カテゴリ:HG/PG( 2 )

Highly & Profoundly Giftedの情報

HG/PG(Highly & Profoundly Gifted)について、主に教育面ですが、その他にもとても参考
になる情報が満載された小冊子のPDF版を見つけたので、皆さんともシェアしたいと思います。


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私がHGやPGの話題をもち出すと、又、”子供の能力を区別して優劣をつけて、差別意識を煽る
ようなことをしている”と、批判の声が上がるかもしれませんが、もう、そんな事をいちいち気
にしていたのでは、ギフテッドの個人が抱える現実的な問題や課題、ギフテッド教育の「現状」
など、様々な対処すべき問題や課題に向き合ってそれらを解決したり、事態を改善・向上してい
く事などできませんから。


実際に存在するものを、”皆の気持ちを考慮して”その存在を否定したり、無視しようとしても、
現実的な問題や課題はそのまま存在し、マジカルに消えてなくなるものではありませんから。

きれいごとだけ言ってても問題は解決しませんので。


もう、何度もしつこいくらい言ってますが、私はアメリカに在住していて、ギフテッドに関する
情報についてはアメリカでの事情を前提として記事を書いたり、意見を唱えたりしていますので、
「あなたの情報や、言っていることは日本では通用しないのよ!」とおっしゃる方は、どうか私
の記事は完全にスルーしちゃってください。

(あなたと私のどちらにとっても時間とエネルギーの無駄ですので。)


アメリカにおいては、ギフテッドの中にもそれぞれ違った度合い、レベル(MG, HG, EG, PG)
が存在するというのは、ギフテッド関連の情報に精通している者の中ではごく一般的に受け入れ
られている認識ですので。


私としては、そう言ったアメリカの情報をシェア、報告させてもらっているだけで、それが無責
任な行動とは思っていませんし、私が発する情報から参考になったり、日本でも使えそうなもの
があれば、それらはどんどん取り上げて応用していけばいい、というスタンスですので。

(本当に何度も繰り返して言ってますが。汗)


とりあえず、私としては、外的プレッシャーのために自分が載せたい・紹介したい概念や情報が
限定されるというのは苛立たしいし、自分が批判や攻撃されるのを恐れていたのでは、皆に知っ
てもらいたい情報や、拡散が必要な情報が伝えられなくなり、それがギフテッドの啓蒙活動
(ギフテッドのアドボカシー)に影響してしまうので、これからも外野のノイズを気にする事
なく、苦しんだり悩んだりしているギフテッドの子や親の為に声を大にして主張していきたいと
思います。


すいません。ちょっと口調が辛口になってしまいましたが、(過去のブログ上での衝突とかも含
めて)あれこれ考えていたらもう、本当に(もう、ええわ。自分の勝手にするわ!)とうんざり
してしまったもので…141.png


HG/PGの子たちは、ギフテッドの中でも更に特殊な教育ニーズが存在するだけでなく、感情面
 や社会性の発達などにおいても、一般のギフテッドとは又違った特殊なニーズが存在するので、
 これらのレベルを否定することは、彼らの感情/社会面での指導や支援をネグレクトすることに
 なり、知的発達だけでなく、健全なる人格形成の機会をも否定/剥奪してしまうことになるのです。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-04-18 01:41 | HG/PG

HG (Highly Gifted)の辛さ

別にギフテッドの子達をIQの数値によって区別してラベル付けしようとか言うの
ではないのだけれど、実際、一口にギフテッドと言ってもそれこそピンからキリ
までで、Highly Gifted (HG), Profoundly Gifted (PG)と呼ばれるレベルの子
達って、一般のギフテッドの子とは学習、社会的ニーズがこれ又大きく違ってくる
ので、本当に大変だなぁとつくづく思います。


先日、去年、∫が参加したMathcounts全国大会で、同じネバダ州のチームだった、
ラスベガスのA君のお母さんから嘆きのメールを受け取りました。

(去年のネバダ州チームメンバー達の父兄とは今でもたまに連絡しあったりして
いるんですよ〜。)


彼は去年、7年生だと言うのに州内の8年生を見事抜いて、ネバダ州大会で2位
の座をおさめたくらいの超数学少年で、全国大会でフロリダのホテルに泊まった
時は、∫のルームメートでもありました。


(正直言って、私はA君が州で1位になると思っていたので、1位で∫の名前が
呼ばれた時はきっと何かの間違いだと思ったくらいです! ごめん∫ 苦笑)


二人ともシャイな性格なのに、まだ会って2回目(1回目は大会前に打ち合わせ
で∫がベガスを訪れた時)だと言うに、お互いかなり素早く打ち解けて、4日間
ホテルの一部屋を楽しそうにシェアしてました。


このA君、現在STEM系のマグネットスクールの8年生で、今学年でミドルを卒業
してこの秋からハイスクールへ進学する予定なのですが、後数カ月で学校も終わろ
うとしている今でも、まだ進学する学校が決まっていないとの事なんですよ。


