly, one should not focus overly much on a specific artificial benchmark,
such as obtaining degree X from prestigious institution Y in only Z years, or
on scoring A on test B at age C. In the long term, these feats will not be the
most important or decisive moments in the child’s career; also, any short-term
advantage one might gain in working excessively towards such benchmarks
may be outweighed by the time and energy that such a goal takes away from
other aspects of a child’s social, emotional, academic, physical, or intellectual
development. Of course, one should still work hard, and participate in competitions
if one wishes; but competitions and academic achievements should not be
viewed as ends in themselves, but rather a way to develop one’s talents,
experience, knowledge, and enjoyment of the subject.


特に最後の、

”コンテストやアカデミックなアチーブメント(結果)は、それ自体を”最終目的”と見る
べきではなく、むしろそれらは個人の才能や経験、知識、そしてその分野に対する喜びや
楽しみを発展、開発していく為の道であると見るべきである。”

と言う部分には私もうなづきました。


コンテストで受賞したり、学校でいい成績を収めたりするのは、そうすること自体が目的
・ゴールなのではなく、その過程は、自分自身が内面的(精神/感情)にも知的にも個人
として発達、成長していく為に重要な”修行のプロセス”と見れば、「結果」だけにフォー
カスしてしまう事なく、そう言った「学びのプロセスやプログレス」にも価値を見出せる
のではないかと思います。


そしてこちらの、


”Secondly, I feel that it is important to enjoy one’s work; this is what sustains
and drives a person throughout the duration of his or her career, and holds
burnout at bay. It would be a tragedy if a well-meaning parent, by pushing
too hard (or too little) for the development of their child’s gifts in a subject,
ended up accidentally extinguishing the child’s love for that subject. The pace
of the child’s education should be driven more by the eagerness of the child
than the eagerness of the parent.”


と言う2番目のアドバイスも、実際、∫を見ていて(まさにそのとおり!)っと、激しく
共感してしまいました。


うちの場合も、∫が学業的に大学やコミュニティ・カレッジで先々進んで行っているのも
”本人”が強く望んでいて、∫自らが”教育のペース”を設定して実行していると言う感じで、
私達親はあくまでも、その∫の要望が実現するように、ロジスティックスや経済的な面で
の支援をしているのみで、最終的には∫自身が自らの学びのイニシアティブをとっている
ので、やはりその分野においての”情熱”と”喜び、楽しみ”を抱くことが重要なポイントだ
なぁと思います。


ギフテッドの子達って、多くの子が自分が何を望むのかよく心得ていて、強い信念を持
ってたりするんで、親がいくら無理強い(push)してもそう簡単に親の言うことを聞く
もんでもないですし。(苦笑)


親が無理強いし過ぎて、子供の情熱の炎を吹き消してしまうことにでもなれば、まさに
逆効果となってしまうので、やはり子供の学びのペースの主導権は子供自身に握らせる
のが効果的ではないかと思います。

(実際、ギフテッドの子には親が”押す”というよりも、子供に”引きずられ回される”って
表現がぴったりする感じが。(笑)


私達も長年、∫に引きずり回されて(文字通り、コンテスト遠征などでも!笑)色々と大
変なギフテッド育児&教育ではありますが、本人の満足そうでハッピーな顔を見ていると、
まぁ、私達もとりあえずはなんとかそれなりにやってきているんだろうという感じです。


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by giftedinfo | 2016-08-14 06:43 | Gifted Education

せめて邪魔をしないで欲しい

2014年のUSAMO winner、そしてIMOゴールドメダリストであるEvan Chenさんの
ブログを読んでいて、これだけ明らかに特別な才能を示しているギフテッドの生徒でさえ、
学校や学区から彼の能力に適した教育・学習の機会や支援を得るのに結構、苦労をしたん
だなぁ…と、非常に残念な気持ちになってしまいました。



Maybe it’s too much to ask that schools do something special for top students.
Can you at least not get in their way? Like not forcing students to be an office
assistant for 500 hours to obtain ADA funding? Or more generally, how about
just not forcing students to take classes which are clearly a waste of time for
them?

という部分がなんとも悲しいですねぇ。


そして、∫の教育環境の設定に関して同じような経験をしてきた私達も、

Ask a lot of people: if one administrator says no, ignore them and ask another
one. Be prepared to hear “no” a lot, but keep waiting for the one or two crucial
“yes” moments. If push comes to shove, switch schools, apply to college early,
etc. Take the effort to get this one right.

…というアドバイスに大いに共感させられました。

("___Students Have to Sufferより抜粋)


そしてこちらのFAQの答えも。

”How did you take undergraduate/ graduate math classes in high school?

To set the record straight: in high school I five classes from UC Berkeley
and San Jose State total; you can see the notes I took. The main limiting
factor is getting your high school to let you run off. Every college
professors I've met is more than happy to help out high school student
who is interested in learning more math. It's the high school bureaucrats
that put their foot down.

Talk with your high school administration and see if your can strike a
deal. If one person says no, talk to someone else. You have to be very
aggressive with these things to make progress, because otherwise
the administration has no real incentive to help you."


