<   2016年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

個人のニーズにフィットした教育=ギフテッド教育

いつもネットで仲良く(*^o^)乂(^-^*)バディバディさせてもらっているブロ友のmaiさん
が、少し前の私のこちら、そしてこちらの記事に出てきた話題について、ご自身の体験や
詳しい情報(内情)、そして深い考察などをとても簡潔に要点をまとめてご自分のブログ
に書かれていて、それらがすごく参考になると思ったので、リンクさせていただきます。


(maiさん、いつも役に立つ貴重な情報を発信していただきありがとうございます!)


ビザに関する情報は私も頭に全く浮かばなかったので、とても参考になりました。

(私が留学したのは9/11以前の事だったので、今とは状況がかなり違ってた。)


私もここ数年の間、個人的にmaiさんの苦労や悩み、絶え間ない努力などをずっと見てき
ていたので、maiさんの息子さんが現在、満足のいく教育環境/設定を見つける事が出来て、
私もとても嬉しく思っています。

でもこのサクセスの背後には、maiさんの並ならぬ努力があった故、というのを忘れては
ならないわけであります。


そしてmaiさんも記事の中で指摘されてますが、一口に”ギフテッド”と言ってもその個人
一人一人によって、能力を発揮する分野やレベル(MG, HG, PG)なども違い、当然、学
習ニーズも違ってくるでしょうし、それだけでなく、個人の性格や各家庭の様々な事情、
教育理念や方針などの違いと言った要素も考慮に入れると、(例え学区や学校でどんな
素晴らしいプログラムが提供されていたにしても)結局のところは”本人に適しているか?”
という部分が重要なポイントではないかと思います。


∫の場合もカリフォルニアの公立学校で出来る限りの融通を利かせてもらったものの、最終
的には学校側のポリシー以前の、物理的な面で限界があった為、(その学校では∫の数学の
レベルに対応出来るクラスや教員がいなかったなど。)結局、ホームスクールをすること
になったり。


又、地元ではかなりアカデミック、特に理数系に力を入れているSTEM系のチャーター
スクールへ行っていた頃も、最初の2年ほどは学校側もかなりの範囲で私たちの要望や∫の
学習ニーズに応じてくれ、まずまず満足の行ける状態ではありましたが、(学校の支援や
アコモデーションのお陰あってか)∫の知的発達のスピードが更に加速され、そこでも結局
はまだ中学生の時点でその高校が提供している最高レベルの数学のコース(AP Calculus
BC, AP Statistics)なども全て習得してしまっていたので限界を感じ、最終的には又、
別のオプションを探し求めなければならなかったりしましたからねぇ。


ギフテッドのレベルの問題だけでなく(こう言う言い方をすると誤解をする方もいるかも
しれないので言っときますが、私は別に子供の知的レベルに対して差別的に区別して”レベ
ル付け”をしようとしているわけではなく、ただ単に、あくまでも”教育支援”の視点から見
たdifferentiationの意味で言ってます。MGの子とHG/PGの子が、同じクラスで同じ学習
内容や指導を受ける事は、どちらのレベルにとっても非効率的、非効果的であり、彼らに
とって最適な設定であるとは言えないのは事実なので。)学習環境に関しては、その子自
身の性質や特質的な部分の考慮もとても大切になってくると思うので、やはり最終的には
全ての面において、その個人のニーズにフィットした教育が(その子の)”ギフテッド教育”
となるのではないかと思います。


だからそういったカスタムメイドのギフテッド教育は、国や場所に関係なく、親や(理想
としては)教育関連者などが設定したり、作成していくことができると思うのです。


日本にいたって、言語(英語)が問題でないのであれば、maiさんのご家庭のように、
アメリカの私立のオンライン・ギフテッドスクールを受講するという手もありますしね。


又、ネガティブな話を持ち出すわけではありませんが、現在のアメリカの教育事情とし
ては、必ずしもギフテッド教育やギフテッドの子達が満足している状態でないのが現状
だったりします。

こんな感じで。



”For years, teachers have operated under the assumption that gifted
children--the tiny group smarter than 99.99 percent of their peers---
need and deserve less attention than the kids in remedial classes.
When the research team looked back at Stanley's original assessments
of classroom dynamics, they found that teachers more or less ignored
gifted children, instead teaching to a one-size-fits-all curriculum that
created to the lowest common denominator."


