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ギフテッドの脳について

ギフテッドの子育てやギフテッド教育、指導法などに関する実用的で役に立つ情報はもち
ろんの事、私はギフテッドの人達ならではの特殊でユニークな認知・思考、感覚、感知の
傾向やパターンなどにも関心を持っていて、特に、そう言った(一般人との)違いはどう
して、又はどうやって生じるのか?という、”ギフテッドの脳の構造や機能”の部分にもす
ごく興味があります。


ギフテッドの子供達が”ギフテッドならでは”の特徴や行動を見せるのも、それらはやはり
もとをたどれば”脳の違い”によるところから来ているんだと思いますし。


そしてそれらの”脳の構造や機能の違い”が、更にどこから来ているのか?(割合として、
先天的な部分が大きいのか?それとも環境によって後天的に形成された部分が大きいの
か?)などと言った事に、あれこれととめどなく思い耽ったりすることがよくあります。


だから私は「ギフテッドの脳」についての文献や情報を読んだりするのも好きなのです
が、先日、ネットで見つけたこちらの情報(英語)がとても興味深かったので、皆さん
ともシェアしたいと思います。



ちょっと長い文献ではありますが、でも内容は専門用語なども少なくて、とても読みや
すい英語だと思うので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。


尚、この中で、特に「ギフテッドの脳の神経科学」という部分が面白かったので、その
部分をごく大雑把だけどポイントだけ訳してみました。


ギフテッドの脳の神経科学

ギフテッドの脳は一般の脳と比べて…

1  局部的に脳のボリュームが増加している
2 脳領域間の接続性が優れている
3 より効果的に作動する
4 感覚の感受性/感度がより優れている
5 感情知性に特化した脳の部分が拡大している 
6 変化に対してより積極的に反応する脳の部分が拡大している


1の「ボリュームが増加している局部」というのが、

・前頭葉(複雑な意思決定と仮説の検証)
・側頭葉(聴覚処理と言語の解釈)
・頭頂葉(味覚、温度、触覚)
・後頭葉(視覚情報)


のエリアらしく、(なんや?結局、ほとんどの脳の部分では?笑)これらの分野の
ボリュームの増加が、ギフテッドの人達が莫大な情報に関わる意思決定も迅速に行う
ことができる理由ではないかということであります。


又、味覚や温度、触覚などの感覚を司る頭頂葉のボリュームの増加など、ギフテッドの
個人によく見られがちな、”高い感度”や”鋭い感知、感受性”(OE)を説明していると言
えるであろうということです。


2の「脳内の領域間の接続性」に関して。

白質路は脳の異なった地域に情報を伝達し、処理速度と情報伝達において大変重要で、
ギフテッドの脳は一般と比べると、この白質路が増加している。


ギフテッドの人逹の間に処理速度が優れた者が多いのも、優れた接続性(白質路の増加)
によるものだろうとの事で、また逆に、高IQ者に見られる白質路の増加は、情報を処理
するのに使われるネットワークの豊富さゆえ、処理速度の低下にも関係している可能性
があるとの事。


ギフテッドの子がクラスの他の子達よりも学習作業を終えるのに時間がかかってしまう
のも、これが原因かもしれないとのことであります。


ラッシュアワーに何台もの車が複数のハイウェイから合流する交通渋滞と同じように、
ギフテッドの脳は別の可能性、他に考えられるべきアイデアや発想などで溢れかえって
いる為、この状態が簡潔な答えを時間内にタイミング良く答える事を困難にしてしまう
のではないかという事で、白質の接続性と情報処理のスピードの関係って何やら複雑そ
うで、未だにはっきりと詳しい事はわかってないみたいですが。


3の「脳の効率性」について。


ギフテッドの子供が一般の子と比べて習得が早い(反復の回数が少なくて学べる)の
は、脳の効率の良さに関係している。


脳の効率性を測る一つの方法がグルコースの消費で、ある研究では高IQ者達は、一旦、
タスクをマスターしてしまったら、消費するグルコースの量が少なくなるらしい。

(脳が自然に”エネルギーセーブ・モード”に切り替えられるんでしょうか?)


