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「Gifted」を観てきました

昨日の晩、本当は先週、観に行く予定にしていた「Gifted」という映画を家族で観てきました。



うちは家族全員、人混みが大の苦手なので、私たちが外に出る時は極力、人が少ない日や時間帯
を選ぶようにしていて、昨日も水曜日の最終上映時間(9:50pm)だったせいか、映画館には私
達の他には大人が3人の、計6人しかいませんでしたよ〜!


席も選び放題、ガラガラに空いてたので話し声や色々なノイズに苦しむことなく、まるで自宅の
ソファーでのんびりと観ているかのようで、とても快適でした。

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このたった少し前に日本食レストランで「食べ放題の寿司」をたらふく食べてきたばかりだと
いうのに、まるで「映画館で映画を見るときはポップコーンを食べなければならない」とばか
りに妙にこだわって、顔まるごと突っ込んで洗えそうなバケツサイズのポップコーンを買って、
むしゃむしゃほおばっているパパ。

ほんと、変なおっさんやわ。

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私は出不精(&デブ症 笑)なんで、普段は映画館に映画を観に行くことなど滅多にない為、
最近は映画館のシートもこんなに快適になってるなんて知りませんでしたよ〜。

リクライニング式で、とても心地よかったです。

退屈な映画とかだと完全に寝てしまいそうだけど。

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さて、肝心の映画の方ですが、実際にこの映画を観る前は(予告編を観ただけの時点では)内容
(ギフテッドの概念や子供たちがどのように描写されていて、どのようなメッセージが含まれて
いるかなど)について色々と憶測をめぐらしていたのですが、正直なところ、自分が当初、予想
していたものと少し違っていました。





まだ観られてない方にはネタバレになってしまうので、ここでは話の内容や展開などについての
詳しい言及は控えたいと思いますが、観終わった後の感想としては、とても心が温まるスイート
なヒューマンドラマという感じでしょうか。


タイトルから判断すると、もっとギフテッド(ギフテッドの子の毎日や、ギフテッドならではの
ユニークなチャレンジや生き方について)がメインのテーマになっているのかな?と思っていた
のですが、個人的には「ギフテッド」の部分はどちらかというと”サイドストーリー”的な感じで、話のバックボーンとなっているのは、ギフテッドというユニークな特質を持った子をめぐっての、祖母と叔父の間で繰り広げられる「親権争い」「ファミリードラマ」という感じがしました。


もちろん、この場合、親権争いは、子供がギフテッド、それも天才レベルの超ギフテッドという
ことで、そのことが一般の場合よりも更に複雑に(決断に)影響をしてくるのですが、それに加
えて家族の過去の歴史的な要因も絡み合い、最初は叔父さんの考え方や見方に少しばかり反感を
感じていた私も、詳しい裏話が展開されるごとに、


(う〜ん、なるほど、そういう過去があったのか、それなら彼がそう感じるのもわかる気も…)

などと感じ始めたりしました。


結局のところ、ギフテッドの子にとって最適な人生(家庭環境、教育設定、交友関係、etc)な
どというものは、その子一人一人によって違うもので、ギフテッドの子はギフテッドである前に
まず、”一人の人間・子供”ということを忘れてはならないのではないかと思いました。


主役のギフテッドの女の子メアリーが、心理士?ケースワーカーと叔父さんについての話をして
いる時に、

”He is a good person. He wanted me before I was smart”


と言う部分にグッときてしまいました。(涙)

(自分がまだ赤ちゃんの頃に引き取って面倒を見てくれている叔父さんに対し、それまで関心を
示さなかった祖母が、自分が天才的な数学の才能を見せていると知った後、いきなり自分を引き
取ろう(親権を希望)と動き始めたことについて指しているのではないかと思う。)


尚、この映画の中では、メアリーはPGとして、かなり現実的に描写されていたのではないかと
思います。


ギフテッドの一般的に見られる特徴も彼女の言動を通してあちらこちらに見ることができます
し、(知的な部分だけでなく、OEのインテンスさや正義感の強さ、ユニークな感性や視点、
ユーモア、頑固さ、などなど。)やっぱり普通の公立学校だとかなり生き難いだろうなと思い
ましたね。


学校での先生や校長先生との会話や、メアリーが体験するギフテッドの子によくありがちな
(と見なされる)”問題行動”に思わず自分自身の過去を思い出してしまったのか、それらの
シーンの数々を観ながら、∫はニヤニヤと(ある、ある、わかる!)と言わんばかりに笑って
ましたよ!


詳しくは言えませんが、最終的にはまぁ、それなりにハッピー・エンドだったんではないで
しょうか。


世の中、何に関しても白黒、善悪、all or nothingと、どちらか一つが正しいというような
二分法的思考に囚われる必要はないと思いますし、やはりその子の性格や置かれた環境、状況
などを見極めて、(大人側にとってではなく)子供にとって一番、適切な道を選んであげるの
が真実の思いやり、愛ではないでしょうか。


ということで、映画内に出てきた数学に関してのリファレンス(ミレニアム問題など)はもち
ろん、∫はところどころ登場する黒板に書かれた数式なども大いにエンジョイしてました。


最初は「あまり期待はしていない」と言っていたパパですが、映画内にちょくちょく出てくる
フランク(叔父さん)のちょっとひねくれたユーモアが含まれたセリフや、彼とメアリーの
会話に笑ったりして、見終わった後は、

