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デイビソンアカデミーツアーの報告

たった今、デイビソンアカデミーの学校案内ツアーが終わり、ホテルに戻って
きたところであります。

ツアーでの詳しい内容報告は、又後日ゆっくりとしたいと思いますが、
とりあえず、簡単な様子だけお伝えしたいと思います。

ツアーを終えて一言感想を言うとすれば、

(さすがデイビソン!)049.gif

という感じですね。

私達の期待を裏切らなかったどころか、スクールスタッフやカリキュラム、
指導法に教員の質、支援のシステムなど、あらゆる面において期待して
いた以上のものでした。

でも、その分ここ近年、生徒の受け入れ基準も随分高くなってるようです。

トホホ...007.gif

とりあえず、明日のExploreの試験を受けてみないことには何も
始まらないので、頑張っていって参ります!

あーちゃん、今晩はぐっすり寝て、明日がんばろうね~!

               デイビソンアカデミーの前で。



              アカデミーのすぐ隣にあるカフェテリア。
         ツアーが始まる前にちょっとコーヒーブレイクしました。




       ホテルに戻ってスナックを食べながら、リラックスするあーちゃん。



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by giftedinfo | 2011-10-22 06:03 | Educational Options

アカデミックタレントサーチ

このブログでも何度かとりあげた事がありますが、アメリカには全米
広範囲に渡り、数々の有名大学が主催する「アカデミックタレントサーチ」
というプログラムがあります。

これは学問の優秀な生徒達を発見する方法として、参加者に本来の
学年より2〜3年上のレベルのテスト(out-of-level-testing)を提供
し、そこから更に群を抜いた最優秀のタレントの発見、そしてその
才能の開発を目的としたプログラムなのです。

州によって、そのプログラムを管轄する大学が違ってくるようで、
例えば私たちの州カリフォルニアは、Johns Hopkins University
Center for Talented Youth (CTY)
となります。



全米タレントサーチのプログラム一覧
(Davidson Institute for Talent Development の資料より)

管轄する大学によっても多少異なってきますが、タレントサーチ
の参加資格条件としては、生徒は州の標準学力テストや、知能テスト
の上位5〜10%の実績がある、又は学校でのギフテッドプログラム
に所属しているなどがあげられています。

学力テストで優秀な成績を修めていたり、すでにギフテッドの
プログラムに在籍しているのであれば、既にタレントが”暴かれていて”
「タレントサーチってこともないのでは?

と思いきや、この”2〜3学年上のレベルのテスト”を受ける事に
よって、”能力(ギフテッド)のレベルがどの程度のものか、という
のを知る参考になるようです。

例えば、A君と B君、どちらも州の標準学力テストでは、上位1%
だったとします。

標準テストはGrade level(学年レベル)なので、その学年に相当
するレベルの問題しか出てきません。

例えこのテストでA君と B君のスコア(パーセンタイル)が同じ
だったとしても、果たして2人の能力は同じと言えるでしょうか?

もしかしたらA君は学年レベルは完璧に把握しているけれども、
それが限界で、 B君は学年以上のレベルの知識、知能があるけど
それを示す機会がないだけなのかもしれません。

ということで、二人の能力の違いは、学年よりも進んだレベルの
テストを受ける事によって見えてきます。

尚、受験後は受験者全ての統計、個人のランク(パーセンタイル)
などが細かく書かれたテスト結果が送られてきますので、親達は
この上位5%で構成される全受験者の内、更にそこから自分の
子供がどのランクに所属するかを確かめる事ができます。

そして、その中で優秀なスコアをおさめた者は「最優秀賞」と
でも言うべき、「High Honors」という賞をを受賞するのです。

(上位25%ぐらいと思います。)

その賞を受賞した者たちは、大学指定の地で行われる「授賞式」
に招待されますので、子供にとっても”能力が認められる”と
言う事で、いいモチベーション付けになります。

又、一定のスコアを満たした個人は、大学が提供する様々なサービス
を利用する事が出来るので、参加する価値はあるようですね。

(うちは一応Center for Talented Youth (CTY)に所属していますが、
大学でのサマー講座や、学習キャンプ、オンライン講座など結構
金銭的に負担になる為、(高過ぎる!013.gif)参加してません。)

そういったサービスが利用出来る、経済的に余裕のある家庭に
とっては、大変有意義で有益なプログラムでしょう。

又、大学側もこのタレントサーチのプログラムの中の研究部門
でギフテッドに関してのリサーチに力を入れているようなので、
研究題材(人材)の資料、情報が得やすい、という利点がある
ようですね。