この事から研究者達は、「知能」というものは、脳が”どれだけハードに働いているか”
というのに対し、”いかに効果的に(能率よく)働いているか”によって測定できるので
はないか?と考えているようです。


4の「感覚の感受性/感度が優れている」


ギフテッドの子の脳は一般と比べ、振幅、継続時間の両方において、音に対して強烈に
反応する。


彼らはタッチ、味覚、臭覚、聴覚、視覚といったあらゆるタイプの感覚のインプットに
対して感度が高まっていて、これらの強化された感覚反応は、”快感”もしくは”苦痛”の
どちらにも感じられる。


例えば、ギフテッドの中には(味覚が強化されている為)微妙なテクスチャーや風味を
識別する能力に恵まれている事から、食べ物や料理をこの上なく楽しむ者もいるし、又
それとは逆に、味覚が過敏な為にある風味が強烈に感じたり、あるテクスチャーが受け
つけられず、不快に感じてしまう者もいる。


(個人的に、⬆︎の”あるセンサリー・インプットが”快感”と感じたり、”苦痛”と感じると
いうの、(ギフテッドではありませんが)感覚過敏の私にはすごくよくわかります! 
私は視覚、触覚とともに臭覚も過敏で、ある一定の匂(食べ物や物質、香水など)には
激しく反応して、ものすごい嫌悪感や苦痛(頭が痛くなったり)を感じてしまうのです
が、別のある一定の匂い(同じく食べ物、物質、香水など)にはとてつもないほどの
”快感”や”喜び”を感じてしまい、(脳の”プレジャー・センターが刺激されている感じ!)
つい、時間を忘れていつまでもクンクン嗅ぎ続けてしまいたくなるほどであります。
だから私は身につけるフレグランスなどもかなりこだわる。)



(∫の場合も触覚に関しては”快感”と”苦痛”の「混合タイプ」で、未だにシャツのタグと
か靴下の毛玉やラインが耐えられなく、ある一定のテクスチャーや素材の服が着られない
くせに、むぎゅ〜っと圧力をかけて抱きしめられたい、何かの間に挟まってコンスタント
に刺激を受けたいという欲望が強く、本当に面白いです。)



5の「感情知性に特化した脳の部分が拡大している」について。

ギフテッドの個人の脳は、感情の情報を処理する部分が拡大している。


前帯状皮質(ACC)と前頭前皮質(FC)の拡大と、より優れた接続性が、ギフテッドの
知的好奇心を満たそうとする激しい欲望の原因とも言える。


又、この部分の拡大とより優れた接続性が、ギフテッドが感情の情報を一般とは違った
使い方をしている(感情処理の部分だけではなく、知的機能に関係した全ての領域に広
がっている)理由とも言えるだろう。


更にこの事は、高IQの個人がかなり頻繁に、鬱や不安感などを含む高まった感情反応を
経験する傾向にあるということも説明できるかもしれない。

(言い換えると、"drive"(意欲、活力、原動力)と"anxiety"(不安感)は、その個人の
脳にもともと生まれつき備わっているもの(先天的)なのかもしれない。)



5の「変化に対してより積極的に反応する脳の部分が拡大している」について。

ギフテッドの個人は知的チャレンジによって脳の機能が更に加速される。


数学的ギフテッドの若者達の脳は、実行機能(右のACC)、感覚情報の解釈(左の頭頂
葉)、そして運動機能(左の運動前野)の部分が大きく、又、彼ら(彼女ら)の脳には
前頭部と大脳基底核(報酬と意思決定に特に敏感な脳の部分)、そして頭頂部を繋ぐ白
質路の数の増加が見られる。(結果として流動性推論、ワーキングメモリー、創造力な
どの能力が向上。)