"It still happens today. A 2008 report found that the controversial No
Child Left Behind Act of 2001 indeed helped low-achieving students
rise to meet a more rigorous load, but shifted teachers' sights away
from the gifted kids, who seemed capable of helping themselves stay
on track."

(America Hates Its Gifted Kidsより抜粋)


これはアメリカでギフテッドのお子さんをお持ちの方だったら、経験したり感じたり
した方も少なくないと思うのですが、子供が仲間よりも顕著に秀でたレベル(PG)の
場合など、特に当てはまるのではないかと思います。


一般の学習カリキュラムにそぐわないギフテッドの子達は、学力レベルの低い生徒を
せめて平均値に引き上げようと、そちらにフォーカスを向けてしまっている先生達に
無視され、ほったらかし状態だったりってことも少なくなかったりしますしね。


尚、話をオンライン学習に戻しますが、アメリカにはギフテッドやhigh ability、ad
vanced learnerなどを対象としたフル/パートタイムで入学できる教育機関もかなり
豊富にありますし、例えばAoPSのように、数学やコンピューター・サイエンスに特化
した機関もあるので、それらを利用するのも一つオプションではないかと思います。


*ちなみにこちらのページにその他のオンライン学習機関のリンクがリストアップ
 されてますので、興味のある方は覗いてみて下さい。



∫の場合も「大学で数学のクラスを取ることができるように」というのを第一目的として
(時間がフレキシブルなので)学区のオンラインスクールを利用していますし、もちろん
この形式(Dual Enrollment)にしても、州や学区によってそれぞれ規定が異なるので、
プログラムを実施している学校もあれば、やってないところもあり、やっていたにしても
参加資格は11、12年生のみ!などの制限もあったりして(うちの学区がそうだった。)
そこから又、交渉に交渉のバトルが始まるわけなんですよね。

ちなみにこちらがネバダ州のDual Enrollmentの資格


a0332222_05304470.jpg



まぁ、でもmaiさんも、

”規則があるのに意外と柔軟(だからダメ元でなんでも交渉してみる価値あり)”

とおっしゃってたように、アメリカは”規則は曲げられる為に設定されてる”みたいなとこ
もあったりして、交渉してみると結構簡単に折れてくれるとこなんかもあり、その柔軟性
は大いに評価すべきですね。(笑)


最終的には∫の場合も、(ダメと要望を拒否する可能性が高かった)学区よりも直接、大
学側と交渉して入学を認めてもらい、高校入学した時点(9年生)でDual Enrollmentを
なんとか学区にも認めさせた認めてもらった(笑)ので良かったですが。

(”できちゃった婚”ではないですが、”もう大学に入学しちゃったからその単位認めざる
を得ない法”的戦術?爆笑)


長年、ギフテッド関連のアドボカー活動をやっていると、ある程度”交渉術”や戦略法”も
身についてきますね。(笑)


長くなりましたが、キーポイントとしては、こちらのmaiさんがおっしゃってるように、


”アメリカに住んでいてもギフテッド教育が受けられるわけでもないので

やはり個人で柔軟に道を開拓していくしかないかなと思うのでした。”


と、”個人で柔軟に道を開拓していく”という部分が大切ではないかと思います。


ちなみにこれはアメリカ全体の事を言っているのであって、もちろん州や学区、個々の
学校、地域によって素晴らしいギフテッド教育が受けられるところもあるでしょうから、
その事実もdismissすることなく、やはり個人でしっかりとリサーチしたり、周りから
情報収集をするなりして自らで判断して決めることが大切ですね。


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-09-21 07:49 | Educational Options

NAVER まとめ見てびっくりしたー!(゚д゚)

何気にネットで見つけた、


というNAVER まとめのページに目を通していて、その2番目のページを読んでいってると、
(*゜-゜) 各国のギフテッド事情のアメリカの部分に私の一番最初のブログ、「あーちゃん
math kid」がリンクされていてびっくりしたー!!!

知らんかったー!

