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ギフテッドは薬にも敏感?

ギフテッドの人達が音や光、匂い、味、ある一定の手触り、肌触り(テクスチャー)など
といった「感覚的な刺激」に敏感だと言うのはすでにわりと知られた情報なのですが、こ
ちらの心理士/セラピストのブログの記事を読んで、

(あぁ〜!そう言われてみれば!)

っと、改めて気がついた事があったので、この記事を皆さんともシェアしますね。



”Medication: This is another category that frequently elicits reactions
of surprise from my gifted clients when they discover that it is common
among the gifted. These clients will often shake their heads in surprise
and share, "Yes, that describes me," when I ask whether they require
lower doses of medication than the average person. For example,
they may need only a low dose of medication to relieve a headache."

(Gifted adults are sensitive to light, sound, texture, and medicationより)


この、”ギフテッドの人達は一般と比べると、薬なども少量の服用量で効き目がある
(少量で同じ効果が得られる。)”

というのなど、まさにうちのパパそのままやんか!っと思ってしまいました。


パパの場合、鎮痛剤などの”薬”だけでなく、カフェインやアルコールなどといった化学
物質にもとても敏感に反応するので、だからお酒類はほとんど口にしないし、(ビール
も飲まない!)たまにコーヒーなんか飲むと、少量でも目がギンギン、神経が高ぶって
超ハイな状態が何時間も続き、物凄い速さと声の高さで周りの者をとっ捕まえてペラペ
ラ喋りまくるので、聞いている方は(聞いているだけで)どっ〜ぷりと疲れてしまうん
ですよ。

もちろん、夜にコーヒーを飲むと、その晩は明け方くらいまで神経が高ぶって眠れない
らしい。

私なんか夜、コーヒー一杯くらい飲んでも2時間後くらいには何の支障もなく、く〜か
く〜かとグッスリと眠れますけど。(笑)

皆が皆とは限らないでしょうが、ギフテッドの人達って、感覚的な刺激だけでなく、こう
いった”化学物質”などに対しても、身体や脳が敏感に反応してしまうんでしょうかねぇ。

(吸収されやすいシステムの持ち主?)


こちらの記事にもありますように、感じやすい(OEが激しい)ギフテッドの人達の中に
は、感覚や心の痛みを麻痺させるという目的で(不健康なコーピング法)アルコールや
ドラッグなどに手を出し、中毒症になってしまう人もいるみたいですが、もしギフテッド
がこういった化学物質に”敏感”な傾向にあるとしたら、一般の人たちよりもhookしやす
く、依存症に陥りやすいのではないか?などと思ったりしますが。

まぁ、アディクション(依存症)のメカニズムはまた違うのかもしれませんが。

これをきっかけに又、こういう分野もこれから先調べてみたいと思いました。


ちなみに現在の時点では、∫が薬や化学物質に対して敏感かどうかというのはよくわかっ
てません。

というのも、∫は小さい頃から偏頭痛持ちの私と違い、滅多に頭痛やその他の痛みを訴え
ることがないので、生まれて今まで鎮痛剤を取ったのも数回ほどだと思います。

(マジで!)

又、実を言うと∫は15歳の今だに錠剤を飲み込むことができないので、(過去に幾度か試
したけれど、飲み込むタイミングが掴めず、喉に詰まってしまい恐ろしい思いをして以来、
その体験がトラウマ化してしまって今だに錠剤を拒否してる!汗)少々の頭痛だったら薬
は飲まずに我慢してるんですよ。

あまり酷い時にはリキッドタイプのを飲ませてますが。


あと、アルコールはもちろん、15歳の今だに”コーヒーは大人の飲み物だ”という概念が頭
にこびりついているせいか、コーヒーも一切飲もうとしないので、∫がパパのような反応
を見せるかどうかも今のところはわかりません。

カフェインが入っているソーダや炭酸飲料も飲まないので。


でももし∫がパパみたいだったら、ハイテンションの二人に挟まれる私は大変だろうなぁ。


それにしてもギフテッドの人達って、一見、つながりがなさそうな、身体的(脳)部分で
も独特の特徴が見られるって感じで、とても興味深いですね。


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by giftedinfo | 2016-07-31 04:44 | Characteristics

内向的なギフテッド

昨日のこちらの記事で、∫が以前通っていた公立のチャータースクールで8年生の時に軽
い”うつ状態”に陥った原因と思える要素をいくつかあげたのですが、それに加えてもう一
つ考えられるべき要因を思い出したので、今回、ここに書き足しておきたいと思います。