この事は、ギフテッドの生徒の脳は、情報をより効率的に管理するのに関与している部
分が(一般よりも)より大きいという可能性を意味している。


又、ギフテッドの脳は、より困難な課題やタスク(チャレンジ)を与えられると、更に
一層加速される。


サイズや活性化ではなく、むしろ脳のこういった部分を、質的にユニークでより複雑な
やり方で活用する能力こそが、最終的にギフテッドの人達に見られるチャレンジや問題
解決に対するアプローチの違いを示しているとも言える。


ギフテッドの脳が更なるチャレンジを与えられた場合、一般の脳と比べ、脳の両側により
一層の活性化が見られる。更なるチャレンジによって、より一層活性化されたこの状態は、
(脳が最高潮の状態)”flow”を体験している状態に関連しているとみられ、一般にギフ
テッドの特徴として知られている”rage to learn"(抑えがたく激しく強烈な”学ぶこと”
に対しての渇望)の現象も説明できると言える。


ギフテッドの子が最適レベルで機能する為にはチャレンジ(困難と感じる、やり甲斐の
あるタスク)が必要であるとは言え、”チャレンジ”は個人によってそれぞれであるとい
うことを認識していなければならない。


これらの生徒に必要なチャレンジとは、年齢や学年、試験のスコアなどをもとにしたも
のでなく、各個人が(彼らに適した)高度なレベルの知的機能で作動することができる
作業やタスクをもとにしたものでなければならない。


ギフテッドの生徒が適切な知的チャレンジと支援を得られることができた場合、彼らの
多くの”感情的”、行動的な困難も、完全に無くなるとはいかないまでも、減少するであ
ろう。

(⬆︎これはまさに∫にあてはまりました。)


以上、かなり大雑把で意訳っぽい文章ですが、まぁ、基本的なポイントは理解してい
ただけるのではないかと思います。

(わたしゃ直訳は苦手です。でもワケわかめのGoogle翻訳よりマシかと思います。笑)


こういうギフテッドの脳の解剖学的(構造)、生理学的(機能)な情報を認識する
だけでも、ギフテッドの個人のユニークな思考や感覚、言動のパターンや傾向に対し
てもある程度納得でき、誤解を防いだり、先入観を取り除くことにも役に立つのでは
ないかな?なんて思います。

こういう情報は特に学校の先生たちにも知ってもらいたいですね。


そうすれば、なぜギフテッドの子たちには彼らに適した知的チャレンジが必要か、と
いうのも理解できるでしょうし、こう言った子たちをもっと寛容的、支援的な気持ち
で受け入れてくれるようになるのではないかと思います。


最後に。これは∫の脳。(笑)

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by giftedinfo | 2016-04-24 03:38 | Gifted Brain

ガニエのギフテッド/タレンティド区別化モデル (DMGT)

ギフテッドやタレンティドの定義や考え方も、個人や団体・機関によって様々なようでは
ありますが、私は個人的にはこちらのGagné氏の見方が一番しっくりします。



(チラッと調べてみると、日本語では”ガニエのギフテッドとタレンティドの差別化モデル”
と訳されているみたいですが、私は"differentiated"という言葉が”差別化”となっている
のにニュアンス的にやや違和感を感じてしまう為、あえて自分勝手に”区別化”としています。
苦笑)


「ギフテッド」と「タレンティド」という言葉に関しては、個人や団体(学区など)に
よって、それぞれが違った意味で定義付けされていたり、特にあえて区別せず使われて
いる場合も見られるのですが、ガニエはこの2つをはっきりと区別しています。


彼の考えによると、「ギフト」(Natural Abilities) というのはそれぞれ個人が”持っ
て生まれた資質/才能”で、「タレント」(Talent) は”それらの才能(ギフト)から体系
的に開発されたスキル・能力”と区別して見ているようです。


