カテゴリ:Social/Emotional( 33 )

ギフテッドの精神的健康についての記事

お馴染、SENGのサイトより、ギフテッドであることが個人の精神・心理的健康に与える影響に
ついて探った記事を見つけ、非常に興味深いと思ったので紹介したいと思います。

相変わらず英語の記事で申し訳ないのですが、ギフテッドに関して(特に社会/感情面での課題)
興味があり、英語ができる方には是非、読んで頂きたい情報だと思いました。



ギフテッドの心理や精神的なwell-beingについては、これまでの研究でも様々な結果が報告さ
れていて、巷(ネット)でも色んな情報が流れているみたいではありますが、「ギフテッドの
精神衛生面」に関して言えば、どちらかというと、

”ギフテッドの人達はその特殊な性質のゆえに、精神的にも様々な課題を抱え、一般に生き難く、
苦労しやすい人生を送る傾向にある。”

といったような流れの情報もかなり目立つようですね。(例えばこういうのとか。)

(私も過去にそう言った類の記事をいくつか取り上げた事もあります。)


が、この話題(ギフテッドであることがどのように個人の精神的健康、幸福感に影響するか?)
に関しては、これまでの長年の研究結果の中には対立しているものもあり、2つの対照的な見方
があるようではありますが、個人的にはこの記事のまとめ?というか、ボトムライン的な文章
が理にかなっていて納得しました。


”ギフテッドの子たちの精神的健康については、①ギフテッドであることが個人のレジリエンス
(苦境や困難に負けずに立ち直る力)を強化するという見方と、②繊細さ、弱さを更に高める、
という2つの対照的な見方を支える証拠がある。どちらの見方に対してもそれらを支える実験的、
理論的な証拠が存在する。ギフテッドであるということが、個人の精神的健康に影響を与えると
いうのは確かなようである。ギフテッドの子供、青年、そして大人への心理的な結果がポジティ
ヴなものか、ネガティヴなものとなるかは、少なくとも、①ギフテッドのタイプ、②教育上の
フィット、③個人の特質、といった、相乗的に作用しあった3つの要素が関わっていると思われる。



"ギフテッドであることの精神的健康への影響については、よく二分された質問として検討される。
”ギフテッドの子供たちは、そうでない子たちと比べて精神的な問題を抱えるリスクが高い/低い
か?” ここで見直した研究結果が示唆するところによると、ギフテッドの子についてはどちらと
もはっきりとした結論を出すことができないと言える。むしろ、研究結果によると、ギフテッド
の精神的健康は、ギフテッドのタイプ、教育的フィット、そして自己認識や気質といった子供の
個性や、生活環境などに関連していることが示されている。”

(The Impact of Giftedness on Psychological Well-beingより抜粋)



まぁ、要するに、長年の研究結果には対立(矛盾)するものがあり、専門家の間でも対照的な見
方や意見があるみたいではありますが、最終的にはギフテッドの個人の精神的、心理的な健康や
幸福感度においては、どちらの結論が正しいはっきり言えるものではなく、どのように個人に影
響するかは、その個人の性格的なものや、教育環境の適合、そして、その個人の家庭や生活環境、
様々な事情などの複雑に関わり合う要因によるところが大きいってことなのではないでしょうか。

そりゃ、そうでしょう。


まぁ、ごく簡単に言ってしまえば、教育環境や生活環境に満足している(様々なニーズが満たさ
れている)と、精神衛生上においてもプラスだし、それらが満たされてなかった、それこそ精神
的にも悪影響を及ぼすでしょうしね。


だからギフテッドの精神的健康を促進し、維持し、人間として更に成長して昇華するためには、
(個人の性格や気質といった、外部からはなかなかコントロールすることができない要因は別に
しても)最適な教育環境や、家庭環境、生活環境、その他、私たちがある程度コントロールでき
る分野においての適切な措置や支援によって、結果が違ってくるということだと思います。


確かにギフテッドは内面的、精神的には一般人とは違っていて、”ダメージ”を受けやすい傾向に
あるのかもしれないけど、それも周りの理解や支援などといった外的要因次第で、そういった
ネガティヴな影響を阻止したり、(少なくとも最低限に抑えたり)ポジティヴな方向へと導い
てあげたりと、最終的には結果が大きく変わってくるかもしれませんしね。


それ故に、それらを供給する私たち親や教育者、専門家達の役割はとても重要だと思いました。


最後に、あまり関係ないかもしれませんが、ふと思ったので一言。


だから一概に、”ギフテッドとは、苦境や困難にめげない不屈の精神を持つ人達です。”とか、
”ギフテッドは世の為、人の為に尽くしたいと思う精神の持ち主です。”などといった、内面的、
精神的な性質を一般化した(決めつけた?)ような言い方には個人的にすごく違和感を感じてし
まいます。

ギフテッドと言えど、それぞれ色んな性質や気質の個人がいるわけで、そういった分野でギフテ
ッドを定義付けたような言い方をしてしまうと、プレッシャーなどに弱く、苦境や困難にめげそ
うになるタイプなど、(自分はそういう傾向ないからギフテッドではないかも?)と感じてしま
うかもしれないじゃないですか。

そういった精神的な部分は、周りの指導や支援、教育の機会、環境などによって育まれて成長し
ていく場合もあるはずだと思います。


The Curious Life of ∫より転載)

ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2017-05-14 03:59 | Social/Emotional

インポスター・シンドロームを抜け出す方法

ギフテッドの人(ギフテッド・アダルト含む)も陥りやすいインポスター・シンドロームに関し
ては、過去にも幾つか記事で取り上げてますが、(興味のある方はこちらこちらを参照)日本
版のライフハッカーで、又してもこのトピックについての記事を見かけたので、追加情報として
リンクしておきますね。


この記事内の、「5. 対抗措置を取る」の部分に書かれていた、

”詐欺師症候群(インポスター・シンドローム)の感覚は、キャリアに悪影響をもたらします。
ヨーロッパの複数の国の大学生を対象にしたある結果では、詐欺師の感覚が職業上の適応性を
低下させることが示されました。これは、将来のキャリアへの不安も含まれます。たとえば、
詐欺師の感覚を持つ人は、転職や昇進のチャンスを追いかけようとしません。その理由は、
在のポジションを保ちたいから。新たなチャレンジによって、自分が詐欺師であることが露呈
するのが怖いのです。”