あの名門Phillips Exeter Academyを受験し、なんと合格したみたいなので
すが、資金援助の額がイマイチだったのか、お母さん曰く、”経済的な理由”で断ら
ざるをえなかった、との事で、非常に残念ながらそちらの進路は諦めなければな
らなかったらしいのです。


お母さんの話では、彼のミドルスクールからはほとんどの生徒が学区内にある
ギフテッドのマグネットハイスクールへ進学するらしく、A君も学区内の3つの
学校へ願書を出していたのだけれど、全て抽選に外れてしまったらしいのです。

(マグネットスクールやチャータースクールは応募者が多いので抽選で入学者を
決める場合が多いみたいですね。)


後、いくつか地元の私立の学校も受験したらしいのですが、多分、これらの学校
は”ギフテッド専門”と言えど、大抵の場合が一般のギフテッド(上位1%〜5%
くらい)の生徒を対象にしたものなので、学区で正式に「Highly Gifted」と判別
されているA君には学習的に不十分だというのが目に見えてます。


(お母さんの話では、A君自身、学校の雰囲気があまり好きではない(金持ちの
甘やかされた子が多そう!)と嫌がったそうです。笑)


で、学区内の進路のオプションを全てあたって、A君にぴったりとフィットした
ものが見つからず、(あっても抽選に落ちたので入れず!)このままだと最終的
には地区指定の一般の公立高校に通う羽目になってしまい、お母さんはメールの
中で、

「そうなると、Aのスピリットが揉みクシャにされてしまうのが目に見えている」

と書いていて、その文章から悲痛な嘆きが感じ取られ、こちらまで胸が痛い思い
でした。


お母さんは更に、「学区が子供を”highly gifted”と判別したけれど、そうかと
言って実際にそのレベルの子供達の為の特別なプログラムをあるわけでもなし!
何もしないのであればidentifyしても意味がないじゃない!」

と、学区のギフテッドプログラムに関しての不満をこぼしてました。

うん、わかる。わかる。


でも、ラスベガス地域の学区はうちよりもはるかに大規模なので、(生徒数も
莫大)ギフテッドプログラムもかなり充実しているように思ってましたが、結構
わからないものですねぇ。


あっ、多分、一般的なギフテッド(MG)を対象としたプログラムやマグネット
スクールの数は多いのでしょうが、A君のようなHG(いや、私が見たところでは
A君はデイビソンレベルのPG)レベルの子達は稀なので、どうしても教育の選択
が限られてくるというのは理解できます。


生徒の全てがIQ145以上、学力(SAT・ACTなどの標準テスト)が学年で上位
0.01%以上と言ったHG、PGの子達からなるデイビソンアカデミーのような学校
はアメリカでもごく稀だと思うので、全国から生徒が集まってくるというのも
うなずけます。

A君のお母さんはデイビソンアカデミーにも興味があるらしく、直接学校へ詳し
いことを問い合わせてみると書いてました。

A君だったら余裕で合格するでしょう。

(この子は数学の能力だけでなく、他の分野もとにかく秀でているものすごい
超ギフテッドチャイルドなんですよ〜!)


A君がリノにくれば∫もすごく喜ぶんじゃないかと思います。

デイビソンに通い、北ネバダ数学クラブに参加したら、いい友達となるのでは
ないかと思いますし。


それにしても、ただでさえギフテッドの子育ては大変なのに、HG、PGの子の
子育ては更にもっとあれこれと課題が増え、(特に教育オプションに関して)
本当に悩みが多いです。


うちも∫が小学校の頃から一般の道からかなり逸脱した教育プレイスメントを
体験してき、(学年飛び級、科目飛び級、インデペンデントスタディ、Dual
Creditなどなど…)今でもなかなか油断が許されない状態なので、又何か不満
を言ってくるのではないかと、いつもびくびくしているので、A君のお母さん
の気持ちが手に取るようにわかります。


とりあえず私が考えられる情報や教育オプションをいくつか提案して返事をし
ましたが、この夏後半・秋まであまり時間がないので、何とかいいオプションが
見つかればいいと願ってます。

(A君だと普通の公立高校は3日ももたんと自信をもって言い切れます!!!)

最後に…

ふと、気がついたのですが、早いもので去年のMathcounts全国大会からもう
すぐで1年が経とうとしてるんですねぇ。

去年はこのA君を含み、その他2人のメンバーもかなり優秀な数学少年たちだった
ので、ネバダチームは団体戦でこれまでにない好成績をあげ、Most Improved
の賞を受賞したのでした。



実はA君は今年もボストンで行われる全国大会へ出場するんですよ!
(7年生、8年生と2年連続参加ってすごいよぉ〜!)

例のユニコーン君と一緒に今年も頑張れ〜!


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by giftedinfo | 2015-04-26 12:52 | HG/PG

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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