ガニエによる、主に遺伝的に決定されるギフト(天性の素質・才能)の領域というのが、

Natural Abilities

(精神面)

知的能力:一般的知能('g'要因)流動性、結晶性推論、言語的、数的、空間的、
  記憶、手続き的、叙述的能力
創作力、発明性(問題解決のスキル)想像力、独創性(芸術)検索の流暢性
社会的情動能力:洞察力、知覚の鋭さ(操作)、対人スキル、社交上手、機転
          影響力、説得力、雄弁さ、リーダーシップ、求愛、育児
感覚的能力:視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有受容感覚(目を閉じていても、
        自分の手や足の位置と、それを動かしていることがわかる感覚)

(身体面)

筋肉:力、スピード、強さ、耐久力
運動調節:スピード(反射)機敏、コーディネーション、バランス


で、以下がTalent (タレント)の分野であります。

Talent

アカデミック(言語、数学、科学、人文学、職業教育)
テクニカル(交通、建設、技能、製造、農業)
サイエンス&テクノロジー(エンジニアリング、医療、社会)
芸術 (創作、舞台、応用、ビジュアル、文学、口頭)
ソーシャル・サービス(健康、教育、コミュニティ)
経営/販売(管理、マーケティング、保護、検査)
ビジネス運営(記録、財政、流通)
ゲーム(ビデオ&カード、チェス、パズル)
スポーツ、アスレチック


そして、持って生まれた資質や能力(ギフト)を、特定の秀でたタレント(体系的に開発
されたスキル)へ移行する為のプロセスがこちらであります。


Talent Development Process

活動:アクセス、内容、形式
プログレス:段階、ペース、転機/岐路(ターニング・ポイント)
投資:時間、経費、労力


ガニエの見方によると、すべてのタレントが内部と外部の触媒(促進の働きをするもの)
の影響を受けて、学習や練習を通じて自然の能力(ギフト)から開発されているとの事
なので、この発達のプロセスがうまく行われないと、従来の才能(ギフト)がフルに開
花されない恐れもあるわけですよねぇ。

(ギフテッドのアンダーアチーブメントがこの例でしょう。)


いくらスポーツや音楽などの資質や才能を秘めていても、適切な指導やトレーニングな
しではその才能を完全に発達させることはできないでしょうしね。



それと同時に、いくら長時間のトレーニングや練習をしても、ギフトの部分が欠けている
(元々の資質や才能が備わっていない)と、ギフテッドの個人が達成するのと同じレベル
のタレントには発達できないとの見方で、これは私もずっと昔からそう感じてたので、この
部分を読んで頷けました。


(運動能力全般に欠ける∫が、いくら優秀なコーチから指導やトレーニングを受け、莫大
な時間を練習に費やしたとしても、優秀なアスレートやスポーツ選手になれるとは考えら
れませんので。苦笑)


(だから私には「10,000時間の法則」の概念があまりにもシンプリスティクに思え、
すんなりと”はい、そうですか。”と納得できないのであります。)


話を元に戻しますが、その発達のプロセスに影響する触媒というのが、

Intrapersonal Catalysts (個人内的触媒)

学習プロセスにポジティブにもネガティブにも影響を与える個人の特徴が、

身体的特徴:外見、障害、健康
精神的特徴:気質、性格、回復力

そしてこちらが目標管理の要因

認識:(自他共の長所や弱点の認識)
モチベーション:(価値観、ニーズ、興味関心、情熱)
意志:自主性、努力、根気


Environmental Catalysts(環境的触媒)

