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素人にもわかりやすいOEの説明

OE (Over-Excitabilities)に関しては、このブログ、そしてその他のブロ友さん達のブログでも
かなり取り上げられていて、概念的にはもうお馴染みだと思うのですが、ギフテッドについて馴
染みのない方、又は、最近、ギフテッドという概念を知ったばかりの方達にとっては、OEをとて
もわかりやすく描写・表現している文章だと思ったので、リンクしておきたいと思います。



精神運動性OEとして、"sometimes nervous tics"(時にはチックも)とあったのが興味深い
と思いました。

あと、ギフテッドの子が就寝時間になっても、”脳が忙し過ぎて落ち着かず”なかなか眠りにつけ
ない、などといったこともよく聞いたりしますが、(∫も小さい頃はそうだったけど、最近では
学業や課外活動で脳と体力を使うせいか、結構、すんなり眠れているみたいですが。)神経が高
ぶっている状態からなかなか静まらない、というのもあるんでしょうねぇ。


そう考えると、精神運動性OEの強いギフテッドの子たちには、普通よりも早く”寝る準備”に取
りかからせたり、神経をなだめる特別なベッドタイムの儀式を設定する必要があるかもですね。


感覚性OEのところで、”靴下の縫い目がねじれていると、まるで骨が折れているかのように足を
引きずって歩く”などの表現も、∫にぴったり当てはまるわ〜と笑ってしまった。


∫も靴下の縫い目(ちょっと浮き出ている部分)など、強く感じてしまうらしく、一度気になっ
てしまうと、もう他のことは見えなくなるというくらいその事に神経を集中してしまってました
ねぇ。(苦笑)

又、まだ学校に通っている時など、朝、靴下の履き心地が気にくわないと、何度も抜いては履き、
抜いては履きして時間を食っていたので、学校に遅れそうになり、私はよくイラついてましたよ。
(笑)

(そして靴下なども、ある一定の素材やブランド物ではないといけない!)

今となっては懐かしい話だけど、当時は苛立ちで、こちらもストレスがたまりましたよ。


あと、こちらの想像性OEの部分で、”マジックを信じる(サンタや歯の妖精、小人などの存在を
信じなくなるのに結構、時間がかかったりする)”というのも面白いなと思いました。


∫は多分、OEの中でもこの想像性はそれほど強くはないのではないかと感じます。

白昼夢はよく見てたけど、それは多分、退屈でボォ〜っとしていただけで、あれこれと色々な
想像を巡らせていたのかどうかはわからないですねぇ。

何事もかなり”現実的”な見方をする子なので、あれこれと理屈やロジックで考え、サンタや歯の
妖精などといったマジカルな物の存在は、かなり早い頃から信じなくなってましたし。


”Here's the usual definition of "giftedness". Kids with a strong "logical imperative,"
who love brain teasers and puzzles, enjoy following a line of complex reasoning,
figuring things out. A love of things academic, new information, cognitive games,
etc."

∫がOEの中でも一番、強烈さを見せるのが、この知性OEではないかと思います。


そして、こちらの感情性OEについての一部の説明がとても興味深いと思いました。

”Also a need for deep connections with other people or animals. Unable to find
close and deep friends (Damon and Pythias variety) they invent imaginary
friends, make do with pets or stuffed animals, etc."


感情性OEの強い個人は、他者(または動物)との深くて意味のあるコネクションを切望する傾向
にあるようで、それらが得られない場合は想像の友達を作り上げたり、ペットやぬいぐるみなど
を代わりにしたりする場合もあるようで、これもある意味、コーピングや補償などの防衛機制の
一つなんでしょうね。

感情性OEが強烈な場合、それが鬱を引き起こしやすい要因ともなるみたいなので、親としては
子供の感情、精神状態に目を光らせておくことが大切ではないかと思います。


最後に、

Dabrowski believed emotional OE to be central -- the energy center from which the whole
constellation of OE's is generated. Highly gifted people tend to have all 5 of these, but
different people lead with different OE's. The engineer types lead with Intellectual, the
poets with Emotional and Imaginational, etc. But variations in the levels of the individual
OE's explain a great deal about the temperamental differences we see! These five
describe the unusual intensity of the gifted as well as the many ways in which they look
and behave "oddly" when compared to norms."