そのもう一つの要因とは…

アカデミックな面に対する不満、(授業が簡単過ぎる、自分のレベルにあった学習を提供
してくれないなど)そして、ソーシャル・エモーショナルな面においての困難(クラスの
仲間達との間の距離感、孤独感、自己概念の歪みなど)に加え、典型的な内向型である∫
にとっては、学校、集団の中での毎日の生活は、神経的にも精神的にもかなりチャレンジ
を要するものだったようです。


尚、内向的というと恥ずかしがり屋でなかなか人と打ち解けにくく、引っ込み思案という
イメージがあるのですが、こちらのリンク先の記事に「内向性」が更に詳しく説明されて
いて、「内向性」と「外向性」の個人では、単なる性格的な特徴や嗜好だけでなく、周り
の刺激に対する反応や対応の仕方、ストレスの対処法、物事の感じ方や捉え方、考え方な
どにも違いが見られ、自己と外部(環境)とのインターアクションの仕方にかなり違いが
あるという感じがします。


尚、リンク先の記事によると、これらが内向性の人の特徴です。


■内向性のいくつかの特徴

縄張り意識が強いー 個人的な空間と時間を望む

一人でいることにハッピーであるー 集団の中でも孤独を感じることがある

大きな集団の中にいるとどっと疲れてしまうー パーティが嫌い

(精神的なエネルギーを)充電するのに一人の時間が必要

グループよりも自分だけでの作業を好む

人に会うことについて慎重に行動する

控えめ、もの静か、物事を慎重に検討して決断を出したり行動する

注目の的になるが好きではない

誰にでも簡単に自分の胸を打ちを開けたりしない

少数の人に対して深い愛着心を抱く

じっくりと慎重に考えてから話す(話す前にまず頭の中で練習する)

考察・内省を重要だと思う

じっくり、そして深く集中することができる

思考やアイデアに没頭してしまう

興味関心分野は限られているが、深く探究する

一対一でのコミュニケーションがベストである

一人でいる時間や、邪魔されない平穏な時間がないとイライラして落ち着か
 ない状態になる

思慮深く慎重に活動などを選択する



個人の空間と時間をこよなく愛し、集団の中だとノイズやざわざわ感、カオス状態など
にすぐに神経が過敏に反応して圧倒され、どっと疲れてしまう内向的な∫にとっては、そ
の精神的なエネルギーの損失を充電する暇もないまま、一日中、そう言った環境(学校
生活)に浸されていたわけなので、さぞかし辛かったことでしょう。


(∫はASDの診断もあるということで、これらは自閉症からくる感覚過敏の問題だと思っ
ていたのですが、センサリー・オーバーロードや刺激に対する過激な反応はギフテッド
の知覚性OEの特徴でもある為、正直言ってどちらから来ているのかはわからないのです
が…)


そう考えると∫の場合、

・アカデミック面での不満
・ソーシャル・エモーショナルな面での困難
・感覚的な面での困難


と、これらのマイナスの要素が重なり合い、次第に精神的、感情的に疲れて行き、学業
に対する意欲やモチベーションも失い、人生(まぁ、たかが12〜13歳の子の限られた
ものではありますが。苦笑)に対して失望感を感じ、落ち込み状態に陥っていたのでは
ないかと思います。


ちなみに私は自分自身も内向的で、学生時代に限らず大人になった今でも同じような点
(感覚的な部分)で困難を感じている為、∫の気持ちが痛いほどわかりましたし、即、
事態を改善してあげるべきだと思いましたねぇ。


私が思うに、ただでさえギフテッドの人達は様々な面で、”生き難さ”を感じることが少
なくないと思うのですが、でも”内向的”なギフテッドの場合、これらの内向性の特徴が
場合によってはその”生き難さ”を更に倍増しているかのようにも思え、特にその個人の
ソーシャル・ライフにおいてかなり大きな影響を与えているという感じがします。


そう言った意味でも、自分に適したレベルやカリキュラムを静かな環境で集中して学習
でき、(自宅でオンラインコースを受講)自分の興味関心、強みの分野は数時間ほど大
学のクラスなどで”集団の活動”を体験し、知的レベルや興味関心を分かち合う、ランダム
ではなく一定の気の合う仲間たちとのクラブ活動に携わったりと、現在の状態は本当に
∫にとって最適な環境だと感じます。