というのなど、職業やキャリアに限らず、学業についても同じことが言えると思います。


ギフテッドの子供が、現在のポジションを維持したい(仲間や先生達から”勉強ができる”、
”優秀”、”賢い”と思われていて、そのイメージや評判を維持したい、自分が詐欺師であること
を知られたくない)為に、APやHonors、 Collegeレベルの難度の高いコースや、未知の分野
にチャレンジし、失敗して自らの評判を落としてしまうよりも、普通のクラスでAを取って、
面子を保つ方がいいと感じる場合なども結構、あるんではないかと思います。


でも、そのように知的・学習的チャレンジを回避していたのでは、本人の成長には繋がらない
ので、(知的な面だけでなく、精神的な面の成長も含めて。)親としては、子供がこのインポ
スター・シンドロームの傾向を示していたら、この記事に載っている対策やストラテジー、対
処法などを参考に、こういった状態から抜け出す手伝いをしてあげるべきですね。

(アダルト・ギフテッドに関しては自己で認識し、対処していくことが大切。)


自分の事を歪んだ見方で見たらダメですよね。

a0332222_07421867.jpg


The Curious Life of ∫より転載)

ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2017-05-08 06:21 | Social/Emotional

内発的動機づけ ②

ここ数週間ほど∫の学校や課外活動関連でバタバタした日々が続いていた為、私も少々、心身共
に疲れ気味だったのですが、明日からいよいよ待望の春休みが始まるので、∫も私も少しばかり
リラックスできそうであります。(ほっ)

学区(高校)の方の春休みは2週間なのですが、UNR(ネバダ大学)の方は1週間しかないので、
正味、丸々の休暇は1週間だけとなりますが、それでも新学期が始まって息つく間もないほどの
ペースで突っ走ってきた∫にとっては、いいブレイクとなります。

休み中は北ネバダ数学クラブの練習や、クラブが主宰する数学コンテストに参加したり、来週末
にはMathcounts州大会のボランティア活動にも参加するみたいなので、相変わらず休みでも
数学関連の活動に勤しむみたいですが。

(心底、数学が好きなんでしょうねぇ。)


さて、そんなわけで、時間と心に余裕がある間に、少し前に紹介したこちらの記事の続きをでき
るだけ訳しておきたいと思います。

(気が向いた時にやっとかないと、多分、又、こちらの「数学的ギフテッドの脳」シリーズみた
いに、口先だけの約束で自然消滅してしまいそうなので…爆笑!)


では、前回の記事では5までだったので、以下、その続きです。


モチベーションを高める為のストラテジー


6. 報酬と罰は慎重に活用する


教育においては「報酬」と「罰」のどちらも適切な応用の場はあるけれども、そのどちらもが生
徒の自己コントロール感を奪ってしまう恐れがある外的な要因でもある。もちろん、様々な行為
に対する責任はとらせなくてはならないし、真の成功は認識され、注目されるべきである。

とは言え、内発的動機づけを発達させるのにおいては、報酬と罰のどちらもがネガティヴな要素
となり得る。報酬は間違った理由で動く原因となるし、罰は反感や協力関係の欠如を促進しがち
である。報酬が外的要因(お金や物など)である場合、モチベーションも外的であり、外部から
監視する場合のみに適用できる。


報酬は、短期間の間だけ、能力の低い生徒や、意欲がない生徒に利用するのが最も効果的である。


・報酬を長期間利用しない。

・期待を高める為に報酬を増やしてはならない。

・効果を失い始めたら直ちに報酬を減らす。(報酬の)長期的な使用は外的コントロールを強化
 するだけである。


うまくやる事(いい仕事をする事)の真実の報酬が、最終的には努力と成功によって得られる
満足感とならなくてはいけない。


(外発的動機づけ(シールやおもちゃなどをリワードに使う)もきっかけとして最初は有効的だ
とは思いますが、最終的には自分自身の内側から起こる、”内発的動機づけ”(外的報酬なしでも
積極的に物事に取り組む意欲)がとても大切となってくると思うので、子供の内発的動機づけを
育成する為には、この報酬と罰の使い方には注意が必要ですね。)


7. 内的統制の所在(Internal Locus Of Control)の育成を援助する


*この統制の所在(Locus of control)って言葉、心理学でよく出てくるのですが、(私も学
生時代に一般心理学で、そしてごく最近では教育心理学を勉強していてよく出くわした!)この
概念をごく簡単に説明しますと、


自分の行動や評価の原因をどこ(どの位置)に求めるかという個人の認知パターンで、統制の位
置には内側外側が存在し、

・統制の所在が内側の場合(内的統制ーInternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は自分の力でコントロールされている。
 
 例:テストの結果が良かった→自分の能力が高いから。努力をしたから。
   テストの結果が悪かった→自分の能力が低いから。努力をしなかったから。

・統制の所在が外側の場合(外的統制ーExternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は環境や状況などの外的要因のせいと考える。

 例:テストの結果が良かった→内容が簡単だったから。
   テストの結果が悪かった→先生の教え方が悪くてきちんと学習できなかったので質問に
   答えられなかった。教室の外のノイズが気になって集中できなかった、など。



って感じなのですが、まっ、言ってみれば、内的統制者はお手柄も失敗も自分に責任があると
捉える一方、外的統制者はいいも悪いも自分のせいではなく、環境や状況のせい、と外的要因
に責任を追及するという感じですね。


うちのパパみたいに、いい結果は全部”自分のせい”で、悪い結果は全部”環境や他人のせい”と、
内と外が自分の都合よく混じりあってるのはなんと呼ぶんでしょうか?(勝手統制者?)爆笑


(つい最近も、自分が目覚ましをセットするのを忘れていてアラームが鳴らなかったのに、怒
って、「この時計は中国産の安物だからきちんと作動しないんだ!」っと勝手に人(時計)の
せいにしてましたが。(汗)


あっ、また脱線しそうなので元に戻りますね。(苦笑)