(Dabrowski's OE: A Layman's Explanationより抜粋)

と、下線の部分に納得してしまった。(笑)


尚、この文章の著者であるStephanie S. Tolanさんは、子供やティーン向けの本の著者でも
あり、∫も小学校やミドルの時に彼女の作品を読んでいたのを覚えています。

特にこのWelcome to the Arkという作品、確かギフテッドの子供達が登場人物だったよう
に思うのですが…

(随分、昔のことなんで記憶がおぼろげですが。)

∫は自分と同じようなタイプの登場人物が出てくる本が好きでよく読んでましたねぇ。

読んでいて、(こう感じているのは自分だけではないんだ)という気持ちになり、親近感を
感じていたみたいです。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-02-28 03:33 | Characteristics

ギフテッドと『発達障害』についての興味深い書き込み

ネットでふと、「ギフテッドと『発達障害』について」というタイトルの、とても興味深い
書き込みを見つけ、(まだのようならば)皆さんにも是非、読んでもらいたいなと思ったの
でシェアしますね。



”ギフテッドとは何か、という定義自体に曖昧な部分があり、議論しにくい面もありますが、
私は現在、いわゆる『発達障害』児と『ギフテッド」児が混同され、ギフテッド児が発達
障害児として扱われていることによる弊害(また、発達障害児がギフテッド児として扱われ
ることによる弊害)が存在するのではないか、という問題意識を持っています。

そこで、ギフテッドと発達障害の違いについて論じてみたく、トピックを立ててみました。”

と始まるこの書き込み、これを書かれた方って、もしギフテッド専門家や心理士などによる研
究文献や、諸々の情報などを一切参考にせず、(経験などから?)ご自分でこれだけ考察され
たとすると、とても鋭い観察力や分析力、洞察力、そして思考力の持ち主なんではないか?と
感心してしまいます。

ギフテッドのお子さんをお持ちの方なら、この書き込みを読んで、

「そうそう、そうなのよ〜!」

「あっ、それ、言えてるかも?」

っと、大いにうなづける部分もかなりあるのではないでしょうか。

ギフテッドの特徴というか、実態を鋭く観察されて分析し、認識されているなぁという感じが
しますね。

この話題(ギフテッドと発達障害)について、色々と考えるきっかけを与えてくれるかのような、
とても興味深い読み物だと思いました。

尚、私はmixiのアカウントを持っていないので全部は読めないのですが、この書き込みに寄せ
られたコメントの数々もとても面白そうですね。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-02-17 03:50 | Twice-Exceptional

知的な人が幸せになれない6つの理由

を読み、この中に出てきた特徴が、ギフテッド、特に”知的ギフテッド”の人の間でよく見られ
る傾向(ギフテッドの特徴)ではないかと思ったので、参考としてシェアしますね。


知的な人が幸せになれない(と思われる)6つの理由とは、

(ごめんなさい。全部訳できないので、細かな説明はリンク先の原文を読んでください。)


1. Intelligent people overanalyze everything.
 (知的な人達は全てにおいて分析し過ぎる)

知的な人って、人生の中で起こった出来事や、物事全てにおいて常に深く考え、分析し過ぎる
傾向にあり、特にその思考プロセスが、自分が望んでいない方向や結果などをもたらすことに
なると、精神的にどっと疲れ果ててしまうことでしょう。


これ、∫もこの傾向が強く、つい何でもかんでも細かく深く分析し、深読みし過ぎて(私から
みると)余計な脳と精神的エネルギーを使っているように思えてしまうのですが、これもこう
いう人たちにとっては”無意識的にやっていること”で、仕方がないのかもと思ってしまいます。