その証拠に、9年生の始めに当時の学校から現在のオンラインスクールに転校し、同時に
Dual Enrollmentのプログラムとして大学でクラスを取り始めてからの∫は、知的(学
業的)にも社会的・感情的な面でもとても満足していてハッピーそうで、短い期間の間に
個人としても大きな成長が見られ、子供が身を置く教育環境、社会環境の大切さを痛感
しています。


リンク先の原文にも書かれてましたが、「外向性」についてはしばしば忘れがち(見落
としがち)な要因なのですが、同じ”ギフテッド”と言えどもこの性格の特徴の違いによ
って、学校や家での環境設定や子供の対処法なども違ってくると思うので、やはりお子
さんの基本的な性格、特性、そしてその対処法を把握しておくと、子供が感じている困
難や直面している問題なども解決しやすくなるのではないかと思います。


現在の基本的な環境設定に満足している∫ですが、社会交流の面においては実は正直言
うと、カジュアルな友達と言える子はいるけれど、未だに”親友”と呼べる深い付き合い
の友達はいません。


というのも、∫自身もそうなのですが、∫が所属する気のあった仲間のグループの子たち
(学校の数学クラブ、北ネバダ数学クラブ)は彼ら自身も普段から学業やその他の課外
活動に忙しく、友達と遊ぶ時間があまりないことから、深い友情関係に発展させるのが
とても難しいんですよねぇ。


こういった子達はとても野心に燃えていて、皆、将来の夢に向かって勢いよく突き進ん
でいるという感じで、(多くの子が一流の大学を目指している。)とにかくやる事が
いっぱいでソーシャルな分野にあまり時間を費やせないという感じですねぇ。


正直言って、現在の∫も学業や課外活動に忙しくてあまり時間がないので、”有意義な
友情関係は大学に入学してから築きたい。”と思っているみたいです。

∫の見方としては、

「自分が希望する大学には自分と似た様な知的レベルや興味関心を持った者達が集まっ
てくるのを期待しているので、今は”将来の親友”に出会った時の為に、あらゆる面で自
分を磨きながら、その時の為の準備をしている。」

などと言っててましたよ。(笑)

7〜8年生の頃は、

「僕にはなぜ親友がいない。」

などと悲観にくれて落ち込んでいたのですが、今ではこんな感じで自分なりに納得して、
以前よりも客観的に物事が見られるようになったので、ちょっと成長したかな?


でもそういう見方はガールフレンドや将来の伴侶に関しても言えることですよね。

いい人に出会う為に、今は自分を磨くことに頑張ればいいんだと思います。


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by giftedinfo | 2016-07-23 05:56 | Social/Emotional

やっぱり己を知る事は大切

ギフテッドの”ラベル”が必要かどうかは、その個人の年齢や(教育)事情、本人や家族
の考え方によってそれぞれ違ってくるとは思うのですが、でもギフテッドの個人にとって、
”己を知る事”(自分自身がギフテッドであると認識する事)は、子供の頃(特に思春期、
青年期)でも、大人になってからでも、彼らが精神的、感情的に満足を感じる状態を保ち、
健全な自己概念を築いていくのにとても重要な事だと私は思っています。


こちらに書かれているのがまさにその例ではないでしょうか。



”けれども、ベスは自分自身がギフテッドである事を知りませんでした。テストで好成績
を上げていても、自分自身が特に賢いとは思っていませんでした。学校では”ギフテッド”
の認定もされていませんでした。自分が抱えている問題は”レインフォーレスト・マインド”
(ギフテッドの個人が持つ傾向や特徴)に関連していると考えてもいませんでした。”

(中略)

”彼女を納得させるのにしばらく時間がかかりました。彼女は自分自身は”ごく平均”で、他
者に対して批判的、もしくは恩知らずと見られたくないと言いました。でも最終的には私
の言う事を信じたのです。彼女は変わり者でも怠け者でもはみ出し者でもなく、ギフテッド
だったのです。自分自身が何者なのか、そして何を探し求めるかがわかった今、知的仲間、
そして自分と同じように”世界を変えたい”と思っている人々や団体などを探す事ができる
でしょう。これらのレインフォーレストっぽい特徴(ギフテッドの特徴)は、良い特質だ
と受け入れることができるでしょう。そして将来のキャリアの道を探求し、自分にとって
意味があり重要な人生を築くことができるでしょう。”