統制の所在はモチベーションと密接に関係している。人生の中で起こる出来事において、自分で
コントロールできると感じる生徒は、自分が非力だ(コントロールできない)と感じる生徒より
も自発的になりやすい。 人生での出来事において、自分ではどうしょうもできない(コントロ
ールする力がない)と感じるなら、起こった悪い事の全てを、自分ではなく、誰かの責任とみる。


自分が非力(コントロールできない)だと感じる子供は、自分の事を偶然の被害者か、もしくは、
無力感を避ける為に他者をコントロール、操作して力を得ようとする戦士とみてしまう。


愛され過ぎ?たり(過保護ってことでしょうか?)コントロールされ過ぎたり、早期にあまりに
も権力を与えられ過ぎたり、頻繁に救助そして/又は非難された子供は、他者を巧みに操る傾向が
ある。ほとんどのやる気のない低達成の子は、能動的、受動的のどちらかの行動によって、大人を
操作する。


以上、Intrinsic motivationより引用

(今回は関連概念についての説明もしたので、あまりカバーできませんでした。汗 この続きは
次の機会にて。)


モチベーションを向上させる為には、やはり自分の行動が関与する物事の結果に対して、”自分で
コントロールできる。””自分に責任がある”という姿勢を持つことが大切ではないかと思います。


自分が何とかなると思うと、状況や結果も変えられますし、(不十分な部分を改善したり、向上
したりできる。)他者や状況の思うままの「偶然の被害者」意識もなくなるでしょうから、”自分
でコントロールできる”という部分で意欲やモチベーションもアップするというのもうなずけます。


学習性無力感も避けることができそうですし。)


このシリーズ、次回はいつになるかわかりませんが、あまり期待しない程度に気長に待っててい
ただけると嬉しいです。(苦笑)

記事とは全く関係無い写真だけど、私のお気に入りなのでアップ。(笑)

いつまでも知的好奇心を刺激して行ってあげたいです。
(いい歳食ったパパもとりあえず未だに知的好奇心は旺盛!笑)

a0332222_10263585.jpg


a0332222_10265583.jpg


The Curious Life of ∫より転載)

ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2017-04-03 05:57 | Social/Emotional

内発的動機づけ

常にモチベーションを維持し、意欲満々で物事に取り組むって、大人の私達でもなかなか簡単な
ことではありませんよね。

私なんか、やりたいと思っている事や、目標はいっぱいあるのだけど、でもそれらを成し遂げよ
うと思えば、常に意図的、意識的にモチベーションを高める努力をしないと、内発的動機(自発
的に湧き上がる動機)が弱いのか、(あぁ〜、やっぱり私には無理だわ。もう、ええわ。)とす
ぐに意欲が低下して諦めそうになってしまうので、情けないものです。(汗)


だから、私はモチベーションが下がり、気持ちが弛んだ時など、自分と同じ目的や目標に向かっ
て頑張っている人のブログを読んだり、様々な情報を読み返したりして定期的に自らで動機付け
をしながら、意欲を維持するように心がけています。


実際、つい最近、⬇︎の記事を読んでまた、(おぉぉぉ〜!素晴らしい!私も頑張るぞ〜!)っと
大いに勇気づけられたばかりであります。(笑)

大人でもそうなのだから、まだあらゆる面で成長・発達の途中であり、自己概念も形成しきれて
いない子供の場合は尚更で、彼らがそれぞれの学習目標を達成させる為には、モチベーション維
持・づけは必須な要素となってくるので、親や教育者である大人の私たちがそのことを認識して、
効果的にモチベーションを高める援助をしてあげたいものですね。


特に、動機付けの中でも長い目で見ると、”内発的動機づけ”はとても重要で、ギフテッド関連の
情報の宝庫であるDavidson Instituteのサイト内の、”Intrinsic motivation”(内発的動機づ
け)という記事に、モチベーションを高める数々のストラテジーがリストされていて、とても参
考になると思ったので、リンクしておきます。




長いので全部は訳できませんが、今回は出来るところまで、大体の意味を書き出しておきますね。

(相変わらず下手くそな日本語訳でごめんなさい…汗 まっ、大体の意味がわかればいいですよね?)


モチベーションを高める為のストラテジー


1. チャレンジを与える

生徒に真のチャレンジに取り組む機会を与え、知的なリスクを負うことを応援する。そうする事
は、彼らに「努力と成功」、「成功とモチベーション」の関係を見いだし、より高度な自己概念
を形成する機会を与える。彼らは必要性が感じられないと、あえて努力を試みようとしない場合
がある。 どんなに優秀な生徒であっても、作業が簡単過ぎるとやる気が起きないものである。
ギフテッドの特徴的行動(ギフテッドならではの行動)というのは、生徒が実際に”チャレンジ”
に直面するまで、なかなか見えにくいものだ。成功する為に必要なストラテジー(戦略)を心得
ていれば、ほとんどの子がやりがいのある”チャレンジ”に興奮して心をワクワクさせるはずである。
(ストラテジー#5を参照)


(これはまさに∫が経験したことです。やはり個人の能力にあった教育・学習(知的チャレンジ)
の機会を与えることは、決して”特別扱いを要求している”のではなく、子供の知的、学業面、そ
して精神面での発達において必要不可欠で、まさに”基礎中の基礎”ではないかと思いますね。)


2. まず一番に長所(得意分野)を強化する

まず長所を強化することは、彼らの得意分野を発展させ、その才能を活かして成功を収める機会
を与えることになる。子供達がこれらのサクセスフルな作業に取り組みながら、自らうまくやり
たい、いい結果を出したいと願う環境の中で、その他のスキル(各自に必要な特定のスキル)を
向上させる援助をしてあげる。

主に生徒の短所にフォーカスが向けられ場合、彼らは苦手なことや、出来ないことを練習したり、
失敗したりにほとんどの時間を費やすことになり、これらは自尊心やモチベーションを低下させる。

「失敗」はやる気を消失させる。「成功」は生徒がその理由(なぜうまくいっているのか)を理
解していて、彼らの自信や能力を発達させることができる場合、モチベーションを高める。


3. 選択を与える

選択を与えることは責任感・当事者意識を発達させる。子供が自分で決断を下すと、その結果に
対しての責任やコントロールを受け入れやすい。コントロール感は責任感を育成する。教師が
コントロールを握っている場合、責任も教師にある。とは言え、自分の目から見て、同等に容認
できる選択を提供すること。