優れた能力の人材を”国家の重要な資産”としてその開発、発展に
積極的な姿勢をみせるアメリカですから、ギフテッドに関しての
研究は社会的義務といった見方をしても不思議じゃないかも。

あーちゃんは小学校2年、3年とこのタレントサーチに参加し、
両方の年も「High Honors」を受賞したのですが、授賞式には
3年の時だけ参加しました。

その時の思い出の写真をいくつかご紹介したいと思います。

式はロサンゼルスにある Loyola Marymount University という
大学で行われました。

この授賞式ではカリフォルニア、ネバダ、アリゾナ州の受賞者が
集まりました。

              式が始まる前に少しリラックするあーちゃん。



              子供達が名前を呼ばれるのを待っています。



          名前を呼ばれ、軽い足取りでステージに上っていくあーちゃん。



                賞状を手にして誇らしげです。



この時私達はあーちゃんが数学のテストが100%だった生徒に
与えられる「Top in Country」(全国でトップ)も受賞した事を
知らされてなかったので、いきなりあーちゃんの名前が呼ばれて
びっくり!

司会者によると、この賞を受賞する生徒の数は10,000人1人の確率
だと言う事で、かなり誉れ高き賞のようでした。



いきなり自分の名前が呼ばれ、なんじゃ?という感じですが
とりあえず嬉しそうにステージの方向へ向ってます。



数多くの「High Honors」受賞者の中で、この「Top in Country」
受賞したのはあーちゃん以外にもう一人。

もう一人の受賞者とスポットライトをシェアするあーちゃん。
(左の方に写真を撮るパパが小さく写ってます。しゃがみ込んでるおじさん。)



このもう一人の受賞者はアリゾナ州の子で、実は!何を隠そう、
この子もデイビソンヤングスカラーズのメンバーだったんです!



10,000人に1人と言われる賞を受賞した2人のどちらともが、
ヤングスカラーズのメンバーだなんて!

まあ、ヤングスカラーの子達はIQテスト、学力テスト両方が上位0.1%
という事なので、決して不思議な話ではないのでしょうが。

でもこの子、席が偶然にも丁度あーちゃんの真後ろだったのですが、
あーちゃんが式の最中にもじもじ、そわそわ、背もたれをバンバンと
背中で押しているのに、ものすご〜く不快感にあふれた顔してました。

私が何回もあーちゃんにじっとしているように注意するのに、全く
お構いなしで、多動性炸裂!って感じで。

それとは全く反対に、このアリゾナのヤングスカラー君は始終大人しく
じっと座っていて、品行方正ギフテッド032.gifそのもの!

あーちゃんは完璧な”不良ギフテッド”031.gifって感じでしたよ!

同じ業績を成しても、この差は何なんだ!って感じ。

でもパパにとってはあーちゃんはいつでも「パーフェクトあーちゃん」。

この日はとっても誇らしげでした。

              二つの賞状を見せびらかせて父子でパチり。



             授賞式終了後、キャンパス内でちょっとリラックス。



式での興奮の余韻を残したまま、 Loyola Marymount Universityのキャンパス
を後にするパパとあーちゃん。



私たち親子にとって、この日は一生忘れる事がない、素晴らしい体験
に満ちた一日となりました。

いい思い出です。
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by giftedinfo | 2011-09-16 16:42 | Educational Options

デイビソンアカデミー(No.2)

以前でもとりあげた事のある、Profoundly Gifted (PG)の為の
学校、The Davidson Academy(デイビソンアカデミー)
ついての記事を発見したので、英語ですが興味のある方の為
にリンクを貼付けときます。


Challenging the Gifted
Nuclear chemistry and Sartre draw the best and brightest to Reno

デイビソンアカデミーについては過去記事を参照。

デイビソンアカデミー

EducationNextという教育のサイトに書かれていたた記事
ですが、アカデミー創立者、ボブ&ジャンデイビソン夫妻
の現在のギフテッド教育(特にIQ 145以上の層)について
の見解なども紹介されています。

         デイビソンアカデミーのクラス    The Davidsons


記事の一部にボブ・デイビソンがこういった極度のギフテッド
レベルの教育に携わるきっかけともなった出来事が書かれて
いました。

ある日、彼はメリーランドに住む子供が実際は11th grader
(高校2年生)のリーディングの力があったにもかかわらず、
(年齢により)キンダーガーデン(幼稚園)へ入園させられた
という記事を新聞で読み、突然ひらめきが起こったそうなんです。