2. Intelligent people have high standards
 (知的な人達は高いスタンダードを持つ)

これもギフテッドの人たちの中ではよく見られる傾向の一つですね。


3. Intelligent people are too hard on themselves
 (知的な人達は自分自身に対して厳しい)


ここでは、”自己のアチーブメントや失敗に対してだけを言っているのでなく、知的で物事を深
く考える人物は、まるで意図的に自らを責める原因を探っているかとも言えるように、厳しく
自分自身や自分の行動を分析する傾向にある”、とのことで、自己評価が厳しいために、自らの
ことをポジティブに見ることができないということでしょうか。


”時には夜寝ようとしてベッドに横たわっていると、急に過去に経験した後悔される状況が頭
に浮かんだりして、(あれこれと考えてしまい)その為、眠れなくなってしまったり、気分を
害してしまうことなどもある。知的な人達はよくこう言った過去の過ちに関する”フラッシュ
バック”を体験する。これらが罪悪感や不満感、そしてその他のネガティヴな感情を増殖させ、
個人の幸せに害を及ぼす。”


とあり、確かに過去に起こした過ちや不祥事などのフラッシュ・バックに悩まされ、その度に
再度、罪悪感や羞恥心、後悔の念といったネガティブな感情を繰り返し”経験”すると言うのは、
個人の精神衛生に良い影響を与えるはずはありませんよね。


4. Reality is not enough
 (現実だけでは不十分)


”高いIQの人達は、普通では満足できず、いつも更にそれ以上の大きな何か探し求めている。彼
らの疲れ知らずでイマジネーション豊かなマインドは、”一般的な人生の楽しみや喜び”に満足し
てリラックスできず、(彼らにとって”平凡”は退屈すぎる)常に、素晴らしくて、理想的で、永
久的で、現実では見つけることができない”何か”を切望している。”

そして、

”自分がこの世には属しない。別の時代か、又はどこか別の惑星に属するかのように感じる。”

などという部分なども、ギフテッドの人が感じる”違和感”を描写しているかのようですよね。


5. Lack of deep communication and understanding
 (深いコミュニケーションと理解に欠ける)

"Many of them feel alone and misunderstood, like if no one is able to see and
appreciate the depth of their minds."


と、彼らの精神の深さが理解されなかったり、その価値が認められないと、もちろん孤独を感
じるのも理解できますよね。


知的な個人は一般よりも、それほど他人との交流を必要としないかもしれないけど、でも彼ら
は”有意義な人間関係と刺激的な会話”を渇望し、それらをとてつもなくエンジョイするので、
そういった意味でも、同じようなマインドを持つ仲間達との交流がすごく大切になってくるの
ではないかと思います。

(これは知的な子供にも言える事だと思います。)


6. Many people with a high IQ suffer from psychological problems
 (高IQ者の多くが精神的な問題に苦しむ)


高IQと社会不安障害や双極性障害などといった、精神障害との繋がりを示す研究も結構見られ、
”これらの症状は、創作的天才や素晴らしいマインドであるがゆえの、ある種の副作用か?”など
の問いかけもあるようですが、これらの精神的な問題がない個人でさえ、知的な人達は、過剰な
思考からくるところの、実在的鬱(existential depression)に陥る傾向がある、ということ
で、こういう部分もギフテッドの特徴と共通する点ではないかと思います。


以上、こうやって見てみると、確かにこれらの特徴・傾向は一見、ネガティブ、又はマイナス
に見えるかもしれませんが、私は個人的にはこれらの要因が一概に、”知的な人は幸せになる
ことができない理由”とは思わないんですよねぇ。


こういった特徴や傾向(例えば鋭い分析力や洞察力、内省のスキルなど)自体を見ると、それ
らは決してマイナスの要素ではなく、そういった能力やスキルをうまく別の方向へチャネリング
すれば、ポジティブで創作的、生産的に活かすことができると思いますし。


高いスタンダードを持つことや、自分に対して厳しいことなども、見方を少し調節してヘルシー
なマインドセットで見ると、”高い志を持ってチャレンジに挑む精神”として、モチベーションを
アップするのに効果的だと思いますし。