決められたゴールを達成する為に生徒がいかに自分の考えを提案できるか? 彼ら自身のやり方
でゴールを達成できるか? 交渉不可能なゴールを達成した時などは、後に続く活動にて意見や
提案(インプット)の機会を与えることもできる。それぞれ違った能力の生徒に同じ方法で同
じゴールを目指すことを要求するのは、非現実的だということを忘れないように。 子供達が
自分で決断を下す機会を与えられれば、自らの選択による結果について多くのことを学ぶ。


また、それによって、彼らは自分自身や、自らの意思決定能力を評価することを学ぶ。状況にふ
さわしい限り、モチベーションを高める為に生徒の才能と関心をうまく活用すること。選択は課
題、学習過程(手段)、そして結果(リサーチペーパー、ポートフォリオ、パワーポイントなど)
の分野において提供することができる。どのトピックやテーマの中においても、大抵の場合、ど
の生徒でも自分の興味を見いだすことができる、更に細かい様々な課題(サブテーマ)が存在す
るはずだ。学習のプロセスはそれぞれ個人によって異なり、生徒が問題解決の為の様々な違った
戦略を見つけ、その後、それらのメリットやデメリットについて話し合ったりするのを大いに奨
励すべきである。生徒に結果の選択を許すこと。情報を生産する(学んだ知識や情報をリサーチ
ペーパーやポートフォリオなどの最終結果として表現する)方法は色々あるので。


4. 安心できる環境を与えてあげる

罰っすることなく子供に失敗を経験させてあげる。失敗をいかに対処するかを学ぶ事は、モチ
ベーションを発達させ、効果的な学習のためにとても重要である。生徒は失敗から学ぶことは
可能である、いや、そうしなければならないということを学ぶべきである。意図的な失敗(最
初から挑戦することを避けるなど)は、そうでない場合の失敗(努力を試みたが、結果的に失
敗に終わってしまう)よりも受け入れやすいことから、時として、失敗への恐れにより、生徒
はわざと努力をすることを怠る場合がある。(コントロールできないということ=無力。)


5. タスクをより扱いやすくする方法を教える

トピックをそれなりにチャレンジしがいがあるが、扱いやすい範囲に狭めたり広げたりする事
は、モチベーションを発達させるのにとても重要である。けれども、ただ単に対処できる活動
を与えるのは不十分である。(最初から対処しやすい形で与えるのではなく、生徒達が自分で
対処しやすい形にできる練習の機会を与えてあげることが大切だという意味だと思います。)
これらは必要不可欠な問題解決の戦略であるだけでなく、とても重要なライフスキルでもある。
彼らは自分で、自らの活動をより扱いやすくする方法を学ぶ必要がある。どれだけ最難関のタ
スクであっても、それらをより細かい部分に分解し、段階の優先付けをすることによって、よ
り対処しやすくことができる。 それぞれの細かな部分が達成されることで、成功の目安が達
成する。成功が積み重なることで、生徒たちは自らの学ぶことに対する熱意に気がつき始める。

(スキル発達の段階にて経験する”努力と苦闘”は、成功と意欲の向上につながる。)


以上。意味としては、ざっとこんな感じだと思います。(部分的に直訳でなく、意訳になって

いるところもあるとは思いますが。)

本当はもっといい情報が続くのですが、私にはこれが限界…(笑)

今は時間もエネルギーもあまりないので、とりあえず、今回はここまでで、続きは次の機会にて。

次の機会って言って、いつも口先だけでそれっきりになってるので、自分自身が信用できませんが。

012.gif

The Curious Life of ∫より転載)

ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2017-03-28 02:09 | Social/Emotional

100 Words of Wisdom: Dr. James T. Webbの言葉

又しても100 Words of Wisdomよりの抜粋で、私が尊敬するDr. James T. Webbのとても
貴重なお言葉です。

(以前にも紹介したかもしれませんが、どうだったか忘れてしまったので、とりあえず改めて
紹介させていただきます。苦笑)

これは親だけでなく、学校や塾の先生とか、その他心理士やカウンセラーなどと言った、日頃
から子供に関わる職業に携わっている人達にも是非、知ってもらいたいです。


”When intensity and sensitivity are combined with idealism, as so often
happens with bright children and adults, good things can happen because
they can keenly see how things might be. But this can also lead to
frustration, disillusionment, and unhappiness. Sometimes this prompts
perfectionism; other times it results in existential depression. Through
our relationships, we must provide understanding and nurturance so
that they so not feel alone and helpless in a world that seems so
paradoxical, arbitrary, and even absurd. We can help nurture their
idealism, and indeed we must if the world is to become a better place.



ギフテッド特有の強烈さや敏感さ、理想主義などの特徴が混ざり合うと、もちろん素晴らしい
事(ポジティブなクオリティ)も起こり得るのですが、その反面、同時にそれらがフラストレ
ーションや幻滅感、惨めな気持ちなどの原因になる事もあったりしますね。


時にはそれらが完璧主義を引き起こしたり、実在的鬱 (existential depression)に陥って
しまう事も少なくないですし。


特殊な脳神経的傾向を持つギフテッドの人たちって、特殊な感覚や認知でこの世の中を経験し
ているので、(一般とは違った感覚で捉えたり感じている)時には世の中や人々が逆説的だっ
たり、任意的だったり、理不尽に思えたり、バカバカしいとさえ思えてしまい、社会や世の中
に対して絶望感や苛立ちを感じ、最終的には無関心、無感情になったり、(自分の感情を意図
的に押し殺してしまう?)鬱に陥ったりすることも結構あったりするんじゃないかと思います。


*実在的鬱については、こちらの過去記事で取り上げているのですが、以下、そちらよりざっ
 とした説明を抜粋しました。


”ギフテッドの子供達は物事において、あらゆる可能性を想定したり見いだしたりする事ができ
るので、理想主義者である傾向にある。その一方、同時に現実の世界では自分が抱く”こうであ
るべき”という理想が満たされていないというのも認識している。 彼らは物事に対して強烈に
反応してしまう為、「理想」が達成されていない場合、絶望感や苛立ちを鋭く感じてしまう。


又、同じように、彼らは社会や周りの者の行動の矛盾や恣意性(理性や判断力より、気まぐれ
な思い付きで行動する特性)、不条理なども素早く見つけてしまう。 伝統や習慣などにも疑
問を持ち、それに挑戦したりする。


例えば、社会はどうしてそのような厳しい「性別」や「年齢」の役割の制限を課すのか? 人
はどうして、言う事とやる事が一致しない「偽善的行為」をとるのだろうか? 人はどうして
心には思ってもいないこと(意図がない事)を言ったりするのだろうか? どうして多くの人
達が他人との係わり合いにおいて、思考や思いやりに欠けているのだろうか?個人の人生がど
れだけ世界を変えられるであろうか?