1997年に大成功を収めた教育ソフトウエアの会社を売った後、
デイビソン夫妻は2年半という年月を、教育についてのリサーチ
や教育機関の頑な官僚制の改善方法などを思索したりといった
活動を続けたようですが、最終的にはギフテッド教育、それも
IQが145以上(0.13%)というごく少数のギフテッド
の人口をターゲットとした分野での支援活動を始めたのでした。

というのも、政府は教育機関に”認知、身体、感情などの面に
おいて障害をもつ子供に、”適切な教育を供給する”事を義務
付ているにもかかわらず、その一方、学習能力、知能レベルが
高度な層の教育のニーズについては無視も等しい状態であると
いう現状で、こういった上位(0.13%)のサービスが行き
届いていない層の支援にも注目すべきだというところからきた
ようでした。

”そして、重要な事は、この人口こそが大人になった時
 後に大きく社会に貢献し返してくれることでしょう。”

とジャン・デイビソンは語っています。

ある意味で彼らのやっている事は、アメリカの将来への”投資”
でもあるわけです。

デイビソンアカデミーはネバダ州の公立学校という事で授業料
は無料なのですが、

A 145 IQ score gets you an invitation to apply to the academy,
but a grueling all-day assessment gets you in.


(IQのスコアが145以上であればアカデミーに応募でき
 ますが、入学の決め手となるのは一日中にわたって行な
 われる厳しい試験。)

のようで、 

This year, the school took in 39 new students and turned away
  50 others.


(今年度においては39人が受け入れられ、50人が不合格。)

というくらいかなりの難関なのです。


又、この学校が他の学校と大きく違う点というのが、

• Allow youngsters to accelerate by subject.

(科目によってレベルの促進が許される)

Promote dual enrollment so youngsters can take classes
  in both elementary and middle school, middle and high school,
 high school and college.


( デュアル・エンロールメント とは(Dual enrollment)ー優秀な
 高校生が、地元の大学やコミュニティー・カレッジでクラスを
 履修し、高校の卒業単位を取得できるプログラム。

 デイビソンでは、小学と中学、 中学と高校、高校と大学と
 いったように、重ねてクラスを取ることを促進している)

• Individualize learning. 

(個別学習。 デイビソンの生徒全員が個別の学習プランを
 立ててもらえる。ギフテッドのIEP(GIEP)ですね。)
 
• Group students by ability, not age.

(年齢ではなく、能力によってクラスが分けられる。
 代数のクラスメートが10歳の子だったり、13歳の子
 だったりという事も。)

とこんな風にユニークな能力の生徒達のニーズを考慮した
とってもユニークな公立学校なのです。

実は何を隠そう、(バラしちゃいましたね〜)私達もあーちゃん
がこの学校に行けたらな〜とほのかな望みを抱いているのですが、
ここの生徒達のレベルや学習意欲に関しての記事を読んでいる
とあーちゃんのような2Eの子はちときつい感じがします。

(あーちゃんは実行機能にかなり問題がありますので...)

あと数学に関しての学習意欲はもりもりですが、他の教科に
関して考えると、ちょっと心配になります。

応募資格はクリアーしていても、丸一日もある様々な試験で
ツッコケそうな感じがしますし。

デイビソンアカデミーはかなりハードルが高い!

応募するかどうかまだはっきりと決めてはいませんが、一つの
オプションとして考えているところではあります。

さ〜、あーちゃんどうする? がんばってみる?

           去年のヤングスカラーサミットにて。
         デイビソンアカデミー前に立つパパとあーちゃん。


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by giftedinfo | 2011-04-30 16:16 | Educational Options

デイビソンアカデミー

あーちゃんが所属する、Davidson Institute for Talent Development
は、以前アメリカで教育ソフトウエアの会社を経営していた、
ボブとジャンデイビソン夫妻がその会社を売り、それから得た
資金で、「アメリカ国内のギフテッドの若者達を支援する」  
という目的で設立されたNPO法人。(非営利団体)





その施設の中には、下記の5つプログラムがあります。

1.Davidson Young Scholars (デイビソンヤングスカラーズ)
  18歳以下の非常にギフテッドな若者達を対象に、無料で
  あらゆるサービスを提供するプログラム。

2.Davidson Fellows (デイビソンフェローズ)
  並外れたプロジェクトを対象にした奨学金のプログラム。

3.The Davidson Academy (デイビソンアカデミー)
  非常に優れたギフテッドの為の無料公立学校。

4.THINK Summer Institute (シンクサマーインスティチュート)
  13歳から16歳を対象にした3週間の夏期集中講座
 (ギフテッドコース) 

5.Educators Guild (エデュケイターズギルド)
  あらゆる教育機関において、教育者がギフテッドの若者達を
  サポートするのを手助けする、教育者の為の無料サービス
  プログラム。