そして世の中のことや、物事を深く考え追求する精神(過剰の思考)も、時として自分ではどう
にもならない現実にフラストレーションを感じたり、幻滅をすることもあるでしょうけれど、で
もそれらのネガティブな感情も、ある意味、”個人が精神的、心理的により高いレベルへ成長す
る為に必要不可欠な要因”だとも思うので、要は個人がどのようにプロセスをしていくか、とい
うところではないかと感じます。

(否定的な分離 vs 積極的な分離)


”否定的な分離とは、一般社会的な生き方から受動的・破壊的に離れてしまうことで、行為の主
体性を喪失するため精神病や自殺を引き起こす可能性がある。それに対して積極的な分離とは、
一般的な受身の人生から離れるべく、まず対象から主体的に分離し、物理的あるいは精神的な
距離を置くことで、より広い視野を俯瞰し、強い知覚に基づく深い理解を形成し、より高いレ
ベルの認識を求め続けることである。


たとえば、一般社会に対してでさえ積極的分離と再融合を繰り返すギフテッドは、自己や世界
の概念が徐々に変化しながらも少しづつ社会の矛盾を解きほぐし、問題を認識し、最終的に独
創的な生き方のビジョンを得てその解決や克服、その現実を目指す。しかし、その分離過程で
は常に、緊張、不安、気分的うつ、恥、罪悪感といった精神的苦痛を伴う。 その自己の葛藤
は、常に深い感情作用と連動しており、人生の要となる出来事から日常の内省行為まで、世の
中がそうあるべき姿と現実世界とのギャップを思い知る強烈な機会となる。


ドンブロフスキは、短時間の単純な感情は人格の成長にあまり影響はなく、否定的感情も含め
激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、積極的な分離を起こすと
考えた。つまり精神的苦痛は、個人が心理的により高いレベルへ成長するために不可欠であり、
その深い感情作用を最大にもたらすのはOEである、と結論付けている。


ギフテッドの子供が、OEという平均以上に敏感な精神状態にあることは、勉学や芸術で著し
い成果をあげるだけでなく、日常におけるすべての活動においても精神的に得意な反応を起こ
していることを示す。つまりギフテッドは、誕生時より常に外界・内界両方からの刺激を増長
した精神で感じ、激しく深い幅を持って経験し、内省を繰り返していることが、彼らの著しい
成長に関連しているという仮説である。”



私は個人的にこの見方にすごく納得できるのであります。

OEを凹や「発達障害」とみなしてしまい、それを妙に修正したり改善することにフォーカス
してしまうと、この”積極的な分離”のプロセスがスムーズにいかなくなるのでは?などと思っ
てしまいます。

OEは神経学的に特殊な脳の傾向を持つギフテッドの人たちが示す”特徴”であり、それらを一
方的な視点から”凹”や”障害”と見ることに、私はひどく違和感を感じてしまうのであります。

確かに中には困り感があるOEもあります。


でもそれらを全て障害と一括して取り扱ってしまうのではなく、そう言った生き辛さや困難
に対して、いかに個人が上手く対処していくか、というコーピングやマネージメントのスキル
を身につけさせ、それらを”精神的により高いレベルへ成長”する方向へ導く為に不可欠な要因
と捉え、前向きな姿勢で子供達の指導や支援をするのが、私たちの務めではないか?と思う
のであります。


ギフテッドの個人が上手く”積極的な分離”のプロセスができるように支援してあげるべきだ
と思うのです。


だからギフテッドはネガティヴな要因に苦しむから幸せになり難いとか、ギフテッドはOE
(困り感、障害)に苦しむなど、それこそ”ネガティヴ”な概念や要素を強調するのではなく、
彼らの並外れた素晴らしい感性や才能、情熱やインテンシティを評価し、大いに称賛すべき
ではないかと思います。


私は知的な人達も大いに幸せになることができると信じております。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-02-07 02:49 | Gifted In General

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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