これらの心配や疑問は、中年の危機真っ只中である大人達にとっては驚くべき考えではないも
のの、これらの「実在的疑問」が12歳〜15歳の子供の心を占領しているとすれば、それは大
いに懸念すべきもので、このような「実在的うつ」は自殺の前兆ともなり得るので、慎重な
注意が必要となる。”


尚、理想主義や実在的鬱に関しては、(多分、以前にも紹介してるはずの)Dr. Webbによる
こちらの本がとても参考になります。





こういったギフテッドならではの特殊な性質を、プラスに導くかマイナスに導くかは、
(どちらに転ぶかは)子供の周りにいる私達大人(親や教師、カウンセラーなど)の
認識や心遣い、態度、言動によって大きく変わってくると思うので、”良い世の中”を望
むのであれば、やはりまずはこういった子供たちを「理解」し、「アクセプト」して、
彼らの理想主義が良い方向へ向かうように、暖かい目で成長の支援をしていってあげる
べきだと思いますね。

(こういった子供たちに理解や支援の手を差し伸べず、それどころか逆に二次障害の
原因をもたらすような大人は最低です!)

ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-12-01 03:38 | Social/Emotional

Helping Gifted Kids Cope with Anxiety and Depression

∫のanxiety(不安感)に関して色々調べていて見つけた資料が参考になったので、ここで
皆さんともシェアしたいと思います。

以下がその情報のリンクです。


(ところで、maiさん、ここでも”scaffolding"のコンセプトが出てきてますよ!笑)


又しても英語の情報で(英語の苦手な方には)本当に申し訳ないのですが、でも比較的分
かりやすい英語で、箇条書きに書かれているので、理解しやすいのではないかと思います。

(最近、日本語に訳する暇と気力がなくてごめんなさい。汗)

ギフテッドの子達は一般よりも不安感や鬱を感じやすいとも言われているので、これらの
情報を把握しておくと、いざという時に対処しやすくなると思います。

できるならばそう言った状態には陥らないでもらいたいものですが…

お陰様でここ最近の∫はかなり不安感が減少し、以前の笑顔とおしゃべりが戻り、それと
ともに私自身の不安感も落ち着いて行っております。(苦笑)


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-10-17 08:41 | Social/Emotional

内向的なギフテッド

昨日のこちらの記事で、∫が以前通っていた公立のチャータースクールで8年生の時に軽
い”うつ状態”に陥った原因と思える要素をいくつかあげたのですが、それに加えてもう一
つ考えられるべき要因を思い出したので、今回、ここに書き足しておきたいと思います。

そのもう一つの要因とは…

アカデミックな面に対する不満、(授業が簡単過ぎる、自分のレベルにあった学習を提供
してくれないなど)そして、ソーシャル・エモーショナルな面においての困難(クラスの
仲間達との間の距離感、孤独感、自己概念の歪みなど)に加え、典型的な内向型である∫
にとっては、学校、集団の中での毎日の生活は、神経的にも精神的にもかなりチャレンジ
を要するものだったようです。


尚、内向的というと恥ずかしがり屋でなかなか人と打ち解けにくく、引っ込み思案という
イメージがあるのですが、こちらのリンク先の記事に「内向性」が更に詳しく説明されて
いて、「内向性」と「外向性」の個人では、単なる性格的な特徴や嗜好だけでなく、周り
の刺激に対する反応や対応の仕方、ストレスの対処法、物事の感じ方や捉え方、考え方な
どにも違いが見られ、自己と外部(環境)とのインターアクションの仕方にかなり違いが
あるという感じがします。


尚、リンク先の記事によると、これらが内向性の人の特徴です。


■内向性のいくつかの特徴

縄張り意識が強いー 個人的な空間と時間を望む

一人でいることにハッピーであるー 集団の中でも孤独を感じることがある

大きな集団の中にいるとどっと疲れてしまうー パーティが嫌い

(精神的なエネルギーを)充電するのに一人の時間が必要

グループよりも自分だけでの作業を好む

人に会うことについて慎重に行動する

控えめ、もの静か、物事を慎重に検討して決断を出したり行動する

注目の的になるが好きではない

誰にでも簡単に自分の胸を打ちを開けたりしない

少数の人に対して深い愛着心を抱く

じっくりと慎重に考えてから話す(話す前にまず頭の中で練習する)

考察・内省を重要だと思う

じっくり、そして深く集中することができる

思考やアイデアに没頭してしまう

興味関心分野は限られているが、深く探究する

一対一でのコミュニケーションがベストである

一人でいる時間や、邪魔されない平穏な時間がないとイライラして落ち着か
 ない状態になる

思慮深く慎重に活動などを選択する



個人の空間と時間をこよなく愛し、集団の中だとノイズやざわざわ感、カオス状態など
にすぐに神経が過敏に反応して圧倒され、どっと疲れてしまう内向的な∫にとっては、そ
の精神的なエネルギーの損失を充電する暇もないまま、一日中、そう言った環境(学校
生活)に浸されていたわけなので、さぞかし辛かったことでしょう。


(∫はASDの診断もあるということで、これらは自閉症からくる感覚過敏の問題だと思っ
ていたのですが、センサリー・オーバーロードや刺激に対する過激な反応はギフテッド
の知覚性OEの特徴でもある為、正直言ってどちらから来ているのかはわからないのです
が…)