ギフテッドの生徒の教育に関しては、アメリカと言えども道はなかなか厳しいようで
すが、自らのプログレスの為には諦めず、粘りしつこく、頑としてして働き続けていく
ことが大切ですね。

それにしても彼、かなり学校や学区、システムに対して憤りを感じているみたいですが、
それを考えるとうちの場合は学区が結構、支援的だったのでラッキーでした。

(従来、学区の規則としては大学とのDual Enrollmentのプログラムは11年生から始
まるのですが、∫の場合は高校に入学した9年生から開始させてもらえましたので。)


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by giftedinfo | 2016-08-06 07:54 | Gifted Education

ギフテッドの子には奮闘する権利がある

私が尊敬してやまないGifted Development CenterのDr. Linda Silvermanによる
こちらの記事を読んで、又々、ギフテッドの子供の教育に関して大事な事をリマインドさ
せられました。

(いつも英語の記事ばかりで申し訳ありません。)



私自身、少し前のこちらの記事でちょうど、


”でもアカデミック、知的な面に関して何もかも楽々と習得、吸収し、それらを簡単に
アウトプット化することもできるようになった∫を見ていると、羨ましい反面、これだ
け何でも楽にできると、知的面においては「もがき苦しむ」経験なんかもあまりする事
もなく、それなりに難度の高い大学に行って、チャレンジに直面した時など、きちんと
ピンチを切り抜けてやっていけるのだろうか?などと心配になったりします。

(だからギフテッドの子には、普段から”その子各自に適した”「アカデミックな面で
のチャレンジ」が必要なんですよね。)”


と、再度、思い知らされていた時だったので、この記事は何ともタイムリーでした。

この記事の中に書かれていた、


”Effort is kindled when students wrestle with new concepts—when they
have to struggle to learn. Gifted education specialist, Carol Morreale,
said that when we give gifted students the same work as all the other
students, we deprive them of the right to struggle to learn.


”When work is sufficiently challenging, effort is likely to follow. Gifted
students should have the right to struggle, and the right to learn
something new in school every day."

という部分、もう本当、まさにその通りですよね。


学校の先生の中には、(これは個人的な経験ですが。苦笑)

「(ギフテッドの生徒が)与えられたカリキュラムを難なくこなして習得していってる
(よい成績を得ている)のだから、別にそれでいいではないか。それ以上何も特別な事
をする必要などないのでは?」


と、飛び級を否定したり、(アメリカでも飛び級を快く認めてくれる学校は決して多い
わけではないので。)分化やエンリッチメントの機会などもオファーしてくれないところ
もあったりするわけですが、一般の子供とは明らかに違った「教育・学習ニーズ」を持つ
ギフテッドの子に、一般の子を対象とした教育だけしか与えないというのははっきり言っ
て、彼らの、学習に対して”悪戦苦闘しつつ、奮闘しながら努力して困難に取り組み、新
しいことを学んでいく権利”を奪ってしまっていると言っても過言ではないと私も思います。


全ての人に全て同じ事を与えるのを「フェア」だと勘違いしている人もいるようですが、
本当の「フェアネス」は、個人のニーズに合わせて必要なものを与えてあげることなん
ですよね。




「可愛い子には旅をさせろ」、じゃないですが、

「ギフテッドの子には奮闘させろ」ですね。(笑)


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by giftedinfo | 2015-12-06 06:59 | Gifted Education

家庭ギフテッド教育:我が家でやってきた事

アメリカでは「ギフテッド教育」が実施されているとは言え、でもこれも全て
の公立学区や学校でギフテッドプログラム(GATE)が行われているわけ
でもなく、地域によっては存在しなかったり、また私の個人的な観察や
経験から言わせてもらういますと、あったにしてもその内容や質なども
地域や学区によってかなりの違いがあるという感じがします。


もちろん経済的に許されるのなら、私立のギフテッド専門の学校などでは
ギフテッドの子の特質やニーズに特化した質の高い教育を期待出来るかも
しれませんが、一般の公立学校ではギフテッドプログラムの有無、そして
質などは、その州や地域の経済や教育予算などといった要因が大きく関係
してくるように思います。


私達が以前住んでいた地域はカリフォルニアと言えど、SFベイエリアや
シリコンバレーのような人口が密集し、学区の教育水準が高い地域では
なかったので、(セントラルバレーの農業地帯の小さな市)学区として
もかなり小規模でした。


だから正式な「ギフテッド・プログラム」などと言ったものは存在せず、
それらしきものとしては、週に一度放課後、才能がありそうな生徒達を
集め、教師やボランティアの父兄達がパズルをやったり、クリエイティブ
ライティングの指導をしたりと言った感じだったみたいです。


(この学校のこの”ギフテッドプログラムもどき”は3年生から始ったそう
で、でもあーちゃんがキンダーに入学した年にその活動も廃止となった
らしいので、結局関係ありませんでしたが。)