(Existential Depression in Gifted Teensより)


子供の頃と違い、大人になると教育環境の設定(ギフテッド・プログラムなど)は関係な
くなるので、あえて”ギフテッド”である事を表示する、レベルを付ける必要はなくなると
は思うのですが、でも、大人になってアカデミックな分野から離れても、ギフテッドの人
達は従来の”who you are"の部分は変わることなく、一生、ギフテッドならではの特殊な
感覚で世の中を経験して行くわけなので、ヘルシーな自己概念を確立し、ギフテッドが感
じがちな生き難さや様々な困難などを対処し、自分にとって有意義で満足できる人生を送
る為には、やはり”己を知る事”がとても大切、いや、必要不可欠だと思いますね。


こうして今ふり返ってみると、∫も中学生、特に8年生の時この"existential depression”
(実在的鬱)に陥っていたのではないかと思います。


当時はもちろん、学校の授業にも不満を感じていたのですが、∫自身もモチベーションや
情熱を失ったり、鬱っぽい状態になった原因の一つというのが、リンク先の記事のベス
のように、他の同年代の子達とは興味関心の分野やそれらに対する”思い入れの度合い”、
そして物事の感じ方や考え方などが違っていたりし、周りから理解してもらえず、フラス
トレーションや疎外感、孤独感を感じていたからではないかと思います。


記事内の、

”In one instance, she said that she'd read 1984 in English class and spent
hours analyzing the implications of the book and rewriting her essays.
Her classmates dismissed the book. It was "stupid."


という部分を読んで、(うわぁ〜、もしこのベスさんと∫が知り合ったら、めちゃめちゃ
意気投合してただろうになぁ。)などと笑ってしまいました。


∫も中学生の時に1984にハマって熟読し、この本について誰かと語り合いたかったのだ
けどクラスメートは誰も相手にしてくれず、一人で学校のカフェテリアでこの本を黙々と
読んでいたら、同じ学校の高校部門の英語の先生がそんな∫を見かけ、話しかけてきたら
しく、その後、二人でこの本についてランチブレイクが終わるまで熱い討論に興じてい
たなんて話を聞いたことがあったもので。


その英語の先生によると、その時、ちょうど高校の英語のクラスで1984についての授業
をしていたらしく、中学生の∫がこの本に興味を持っている事について感心してたそう。


又、∫の場合は興味関心分野だけでなく、自らの道徳観、倫理観、そして正義や公正に
関しての概念やスタンダードなどもクラスメート達とはかなり違っていた為、それらを
行動に移そうとしたりすると、まぁ、反感とまでは言わなくても、周りからはあまり
いいようには思われていなかったみたいで、クラスメートとの間には目に見えないけれ
どはっきりとした境界線みたいなのが感じられ、疎外感を感じていたというのもあった
みたいですね。


∫の場合はこう言った胸の内も私に打ち明けてくれたので、こちらも鬱に対する対処を
考慮する事ができ、その点はありがたいと思いました。

(一人で胸に閉じ込めて苦しんでいたのではこちらもどう手をつければいいのかわかり
ませんしねぇ。)


アカデミックな面に関してはカリキュラム的にかなり融通が利く現在のオンライン学校
へ転校という形で不満は解消しましたし、ソーシャル・エモーショナルな点では私は∫
に∫が経験している事も含めた、ギフテッドの人達ならではの特徴や傾向などを説明した
文献や、ギフテッドの個人の体験を記した読み物などを読んで聞かせ、∫が感じている事、
体験している事は決して”おかしな事ではない”、ギフテッドの個人にとってはごく一般
的な事なのだ、などと言って聞かせたりしました。


それを知っただけでもかなり精神的に違ったようで、やはり”知る事はパワー”だなと
思いましたよ。

うちの場合はそれほど深刻ではなかったのですが、思春期、青年期のお子さんが以前と
は様子が違っている場合、(鬱、怒り、悲しみ、などの精神面、感情面や、不眠、食欲
不振など肉体的などの変化)ギフテッドについて詳しいセラピストに相談するのも一つ
の手かもしれませんね。

とは言え、日本だとそう言った専門家を見つけるのがかなり困難だと思うので、とりあ
えずは親がこう言った情報を収集し、”なんちゃってギフテッド専門のセラピスト”にな
らざるをえないのかもしれませんが…(汗)


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by giftedinfo | 2016-07-09 05:54 | Gifted Adults

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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