タレントの発展に影響する環境的要因

・環境、境遇:(物理的、文化的、社会、家庭的)
・人:(両親、家族、仲間、教師、メンター)
・設備:エンリッチメント(カリキュラム、教授法、(学習ペース)
    管理上(別クラス方式、能力別クラス、飛び級など)

chance

個人内的/環境的触媒と、自然の能力(ギフト)に影響を与える要因。

個人がどの外的環境に、どういった個人的特徴を持って生まれてくるか(遺伝的要因
に大いに関係する)はチャンス(偶然、好機)による。

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こうやって図で見てみるとわかりやすいですね。


個人の持って生まれた素質、才能が”タレント”に発展する為には、個人の置かれた
環境や状況、そして本人の気質や性格などがそれぞれ複雑に相互的に影響し合って
いるという感じで、それを考えると、ある子供には効果的な活動やプログラムも、
別の子供には効果が見られなかったり、それどころかタレントの開発の分野のみ
ならず、子供の感情面、精神面でネガティブな影響を与えたりして、”逆効果”にな
ったりする事もあるのではないかなんて思ったりします。


例えば、ある子にとっては「飛び級」、「複数学年飛び級」が効果的であるかも
しれませんが、別の子にとっては気質、性格的にそう言った環境があってなくて、
精神的に辛い思いをし、学業にも悪影響を与えたりなど。


ギフテッドの子の能力を最大に伸ばすには、これら個々の「個人内的触媒」と
「環境的触媒」の要因に目を向け、それぞれの要素がそれぞれユニークな子供に
効果的に作用しているかを常にチェックして見極めながら、そうでない場合は
その都度、子供に効果的であるように微調整をしていきながら、この「発達の
プロセス」のサポートをしてあげるべきではないかと思いました。


最後にこのトピックについての動画も見つけたので、ついでにアップしておきます。




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by giftedinfo | 2016-04-18 05:23 | What is Gifted?

ギフテッドの特徴:そう言えばうちもあったなぁ…

んでいて、(あぁぁ〜、そう言えば∫にもそういうところがあったわぁ〜!)っと、つい
昔の事を思い出して笑ってしまいました。

(その当時は全然、笑い事ではなかったのですが。σ(^_^;) 汗)

この記事の中の、

Many gifted children are intrinsically motivated. Smiley faces, star stickers,
and even good grades aren't likely to motivate them. Redding believes that
these children will sacrifice such "external" reward in order to work on more
appealing tasks.


The tasks that appeal to them are those they find interesting, challenging,
and relevant to their lives. It's the challenge that they find rewarding.
Rote memorization of facts and concrete details is neither challenging nor
rewarding.


If these children are not given sufficiently challenging work, they will make
it more challenging. For example, they might give themselves time limits
when no time limits exist. They will do this even though it means they
may risk doing well on an assignment or on a test. Although they could
get an A with little effort, they find the challenge more inherently rewarding.
They will also often choose more difficult tasks over easy one in order to
be challenged, even if it means they are risking the chance to get an
easy grade.

(Underachievement of Verbally Gifted Childrenより抜粋)


…という部分なんか、小学校3年くらいの∫そのまんまって感じで笑えましたよ。


この当時、Mathはもちろん、英語の文法やスペリング、サイエンスなどの分野において、
小学校3年生の学年で習うカリキュラムをほぼすでに習得していた∫は、学校での毎日の
授業はチャレンジが欠けていると感じた為、自分自身で”チャレンジ”を作り出していたみ
たいであります。(笑)


*以下、これらの写真は以前にブログでも載せていたと思うのですが、その記事がどこ
だったか見つけられないので、再度、ここでアップしておきたいと思います。


かけ算のテストなども、(こんなもの、やってられるかぁ〜)って感じで、テストその
ものは全く無視して(問題に答えず)テスト用紙の裏に自作の代数の問題を作って提出
したりなど…

”0点”になるのを覚悟でこんなことするんですからねぇ…(苦笑)

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もちろん、この件についてはその後、担任の先生から呼び出しの連絡が来て、私も
”注意”されました。(笑)