でもあーちゃんには確かに”ギフテッドの子ならではの学習ニーズ”が存在
し、それらが満たされていない事で感情面やら日常生活面で困難を示して
いたので、私達は特別支援のIEP(個人別教育プラン)を利用して、凹の
の支援の一貫として、学校側に凸の部分のサポートや促進も組み込んで
もらってました。

まぁ、言ってみると「個人別ギフテッドプログラム」ってとこでしょうか。


参考として、学校でやってもらっていたのはこんな感じ。


リーディングではクラスで生徒のスキルレベルが5段階に分けられ、その
 中であーちゃんは最高アドバンスレベルの子達と一緒に指導を受けていた。

スペリングにおいてはクラスに参加しながらも、あーちゃんだけ自分の
 レベルにあったテキストや教材を使っていた。

算数・数学に関してはあまりにも自分の学年からかけ離れ過ぎていたの
 で、3年生の時はコンピュータラボで中学3年レベルのオンラインコース
 を行い、4年生の時は7年生のアドバンスクラスの子達とAlgebra I
 (この学区では8年生で学習する)のクラスへ飛び級した。


などなど...


でもその他の教科、特に科学に関しては小学校時代は日本の「理科」の
ように単一の科目がなかったので、たまにやるサイエンスのトピックは、
あーちゃんにとっては物足りない様子でしたが、でもクラス内で特別な
対処はされてなかったようです。


こんな感じで学校でのあーちゃんの「ギフテッドの面に対する支援」は
システムがしっかりしたギフテッドプログラムを提供する学区と比べると
あまり期待出来るものではありませんでした。


日本なら塾とかも充実しているでしょうが、アメリカでは塾はそれほど
普及してないので、(あったとしても先取りとか促進ではなく、どちら
かというと出来てない部分を支援するリメディアルと言った感じ)これは
もう家庭で何とかそういった部分も支援して行くしかない!と思い、独自
「ホームギフテッドプログラム」なるものを作成し、実行する事にした
のでした。


って言っても、ただ単に自宅で子供の知的好奇心を満たしてあげたり、
潜在能力やスキルなどを伸ばしていってあげるために役に立ちそうな事
を心がけただけなんですけどね。(苦笑)


以下、小さい頃から私があーちゃんの知的欲求を満たしてあげたり、能力
やスキルを促進したりする為に心がけて来た事をリストしてみました。



まず、あーちゃんは3歳で自閉症と診断されて以来、一日8時間、週5日
集中ABAセラピーを受けていたのですが、その当時からセラピスト
さん達はあーちゃんの学習能力の高さに気がつき、基本的なプログラム
に付け加え、あーちゃんのペースやレベルに合わせた指導をしてくれて
ました。



例えば、ピア・プレーで同じ歳ごろのお友達とは年齢にあった遊びを
しながらも、自宅で個人指導の際は「知的年齢」に合わせたゲームや
活動をしたりして、あーちゃんの知的ニーズを満たしたり。


お友達とは乗り物に乗ったり、電車で遊んだり、ごっこ遊びをしたり
して、社会性スキル向上をターゲットにしてた。



で、個人セラピーの時はこんなふうにポーカーやモノポリー、スクラブル
やスペリングゲームなどの教育ゲームをやったり。

セラピストさんとブラックジャック?をやっているあーちゃん。

本当に嬉しそうな顔してます。




こちらはスペリングゲーム。


この個別ABAセラピーは自閉症の面においての療育だけでなく、早期に
あーちゃんへ知的刺激を与えたり、学習習慣を身につけるのに大きく
貢献していて、本当にありがたいと思っています。


そしてこのセラピー以外に私が心がけて来た事が...


・とにかくたくさん本を与え、読み聞かせをしたり読書を促した。

自宅にはライブラリーを構え、いつでもあーちゃんが好きな時に読書が
できる環境を設定しました。








読んだ後はよく感想文も書いていたし...




私やパパと本の内容や哲学的概念などについてディスカッションしたり。





・科学博物館や様々なワークショップや活動、ツアーなどのフィールド
 トリップに連れて行った。










(ちなみに、私のもう一つの写真プログの「Museums」のカテでそれらの
写真が見られますので、興味のある方はどうぞ。)



・教育関係のドキュメンタリー映画を一緒に観て、感想文を書かせたり、
 様々な話題についてディスカッションをした。



 

・オンライン学習 (教育サイトや学習コースを受講)









・論理的思考や読解力のスキルを向上する為のワークブックや練習。
(あーちゃんの知的レベル、習得のペースに合わせた学習)




10歳の時、8年生(中学2年)の科学のコンセプトを学習したり。




・自宅で出来る科学実験などを試したり。


など、外のリソースに頼らなくても、正式にギフテッドプログラムが学校に
ない日本でも、親の意識とクリエイティヴな発想で工夫をこらしたり、才覚
を駆使する事によって、子供にとって有益な「ホームギフテッドプログラム」
をデザインし、実行する事が出来ると思います!


間もなく夏休みに入ろうとしているので、これらのオリジナルプログラムを
実践するにはまさに絶好のチャンスだと思いますので、皆さん、是非工夫
をこらして頑張って下さいね。

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by giftedinfo | 2014-07-15 20:33 | Gifted Education

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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