I'm honored.であります。 (;^◇^;)ゝ


ギフテッドについてのまとめのページに私のブログをリンクしてくれてるのはとても嬉しい
のですが、ただ、私のブログってギフテッド以外にも家族のドタバタ劇や、私の奇妙な趣味
の話、あれこれとただのつぶやき、愚痴などの記事も多い為、リンクしていただいたはいい
ものの、ブログを訪れた方は、(ギフテッドの情報を追い求めてきたのに、なんやねん?
このブログ!)っと、がっかりされるかもですねぇ。(苦笑)


どうせなら、現在のこのブログを含む私の3つのブログから、ギフテッドの情報のみを集結
している「アメリカのギフテッド&2e情報」のブログの方をリンクしてもらいたかったかも。

(こちらのブログにはギフテッドや2eに関連した記事のみが、現在の時点で約260件ほど
収められていますので。)


このまとめを作成されたspeedganganさん、もし万が一、この記事を読んでいただいてい
たなら、このギフテッド関連記事のみを発信している「アメリカのギフテッド&2e情報」
の方へリンク先を変更してもらえれば大変嬉しく思います。(笑)


(「あーちゃんはmath kid」にあるギフテッド関連記事も全てそちらの集結ブログの方へ
含まれていますし、あーちゃん…の方のブログはこれからも記事を更新することはないの
で、新しい情報は追加されないでしょうから。)


それにしてもこのまとめのページ、よくリサーチされて作成されたなと感心してます。


あと、こういうギフテッドに関する記事なんかも見つけましたよ。


そしてこんなのもありました。



この記事でいう「天才児」って、ギフテッドのことを指していると思うのですが、個人的
にはギフテッドの子を「天才児」と呼ぶのには抵抗があるなぁ。


日本では、記事や本のタイトルとかでもやたらに「天才」や「天才児」って言葉を使って
いるのを見かけますが、ギフテッドと天才とでは、かなりニュアンスが違う感じがするの
だけど…

私がこだわり過ぎているだけなのかもしれないけど、どうも気になってしまう。

何はともあれ、日本でも徐々にこう言ったギフテッドに関する情報が増えてきているよう
なので、とてもいいことではないかと思います。


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-09-14 05:24 | Gifted In General

そんな簡単なものではない(追記)

一つ前の記事(そんな簡単なものではない)で少し言葉が足りなかったように思ったので、
ここで追記しておきます。

前回の記事を読むと、私が海外移住や留学に反対していると思われる方もいるかもしれな
いのですが、そんなことはまったくありません。


むしろ、経済的な面で問題がなく、(前の記事でも書きましたが)事前にしっかりと情報
収集をして、できる限りの準備をして挑むというのであれば、日本よりもギフテッドに関
する認識が普及していて、ギフテッド教育が実施されているアメリカの方が、ギフテッド
のお子さんに適した教育環境を見つけやすいでしょうから、もちろん、その場合は私も海
外へ飛び出し、チャンスをつかもうとする精神には大賛成です。


ただ、私としては、ギフテッドの(もしくはギフテッドの可能性がある)お子さんをお持
の親御さんたちに、(日本にはギフテッド教育がないから希望がない。”専門家”や”医者”
が推薦するように、やはりアメリカに行くしかない!)と、海外移住や留学に関連する多
方面にわたる課題や問題(主に言語の問題)をじっくり考慮しないで、早急な決断をして、
いざ、アメリカにやってきたはいいものの、現実は自分が描いていた理想像とはかなり違
っていてがっかりした、という思いをして欲しくないと思ったからなのです。


経済的に可能な場合は”とりあえず行ってみて、一か八か賭けてみる”と、リスクを冒す事
もできるでしょうが、でも現実としては、資金の問題だけでなくても、仕事や家庭の事情
などにより、そういとも簡単に海外へ移住したりできる家庭なんて、ごくわずかだと思い
ますし。


海外へ行くだけがオプションではないですよ。

ギフテッド教育は海外でなくても、日本でも十分できると私は思っています。

日本にはオフィシャルに「ギフテッド教育」は存在しないかもしれませんが、でも”ギフ
テッド教育”という言葉のみに囚われず、目を見開いて見てみると、日本でも”ギフテッド
教育”に相当した教育を見つけることができると思いますし、外で見つからなければ親が
家庭でできることもいっぱいあります。


私がこのブログでこちらのギフテッド情報を紹介するのは、情報の少ない日本にて、こ
ちら(アメリカ)で発信されている情報が、少しでも日本で途方に暮れている親御さん
たちの参考になってもらえば、という気持ちで記事を書いてますし、私の望みとしては、
それらの知識や情報を武器に、皆さんが自分なりにそれらを”プロセス”して判断し、自
分の子供にベストな道を開拓して行ってもらえばという思いがあるからなんです。