こちらは聞き取りスペリングのテスト。

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先生が言った単語を聞いて、それらを順番に正しい綴りで記入するといった形式のテスト
だったのですが、すでにこれらのスペリングを習得していた∫は(実際、これらより長く
て複雑な単語を2歳の時に綴ってた。笑)番号に”飾り付け?”したりして、自分でチャ
レンジを作り出していたみたいです。


先生から、”A (∫のこと)was not paying attention."って書かれてますが、番号
に飾り付けしながら、先生が順番に読んだ単語をきちんと正しい綴りで書いてあるんだ
から、私としてはちゃんと"pay attention"してると思ったのですがねぇ。(笑)


ちなみにこの先生はとても厳しくて、スペリングがあっていても、単語の文字一つ一つ
が繋がっていたり、終わりが長かったり、余計なハネがあったりしてフォームが崩れて
いたら❌で、減点されてました。(めちゃ細〜い!汗)


私の考え方がズサンなのかもしれませんが、スペリングのテストをしているんだったら
”綴りの正しさ”だけに評価の視点を向けて欲しいなぁと思うのですが。


ギフテッドの子達って、多くの子がシールやニコニコ顔、(日本の場合”よくできました”
のハンコ?)、良い成績などといった、”外的”な要因では動機付けされ難く、好奇心や
興味・関心、願望などといった内発的な動機で動く傾向にあり、又、彼らにとっては困難
なタスクやチャレンジに挑むこと(そしてそれらを達成すること)が大きなリワードとな
る為、それらを得る為には、「チャレンジがないのなら自ら作ってしまえ!」っといった
流れになるんでしょうね。

(尚、この原文では”verbally gifted"となってますが、私はこれらの特徴は言語的ギフテ
ッドに限らず、ギフテッド全体に見られると思います。)


ギフテッドの脳は、(彼らに適した)刺激が必要なんですよ!

彼らにとってはこう言った必要不可欠な「知的刺激」や「チャレンジ」が得られないと、
精神的に”苦痛”を感じるのではないか?と思ってしまいます。


こう言ったギフテッドの子達の特徴を認識するだけでも、教育者達は彼らの(問題とも
みなされる)言動の裏側に隠れた”本来の原因”を見つけ出すことができるのではないで
しょうか。


∫の場合は、その後、ギフテッドの専門家のDr. Palmerとの出会いで全てが思わしい方
向へと向かって行ったので、理解者がいるだけで子供の人生が大きく変わってきますよね。


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by giftedinfo | 2016-04-10 03:19 | Characteristics

ギフテッドの課題:オールAの潜在的問題点

こちら(アメリカ)のギフテッドに関する情報を読んでいると、(そう言われてみれば
なるほど!)と色々考えさせられたり、参考になる記事を頻繁に見つけはするのですが、
それらをブログ内で紹介したいとは思うのだけど、でも最近は日本語に翻訳したり、簡
単にまとめたりするのさえ億劫に感じてしまい、記事にするのを躊躇ってしまってます。


でも、私のブログの読者の方達は英語が堪能な方も多いし、英語があまり好きではない
方達も、”ギフテッド関連の情報”だと頑張って読んでくれるのではないかと思い、これ
からは日本語訳なしでも、役に立つ情報、考えさせられる記事など、どんどんリンクし
ていこうかな?なんて思ってます。


(翻訳が得意な方など、私が紹介した記事が”これは参考になるぞ”と思った場合は、ご
自分でどんどん訳して自分のブログなり何なりに載せちゃってくださいね!ギフテッド
に関してはまだまだ情報不足の日本なので、皆んなで協力しあって知識や情報を広めて
いけたらいいと思うので。)


ということで、先日ふと、ネットで見つけて、私自身も∫がまだ小学生の頃に直面し、
対処しなければならなかった成績に関する課題の記事が、とても参考になると思った
のでリンクしておきます。