そう考えると∫の場合、

・アカデミック面での不満
・ソーシャル・エモーショナルな面での困難
・感覚的な面での困難


と、これらのマイナスの要素が重なり合い、次第に精神的、感情的に疲れて行き、学業
に対する意欲やモチベーションも失い、人生(まぁ、たかが12〜13歳の子の限られた
ものではありますが。苦笑)に対して失望感を感じ、落ち込み状態に陥っていたのでは
ないかと思います。


ちなみに私は自分自身も内向的で、学生時代に限らず大人になった今でも同じような点
(感覚的な部分)で困難を感じている為、∫の気持ちが痛いほどわかりましたし、即、
事態を改善してあげるべきだと思いましたねぇ。


私が思うに、ただでさえギフテッドの人達は様々な面で、”生き難さ”を感じることが少
なくないと思うのですが、でも”内向的”なギフテッドの場合、これらの内向性の特徴が
場合によってはその”生き難さ”を更に倍増しているかのようにも思え、特にその個人の
ソーシャル・ライフにおいてかなり大きな影響を与えているという感じがします。


そう言った意味でも、自分に適したレベルやカリキュラムを静かな環境で集中して学習
でき、(自宅でオンラインコースを受講)自分の興味関心、強みの分野は数時間ほど大
学のクラスなどで”集団の活動”を体験し、知的レベルや興味関心を分かち合う、ランダム
ではなく一定の気の合う仲間たちとのクラブ活動に携わったりと、現在の状態は本当に
∫にとって最適な環境だと感じます。


その証拠に、9年生の始めに当時の学校から現在のオンラインスクールに転校し、同時に
Dual Enrollmentのプログラムとして大学でクラスを取り始めてからの∫は、知的(学
業的)にも社会的・感情的な面でもとても満足していてハッピーそうで、短い期間の間に
個人としても大きな成長が見られ、子供が身を置く教育環境、社会環境の大切さを痛感
しています。


リンク先の原文にも書かれてましたが、「外向性」についてはしばしば忘れがち(見落
としがち)な要因なのですが、同じ”ギフテッド”と言えどもこの性格の特徴の違いによ
って、学校や家での環境設定や子供の対処法なども違ってくると思うので、やはりお子
さんの基本的な性格、特性、そしてその対処法を把握しておくと、子供が感じている困
難や直面している問題なども解決しやすくなるのではないかと思います。


現在の基本的な環境設定に満足している∫ですが、社会交流の面においては実は正直言
うと、カジュアルな友達と言える子はいるけれど、未だに”親友”と呼べる深い付き合い
の友達はいません。


というのも、∫自身もそうなのですが、∫が所属する気のあった仲間のグループの子たち
(学校の数学クラブ、北ネバダ数学クラブ)は彼ら自身も普段から学業やその他の課外
活動に忙しく、友達と遊ぶ時間があまりないことから、深い友情関係に発展させるのが
とても難しいんですよねぇ。


こういった子達はとても野心に燃えていて、皆、将来の夢に向かって勢いよく突き進ん
でいるという感じで、(多くの子が一流の大学を目指している。)とにかくやる事が
いっぱいでソーシャルな分野にあまり時間を費やせないという感じですねぇ。


正直言って、現在の∫も学業や課外活動に忙しくてあまり時間がないので、”有意義な
友情関係は大学に入学してから築きたい。”と思っているみたいです。

∫の見方としては、

「自分が希望する大学には自分と似た様な知的レベルや興味関心を持った者達が集まっ
てくるのを期待しているので、今は”将来の親友”に出会った時の為に、あらゆる面で自
分を磨きながら、その時の為の準備をしている。」

などと言っててましたよ。(笑)

7〜8年生の頃は、

「僕にはなぜ親友がいない。」

などと悲観にくれて落ち込んでいたのですが、今ではこんな感じで自分なりに納得して、
以前よりも客観的に物事が見られるようになったので、ちょっと成長したかな?


でもそういう見方はガールフレンドや将来の伴侶に関しても言えることですよね。

いい人に出会う為に、今は自分を磨くことに頑張ればいいんだと思います。


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-07-23 05:56 | Social/Emotional

ギフテッドが感じやすいBack to School Blues

うちは∫の学校が始まって今週で2週目に入るのですが、他の州や学区ではこれから
新学年度が開始というところも結構あるのではないでしょうか。

(日本の場合はまだ夏休みの真っ最中でしょうか?)

今のところ∫は、今学年度取る科目のコースワーク(授業内容)やレベルなどにも
満足していて、毎日の学習に積極的に取り組んでいる様子なので、私も一安心して
います。

ギフテッドの子達の中には学校が始まるのを心待ちにしている子達もいる一方、下
のリンク先の記事にもありますように、中にはギフテッド特有の諸々の理由により、
新しい学年が始まる(学校へ戻る)ことに対して不安や恐れを感じ、憂鬱な気分に
なる子も決して少なくないようですね。




そのBack to school bluesの理由というのが、

(以下、大体の意味を訳しておきました。)


1. I will fail

 周り(自分自身も?)の期待に沿えないのではないかという不安や恐怖感。
 中には失敗すると思いこんだり、手がけている作業なども実際よりも難しい
 と見てしまい、最悪な状態を予想してしまう。又、あまりの恐怖心の為、進
 行中のプロジェクトを完成することができなかったり、新しく始める事さえ
 できなかったりする場合も。test anxiey(試験に対する不安)がパフォー
 マンスに影響し、彼らの成績に対する恐怖感を更に増す要因となる事にも。

  
2. I really am not gifted

 低学年の頃は学業もそれほど”大した努力”をすることがなくてもある程度優秀
 な成績を維持していたギフテッドの子も、高学年(高校)にもなると初めて今
 まで直面した事がなかったアカデミックな面での”壁”に衝突するかもしれない。
 これを”ごく当たり前のこと”だと見れず、自分が無能である証拠だと思ってしま
 う場合も。 完璧主義な子、又は自らの価値を成績で評価してしまう子達にと
 っては”B”は弱み、欠点の表れだと見てしまいがちである。羞恥心と自己嫌悪
 に苛まれ、彼らは自らの恐怖心を隠し、必要な援助を求めるのを避けるかもし
 れない。中には簡単なクラスを取ったり、以前は関心があった分野や活動も諦
 めたりと、最終的には引き腰になってしまう場合も。