日本にいても、知識・情報、そしてクリエイティビティと行動力があれば、子供の能力
や可能性を開花するサポートはいくらでもできると思いますしね。


アメリカに住んでいてさえ、ギフテッド・プログラムがない学区で子供の才能開発の支
援を試みようと思うならば、(いくら子供が飛び抜けた才能を示していても)学校側は
これといって何もしてくれるわけではなかったので、まさに、情報収集、教育者の(ギ
フテッドについての)教育・啓蒙、校長や学区との頻繁な交渉、などの活発なアドボカ
シー活動が必要でしたしね。


そして、こちらができる限りの事をした上でも、何も結果が得られない場合は、学区を
変わるとか、別の地域に引っ越しするか、なども検討する必要もあるでしょう。

(まぁ、日本の場合はそう簡単に引っ越し、転校もできにくいと思いますが。)


うちの場合もカリフォルニアの田舎地域の学区でできることに限界を感じたので、∫に
適した教育環境を探し求めて現在の地に移って来たのですが、それは私たちにとって
大正解だったので良かったです。


(その前にはホームスクールもやりましたよぉ〜。汗)


でもそれも、パパがちょうどリタイアして地理的に縛られなくて良くなったので可能だ
った話なので、私たちはとてもラッキーだったと思います。家庭の事情で移動できない
場合は、その学区に縛られることになるわけですから…


だからアメリカと言えども決して”ギフテッドの避難地/サンクチュアリー”というわけで
はなく、結局、学区や学校のポリシー、下手すれば校長の考え方、方針(学区はオーケー
してても学校の校長が飛び級に反対など。)によって子供に望ましい教育環境を与えて
あげられるかどうかが決まってくるとも言え、当たり外れもあるなと思いますよ。


(しつこいですが)親に知識情報、クリエイティビティ、行動力、そして(結構、役に
立つのが)知的分野でのソーシャルネットワークと対人スキルがあれば、日本にいても
自分なりの”なんちゃってギフテッド教育”を実行することができると思います!

例えば、こんな感じで。



ほら、アメリカに住んでいても、始終、他の日本人とつるんで日本語ばかり話していて、
長期間滞在していても英語が話せない人もいるかと思えば、日本から一歩も出たことが
なくても、ネットや本、その他、ありとあらゆるツールをフルに駆使し、努力すること
でかなり高いレベルの英語が話せる人もいますしね。


私も学生時代の初期は日本人グループとかなりつるんでましたが(爆笑)でも、ある
日本人の学生は、他の日本人とは一切、交流しないと意図的に決めていて、友達も全て
アメリカ人で、常に英語を喋っている人がいたのを思い出しました。


彼女は大学のコンピューターラボのチューターかなんかしてて、私がリサーチの為に
ラボに行って、彼女に聞きたいことがあったので日本語で話しかけたのだけど完全に
無視され、英語でないと反応してくれませんでしたよ!

それだけ徹底していたせいか、やっぱり彼女の英語力は素晴らしかったですね。


環境(場所)も大切だけど、でもそれをフルに活用しなければ、どこに行ってもそれほ
ど変わりはないのではないかと思います。

それよりも、如何に効果的に”ツール”を活用するかによって、結果も変わってくるので
はないかと思いますね。


あっ、ちょっと話が逸れそうになったので本題に戻りますが。


私は日本を離れてかなり経つので(20年以上)現在の日本の社会事情や、特に教育事情
に疎いため、日本の方の参考になるアドバイスとかもできませんが、でもこれからもこち
らからギフテッドの育児や教育に役に立ちそうな情報を紹介していこうとは思ってます。


それらの情報をもとに、皆さんが日本の文化や社会、教育事情、子供のニーズにうまく
適応できるようにアレンジした”オリジナルのギフテッド教育”というのを生み出し、お
子さんの支援をして行ってあげれることができれば、私も大変嬉しく思います。


そして日本でも親同士でサポートグループなど、どんどん結成していき、情報交換や
精神的なサポートをし合うといいと思います。


ブロ友のmaiさんもブログで紹介されてましたが、これでいいのだ?のきらりママさん
がギフテッドかもしれないお子さんを持つ親御さんたちの為に、お茶会を開くみたい
なので、興味のある方、是非、きらりママさんのブログを訪れてみて下さい。


(きらりママさん、連絡もせず勝手にリンクしてごめんなさいね〜。)


ランキングに参加しています。
応援のクリックを押して頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ

[PR]
by giftedinfo | 2016-09-04 04:42

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
プロフィールを見る