本来ならば「成績」というのは、生徒が”どれだけ学んだか”というのを反映すべきもの
なのでしょうが、アセスメントの仕方によっては、「成績」は生徒の”知識、習得して
ること”を表しているとも言え、もし「成績」が、”学んだこと”ではなく”習得している”
ことを反映しているとすれば、学年が始まった時点(特に小学校低学年)ですでにその
学年で学ぶことを”習得してしまっている”ことも多いギフテッドの子達は、何も学ぶ事
なくしてオールAをとる事だって可能なわけなんですよねぇ。


その場合、さして勉強をしなくても、最も簡単にテストや宿題などでもいい点や成績が
とれてしまうので、ギフテッドの子達は彼らにとって重要な”知的・学習チャレンジ”の
機会が与えられる事がなく、学習面にいて、”がむしゃらになって努力する”という場
に直面するのも少ない為、後の中学やになって必要となる「学習スキル」や精神的
な面での粘り強さやタフさなども育成れ難くなるでしょう。


当然、親としては子供が学校からオールAの成績を持ち帰ってきていると、安心してしま
うのすが、でもその優秀な成績の”表面”だけ見て安心仕切ってしまうではなく、それ
らの背景をもう少し深く掘り下げて探ってみて、実際、子供にとって適切な”チャレンジ”
機会が与えられているのか?(子供が努力をする事の大切さを習得ていってるのか?)
などを調べてみる必要があるかもしれませんね。


学校での懇談会などでもそう言った話を持ち上げ、先生に相談してみたり、問題がある
場合などは色々な対処法などを見出して行く必要があるかもしれません。


(うちの場合も定期的に行なわれていた「特別支援教育」関連のIEPミーティングだけ
なく、∫の担任と∫の”個人的な教育ニーズ”(ギフテッド教育)に関しての非公式的な話し
合いの機会を頻繁に設けてもらってました。


ただ、学校側が非協力的な場合は親としては本当に頭が痛いのですが…


中にはこの記事の中で取り上げられているポイントを理解できない(できない振りをして
いる?)先生もいたりして、

「子供がいい成績(オールA)を取っているのに一体、何の問題があるというのか?全て
がうまくいっているのに何が不満なのか?」


なんて言ってくる教育者達もいますので、親の方も子供の教育アドボカーの為にはかなり
の根性と忍耐力が必要となってくるのですが…


そういうのを通り越してきて、幸い、現在では∫は、学校でのAPコースや大学のクラス
などで知的/学習的チャレンジが事欠かない中、(特にAP EnglishとAP US History
やっぱりかなりハードみたいではあります。でもそれでもそれなりにやり甲斐もあるよう
で、結構”楽しんでいる”風でもある。)これまでに身につけてきた”ハードワークと努力”
のスキルと精神をきちんと適応して行ってるようです。

(将来、大学での授業について行く為のいい予行練習ともなっている。)


最後に、このまとめの部分がとても参考になります。


The Potential Problem with Straight A's


If your child is getting straight A's without trying, it could be a sign that
she is not being challenged. And without challenge, there is no effort.
Once a child gets out of school and into the work force, no one is going
to look at her grades any more. Those grades aren't going to open any
more doors or ensure success in your child's chosen field. For that, your
child is going to have to understand the importance of effort and know
how to meet a challenge. This is not to say that grades aren't important,
but unless those grades reflect not just knowledge, but also effort and
hard work, your child may not achieve the success in life that you might
expect from those straight A's.

(What's Wrong With Straight A's?より引用)


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by giftedinfo | 2016-04-07 03:45 | Instructions

ギフテッドの大学受験計画

まず、始めに。

数日前から軽い風邪の症状を見せ始めていた∫ですが、幸いその後体調も悪化する事なく、
今朝、なんとか無事に、「ゲーム理論」の中間試験を受けることができました。

出来の方はよくわからないらしいのですが、まぁ、とりあえずはきちんと試験を受ける
事ができたので良かったです。(ほっ)