3. I won't find any friends

 一般的にはフレッシュマン(高校新入生)に関して言えることだが、この恐れは
 ギフテッドのティーンにとっては高校時代を通して一貫してつきまとう悩みでも
 ある。ほとんどのティーンが成長期の過程において「社会不安」を感じるものの、
 ギフテッドの子達の場合、しばしば”本当に自分を理解してくれる”友達を見つけ
 るのが困難である。 特に、もし友達とクラスの時間やお昼時間が違っていたり、
 以前は一緒だった課外活動に参加しなくなったりした場合など、この”恐れ”は更
 に増すことになるかもしれない。「似た者同士、同じような仲間」は限られて
 いて見つけ難い為、どうしても友情関係の選択が狭くなってしまうということに
 気がつかず、多くのギフテッドのティーンが自分の性格やその他の欠陥に問題が
 あるからだと自分を責めてしまいがちである。


4. I will be bored- once again

 ギフテッドの生徒は学校の授業が退屈で失望する事に慣れてしまっている。
 オナーズやAP、 IBといったアドバンスコースの選択があったにしても、彼らが
 渇望する刺激的でチャレンジに溢れた学習環境が用意されているとは限らない。
 中にはこういった学業への失望感に対して焦りや苛立ちで反応し、更に要求する
 子もいるし、中には無関心のまま、授業中に白昼夢や落書き、携帯メールに忙し
 かったりする子もいる。 慢性的に学習面でのチャレンジが欠けていると、彼ら
 は自らの限界に挑んだり、彼らの才能や能力を発揮することができなくなる


5. I have to fake it

 多くのギフテッドのティーンが、周りと合わせる為に自分の才能や能力を隠すか、
 それとも自分自身に忠実に”ありのままの自分”でいるべきかと心を悩ませている。
 彼らは人気を得る為には”自分のレベルをわざと下げ”、パフォーマンスなども
 わざと手抜きをすべきだと信じているかもしれない。そうすることによって社会
 的な望ましさは向上するかもしれないけれど、ほとんどのギフテッドの子がそれ
 は本来の自分の姿ではなく、自分の興味関心を犠牲にしていることに気がついて
 いる。 その一方では、自分の事を本当は賢くもギフテッドでもない”詐欺師”で
 あるかのように感じる子もいる。彼らは自分が”ギフテッドの振りをしているだけ”
 と思い込み、そのイメージを維持する為には完璧な成績をとる必要があると思っ
 ている。
 

6. I will have more battles with my parents

 アンダーアチーバー、夜行性型、パーティ好きに関係なく、ギフテッドのティーン
 は学校が始まると、一般に親との言い争いが増えるという事に気がついている。
 子供に最善を望む親としては、子供の学業の進行や社会的な行動についても心配
 してしまうわけだが、学校でのプレッシャーは親子間の衝突の可能性を増加する
 事にもなる。 こういった口論を難なく上手く対処していくティーンもいる中、一方
 ではそれらによって疎外感や怒りを感じたりなどと、精神的に悩み苦しみ、結果
 として荒れてしまう(悪い態度や行動を取る)子もいる。


7. It's all about college

 ギフテッドであるかどうかに関係なく、多くのティーンが志望の大学に合格する
 為、優秀な成績、高いSATやAPスコア、秀でたレジュメの獲得にとてつもない
 プレッシャーを感じている。 学校での授業も、学習の内容や題材そのものの
 理解や真価よりも、これら(大学受験の為)のゴールに特別にフォーカスが向け
 られているかのようにさえ見える。生徒達は競争率の激しい合格基準についてや
 過去の卒業生から受け継がれた「がっかり談」など聞いたりし、自分の志望する
 大学へ行けるかどうか心配したり、その事ばかり考えているかのようである。
 そして、大学受験にそれほどフォーカスしていないギフテッドのティーン達は、
 成績やテストスコアなどに関心が向けられている事にしばしば憤りを感じ、”学
 ぶ事そのもの”に重点を置いたクラスを渇望してやまないでいる。



▪️How Parents Can Help
 
(親が出来る事)

・Help them develop a plan

 ギフテッドであるとは言え、これらのティーンには実行機能(計画立て、整理整頓、
 管理スキル)がまだ未熟な場合もある。 彼らは難なくコンピュターのプログラ
 ミングをしたり、芝居の脚本を書いたりできるかもしれないが、日々の学校生活
 の中においてはその日1日を問題なく何とかうまくやり切っていく為の段取り立て
 に関してはさっぱり見当がつかないという場合もよくある。様々なプロセスにおい
 ての段階ごとのアプローチの仕方や、壁にぶち当たった場合はどうすればいいか、
 学校でヘルプが必要の際は誰に連絡するか、そしてサポートが必要な時はどの友達
 に頼るかなど、あらゆる課題や問題に対応する為の戦略を練るのを手伝ってあげる。


・Offer support related to their fears

 子供が話す気になっている時を見つける。就寝前や運転中、又は一緒に何か作業を
 している時でもいい。彼らが感じている不安はごく当たり前の事で、理解できるし、
 他の子達も同じような事を心配したり恐れているというのを分からせてあげる。恐
 怖感に打ち克つ為に効果的な方法やストラテジーを見つける手助けをしてあげる。
 例えば、何らか気晴らしなるものや、精神を落ち着かせる戦略、ストレスを感じた
 時に役に立つ安心できる言葉など。 彼らが抱く非現実的な期待や、他人が自分を
 どのように思っているかについての思い違い、そして将来の計画に対しての思い込
 みなど、改めて自らに問いかけてみる必要があるかもしれない。


・Intervene when necessary

 時として穏やかな説得や何気ない会話だけでは不十分な場合もある。ティーンの
 中には親と話をするのを拒む子もいるし、又はあまりにも深く不安感や怒り、悲
 壮感にとらわれてしまって、もはや親が入るこむ隙間がなくなる場合さえある。
 ギフテッドのティーンは、彼らの知性や発達した推論能力を使って、自分は何で
 もわかっていると自分に言い聞かせ、どんな状況も理屈付けや正当化してうまく
 抜け出そうとする。 親はそういった状態から明瞭な道を示してあげ、きちんと
 対処すべき問題点があるという事をしっかりと知らせるべきである。教師や支援
 スタッフとの相談会へ参加させたり、ワークショップや教育指導(勉強スキルの
 習得など)を受けさせたり、又は特に不安感が極度に高かったり、うつ気味だっ
 たり、自傷行為の兆候が見られる場合などはカウンセリングを考慮すべきである。
 