あーちゃんは1番目の、「ヤングスカラーズプログラム」のメンバーで、
詳細は書けませんが(デイビソンはメンバーのプライバシーに関して
とても厳重なポリシーがあります)6月に、年に一度行われる
集会に行ってきました。

その際、以前から興味があった無料のギフテッドスクール、
デイビソンアカデミーが近くだったという事もあり、アカデミー
についての情報を提供しているツアーに参加して来ました。

            The Davidson Academy


このアカデミーのビルディングは、ネバダ州立リノ校
(University of Reno, Nevada)

のキャンパス内に位置していて、カフェテリアやレクチャーホール等も
大学と共有しているという事もあり、中学生、高校生にして大学の
キャンパスムードが満喫できます!

               ネバダ州立リノ校キャンパス内


   
           このキャンパス内はとにかく緑が多くて、とてもリラックスした雰囲気。




              
              銅像の前でちょっと気取ったあーちゃん。



     キャンパス内には大きな湖があり、カフェテリアからも眺めることができます。
        こんな風景を見ながらランチを食べられるなんて!


           とにかく広~いキャンパス内は、
     レクチャーホールの間を歩くのにも随分時間がかかってしまう。



えっ?記事はデイビソンアカデミーについてじゃないの?って。
そうでした。 リノ校のキャンパスの美しさに思わず興奮して
しまい、ちょっと横道にそれてしまいました。012.gif

本題に戻ります。
このデイビソンアカデミー、基本的には中学生と高校生を
対象とした公立の学校。 だから特別のギフテッド専門の
学校といえど授業料は無料です。

しかし、この学校は、「通常の教育機関にて提供されている
ギフテッドプログラム」ではニーズが満たされない、ごく一部
の(IQが0.1パーセンタイル以上)最高に優れたギフテッド
の若者達が対象(中学、高校レベル)、という事で、応募資格
の水準が非常に高いだけでなく、応募資格を満たした者は更に
丸一日に渡る各科目の適格テストや面接を突破しなければ
ならないという超難関校!

中学、高校(6年生から12年生)を併せたアカデミーの
全生徒数が総合で120人というのを見れば、この学校に
受け入れられるのが如何に困難かという事が想像できます。

地元の教育機関に不満を抱くアメリカ全国、又は海外の家族が
この学校を目指し、わざわざネバダ州に移住して来る事も
少なくないようです。

             デイビソンアカデミー内。 
         生徒数が少ないせいか、教室はこじんまりしてます。


         コンピューターグラフィックの教室。 
         生徒の作品が壁に展示されています。



この学校は、一応中高学生が対象ですが、学年がありません! 
入学すると生徒はそれぞれがアセスメントテストを受け、
その後個人のガイダンスカウンセラーがつき、Personal Learning Plan
(PLP)個人的学習プランとなるものがたてられ、(スペシャルニーズ
にIEPがたてられるのと同じように)各自の能力やレベルによって
カリキュラムが作成されます。

だから取るコースなどもその生徒によって変わってくるし、
クラスも全てレベル別。

代数のクラスメートが10歳だったり、12歳だったりする事も
しばしばなのです。

尚、こういうシステムをability based(能力別)といいます。

又、授業自体も非常に高度で、科目も通常のカリキュラムより
さらに深く追求して行く事が要求され、論文なども多い為、ここの
生徒は論理的能力が優れている事が必須条件なのだそうです。

そして、取るべき科目を終了すればリノ大学のコースも受講も
可能で、能力や可能性のある子には制限をつけず、その力を
どんどん伸ばして行こうといった姿勢をとっています。 
だから可能性は無限です。

又、この学校からは、MIT(マサチューセッツ工科大学)や
スタンフォード大学といった一流のアイビーリーグへも、
数々の生徒を送り出しているようです。

Cal Tech(カリフォルニア工科大学)MITに行くのが夢の
あーちゃんにとって、このデイビソンアカデミーに入学する
事は、夢に一歩近づくという事なのですが、かなりの試練の道
となりそうです。

(何とか応募資格はクリアーなのですが、アセスメントが問題です。)

このツアーに参加してあーちゃんに感想を聞いたところ、
「ちょっと凄すぎて、自分には出来るかどうか解らない」と
少し弱気だったものの、その反面、教師やアカデミーの生徒
達の話を聞いて、かなり感銘を受けていたのも確かでした。

試してみようかっ? あーちゃん!

うん! 目標は大きく持った方が良い!

とにかくとってもインスピレーショナルなツアーでした!

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by giftedinfo | 2010-08-02 15:16 | Educational Options

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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