さて、本題です。

今回の記事はギフテッド関連といえど、特に”アメリカの大学受験”についての情報となる
為、日本の方にはあまり参考にならなくて申し訳ないです。

でも、私のブログの読者の中には、アメリカ在住の親御さん達も結構いるので、(&日本
在住でアメリカの大学受験を考えている方達など。)とりあえず参考までに、ネットで見
つけた記事をリンクしておきたいと思います。

(自分自身の覚書にもなるし…)




これらの情報を読んでいると、大学受験の準備や大まかな計画なども、ミドル(7, 8年生)
の頃から立て始めても決して早過ぎではないという感じですね。


それどころか競争が激しいセレクティブな名門大学、一流大学などへ受験する場合など、
それくらいから具体的にプランを立てて、実行してないと遅すぎるくらい!


うちは∫がミドルの頃なんか、大学受験などまだまだ先の話という感じがして、まるっきり
頭になかったので、これと言って何も準備もしなかったですよ〜。(汗)


ミドルの頃など、その当時∫が抱えていた”課題”の対処に気をとられて、数年先のことまで
考える余裕なんてなかったですし。


…とか言っても、大学受験がもろ目の前に迫っている現在においてさえ、受験生の親として、
私って結構、呑気に構えているんですけどね。(呑気過ぎるくらい。笑)


これは私だけじゃなくて∫もそんな感じで、本人はMITや Caltech、Berkeleyに行きたい
と言っているわりには、一般の受験生と比べると(時間的には)学校の勉強もしてないし、
SAT/ACTの準備勉強もまだ始めてないし、週末なんかも自分が好きな活動ばかりやって
”楽しんでいる”し、夜も学校のコースワークが遅れているわりには最低でも2〜3時間ほど
自分の好きなことして遊んでるし、睡眠も毎日9時間半くらいたっぷりととっていて、


(あんた、ほんまに受験生?)ヾ(-_-;)


って感じですよ。(笑)

だから∫からは世間で懸念されている「最近の中高校生はプレッシャーやストレスに苦しん
でいる」といった様子が全く感じられません。


まっ、でも私としては、そっちの方がいいと思っています。


自分の子が心身ともに病んで苦しむ姿を見るよりは、(たとえ名門大学へ受からなかった
としても)身体が健康で、本人がハッピーだと思える高校時代を送っているのであれば、
それで文句はなしです。


こう思うのも、小さい頃、中〜重度の自閉症と診断され、将来、自立した生活が送れない
かもしれないと言われたり、一時期、身体的にも結構、シリアスな病気の疑いがあがり、
(身体さえ元気であれば、生きていてくれさえすれば自閉症でもなんでもいい!)と思った
経験があるから、私の∫に対しての”期待”がかなり低いのかもしれません。(苦笑)


∫が小さい頃に私たちが目の前に突きつけられた将来の見通し図を考えると、どの大学で
あろうが、”大学に行く”ということはまさに、"icing on the cake”と感じるから、人間
ちょっとパースペクティブを変えるだけで随分、見方が変わるものですよねぇ。



最終的に自分が希望する大学に全て受からなかったとしても、別に他にも大学はいくらで
もあるんだし、もし即座に大学に進学したくなかったら、gap year取って自分の進みたい
道を探索する旅に出かけたり、インターンシップしたりしてもいいし。


アメリカの大学に行きたくなければ(授業料が無料か格安な)ヨーロッパ圏の大学へ行く
のも一つのオプションだし。

(最近、パパはこのアイデアに関心があって、特にドイツの大学を∫に薦めている。)


私は∫が心から満足してハッピーな道を歩んでくれたらそれでハッピーなので。


おっと〜! 又、記事のタイトルから話がかなり離れてしまいました。(私の悪い癖)


とりあえず、ギフテッドの子の大学選びや受験のプロセスについては又”ギフテッドなり”の
課題もあるかと思いますので、興味のある方は↑のリンク先をチェックしてみてください。


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by giftedinfo | 2016-04-03 06:43 | Resources

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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