 

以上、相変わらずぎこちない日本語の訳になりましたが、(苦笑)大体の意味は
わかっていだだけたのではないかと思います。


ギフテッドの中には新学期に限らず、普段でも「あまり学校に行きたがらない」と
言う子達も結構多いと思うのですが、上記のリストを読んでいると、その根本的な
理由も知ることが出来る感じがします。


ちなみに、今学年度はハッピー♪ムードでバックトゥスクールした∫ですが、去年、
8年生からハイスクールへ移行した年は、やっぱり”Back to school blues”
|||(-_-;)||||||ε-(ーдー)ハァ に陥ってたみたいですねぇ。

参考過去記事:





去年、高校に進学してからすぐに現在のオンラインスクールへ移り、丸1年が経
った現在、当時∫が抱えていた問題や悩みもそれ以後ほぼ解決し、毎日満足した
学習環境を楽しんでいるので、やはり早めに対処する事が大切だなと思います。


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by giftedinfo | 2015-08-22 02:26 | Social/Emotional

Self-Efficacy(自己効力感)についての日本語訳

少し前のこちらの記事の中でリンクした、




というオリジナルが英語の文献の中に出てきたSelf-Efficacy(自己効力感)
の部分を、お馴染み、ブロ友のmaiさんがすごくわかりやすく訳してご自身の
ブログにアップしてくださってますので、そちらの方をリンクしておきます。



maiさんも毎日、ギフテッドである息子さんの育児&教育指導(プラス主婦業
などなど)で超お忙しい中、こうやってわざわざとてもわかりやすい日本語訳
をしていただきとても感謝しています!


maiさん、いつもありがとう〜!010.gif(私からのチュウなんて欲しくないわって?笑)


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by giftedinfo | 2015-05-21 11:57 | Social/Emotional

モチベーションとアンダー・アチーブメント②

最近、ギフテッド関連の話題としてモチベーションアンダーアチーブメント
関する記事が続いていますが、前回のこちらの記事に加え、更に役に立ちそうな
情報が満載の記事を見つけたので、そちらの方も補足としてリンクしておきます。




これらの情報、とても参考になるので本来ならば訳して皆さんにご紹介したい
ところなのですが、今は肩の痛みのせいで長時間の間パソコンの前に座って苦手
な日本語訳をする気力や根気がなく、英語の嫌いな方には申し訳ないのですが、
それでもなんとか頑張って原文を読んでいただければと願っています。


以前の記事でもとりあげましたように、このリンク先の記事でも、ギフテッドの
生徒のアンダーアチーブメントの原因が書かれていて、基本的にはまぁ、すでに
前回で学んだ同じ要因がここでもとりあげられているのですが、ただ、こちらの
記事ではギフテッドのアチーブメントに深く関係してくる「self-efficacy」
(自己効力感)の概念や、それを高める為の実践的な戦略などの情報も読むこと
ができるので、低自己効力感が原因でモチベーションが低下し、アチーブメント
の妨げとなっている場合など、これらの情報はとても参考になるのではないかと
思います。


ちなみにこのself-efficacy(自己効力感)の概念そのものについてはこちらの
日本語のベージがとても参考になります。



Self-Efficacy

"Students develop confidence in many ways, and those who are
confident about their skills are more likely to engage in a variety
of activities. The perceptions students have about their skills
influence the types of activities they select, how much they
challenge themselves at those activities, and the persistence they
exhibit once they are involved."


自分のスキルに自信を持ち、一般的に「自分は出来る!ちゃんとやれる!」と
感じることが出来れば、あらゆるチャレンジや活動にも意欲的に挑んでみよう
という気にもなるでしょうし、また、一旦、それらの活動に携わると、自分の
スキルや能力を信じているので、少しくらい困難に直面しても(続けて頑張れ
ば必ず出来る!達成する!)と感じ、持続力も身についていくのではないで
しょうか。


考えてみれば、ホームスクールをする以前、まだ公立の小学校に通っていた頃
の∫は、自分なりにある分野(算数・数学)においては得意だと認識していた
ものの、一般的には学校の先生やその他の大人達から(態度や行動を含む)
凹の部分を常に”指摘”されたり”注意”されてきてたので、自己効力感がかなり
低かったように思います。

その為、何かにチャレンジする事にも超極的になってましたし、特に自分の
苦手な分野の活動においては完全に「回避的」になってました。


当時は得意な数学でさえ「普段の素行の悪さの罰」として、先取り学習を禁止
すると脅され、凸の部分で自信をつける機会させ与えてもらえない状態でした
から、そんな環境では自己効力感も育成するはずありませんよねぇ。


∫の小学校は「ギフテッドプログラム」がなく、∫のギフテッドとしてのニーズ
の方は完全に無視され、特別教育で凹の部分のみがフォーカスされた支援や
介入だったので、2e(ギフテッドでASD)である∫にとっては明らかに不完全
なサポートシステムでした。


この「自己効力感」、ギフテッドの生徒はもちろんの事、何らかの障害を抱え
ている2eの子達にとっては特に気をつけてやるべき概念だと思います。


日々、周りから自分の欠点ばかり耳にしてき、才能やスキルを活かす(評価や
認識してしてもらう)機会がない環境だと、自信も育たないし、それどころか
自分自身に対して歪んだ見方をしたりして、自己効力感を始め、自己評価の低下、
自己嫌悪感や不健全な自己概念を形成してしまい、精神的な問題を引き起こし
たりする恐れがあるかもしれませんしね。


幸い、ホームスールの後行き始めた学校では、∫の才能やスキルがキラリと光る
場所や機会をたくさん供給してくれたし、先生たちやコーチ、カウンセラー達
も暖かい支援の手を差し伸べてくれた為、現在の∫が存在するんだと思います。


子供がキラリ072.gifと輝く場所や機会を与えてあげたいですね。


b0337834_10222113.jpg



ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ
にほんブログ村
[PR]
by giftedinfo | 2015-05-16 10:23 | Social/Emotional

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
プロフィールを見る