「思ってた以上に楽しめた!」

などと言ってました。


いつもは批判的で辛口なコメントや意見が多いパパにしては、珍しくポジティブな反応だった
のでちょっと驚きましたが。


この映画を見たからといって、ギフテッドやギフテッドの子たちの事がすぐに理解できるとは
思わないけれど、一般に、”ギフテッド”という言葉や概念を新しく紹介するにおいては、まずは
最初の第一歩!って感じではないでしょうか。


ただ、こういう天才的レベルのギフテッドはギフテッドの中でもごく稀で、あくまでもマイノ
リティであるので、自分の子供がメアリーのような能力を見せていないからといって、親が、
「あぁ、うちの子はギフテッドではないわ!」といとも簡単にそのアイデアを却下しなければ
いいのだけれど…などと思ってしまいます。


(個人的には、ここまでのレベルになると、「ギフテッド」というより「天才児」といった方
がニュアンス的に伝わりやすい感じがしますが。)


おまけ

外食&映画を見に行く時に見た夕暮れ時の空。

昨日は雲が多かったので、うっすらとしたピンク・オレンジ系の夕焼けがきれいでした。


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by giftedinfo | 2017-05-25 05:14 | Gifted In General

Gifted(映画)

本当は今日の夕方、家族みんなでただ今、公開中のGiftedという映画を観に行く予定だった
のですが、運悪く数日前からパパが風邪をひき、(そして私もパパにうつされたのか、今朝
起きたら頭痛がして、あまり機嫌が良くない。汗)キャンセルすることに…


この映画、アメリカのギフテッド・コミュニティの間でもかなり話題になっていて、私自身
もギフテッドという概念や、ギフテッドの子がどの様に描写され、どんなメッセージが含ま
れているのかすごく興味があったので楽しみにしていたのですが、まぁ、仕方ないです。




改めて気がついたのですが、∫は明後日の金曜日にAP Human Geographyの期末試験が予定
されているので、正直言って、今日映画など観てる暇などないんですがね。(笑)


そのことを私はすっかり忘れて予定を立てたのですが、やっぱり期末の数日前なんだから少し
は勉強するべきなので、なんだかんだ言って、とりやめてちょうど良かったです。

(基本的に∫はコースワークや課題などはやるけれど、試験勉強するのはあまり好きではないみ
たいで、いつも適当にやってる感じ。汗)


この映画の主人公の少女というのが、7歳ですでにdifferential equations(微分方程式)を
学んでいる、数学的に”Profoundly Gifted”で、∫は主人公が自分と同じ分野に興味・
能力を示しているという部分にすごく関心を示し、この映画をすごく観たがっています。(笑)


∫は、「ひえぇ〜!僕はdifferential equationsは14歳の時に学んだ(大学でクラスを取った)
のに、この子、すご過ぎる〜! (゚Д゚;) (」゚ロ゚)」

って、驚愕してました。(笑)


もちろん、こう言ったレベルの子も確かに存在するのでしょうが、7歳で大学の数学を学ぶなど、
実際にはすごく稀なレベルだと思います。

(そう、”PG”レベルですね。)


私が今までに(全国レベルのコンテスト出場者や、デイビソンの生徒達など)見てきた中でもこ
う言ったレベルは多分、片手の指で数えきれるくらいじゃないかと思います。

(例のユニコーン君などこのレベルか、このレベルに近いのではないかと。)


でもこう言った子達はギフテッドの中でもマイノリティーなので、この映画を観て、ギフテッド
に関して認識のない人が、(あぁ、ああいうのがギフテッドなのか!)と、一般化してしまい、
妙な固定観念を抱いてしまうことにならなければいいのだけど、と思ったりします。

まぁ、まだ観てないので実際、どう描写されているかはわかりませんが。


ここまで極端ではないかもしれませんが、とにかく実際に存在するのですよ、こういう尋常から
逸脱したレベルの子達が。


映画の中で、こういう子達の教育ニーズやソーシャル・エモーショナルニーズがどのように取り
扱われているかが興味津々であります。


とりあえず、今週は無理でも、パパの体調が回復した来週あたりに観に行くつもりです。

(その時の感想をまた、ブログで記事にしますね。)


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by giftedinfo | 2017-05-25 05:08 | Gifted In General

ギフテッドの孫のサポート

まだ∫も完全に独り立ちしていないのに、孫のことを考えるのは随分と気が早いのですが、(笑)
⬇︎の記事を読んで、もし∫の子供(達)がギフテッドだったら、(自分が認識不足だった為)∫が
小さい頃にはしてあげられなかった気配りやケアを心がけてあげたいなと思いました。

(∫の奥さんに鬱陶しがられない程度に。笑)



もちろん、子供がギフテッドがどうかという以前に、一人のお祖母さんとして、孫の身体面、精
神面など、全ての分野を含めた基本的な健康衛生に気を配り、(親の管轄領域に足を踏み込む事
なく)できる限りのサポートを心がけてあげたいと思うのは当然の事なのですが、でも、もし孫
がギフテッドだった場合、一般とは又、違った特殊なニーズや課題・問題などにも直面する可能
性も大いにある事から、そういった事などにも気を配り、色んな面で支援をして行ってあげたい
なと思いました。

リンク先の記事の文中に、

Gifted children, with their intensity, may need the safe heaven of grandparents
more than other children. High achievement, for example, is not necessarily
valued by age peers of gifted teens, and there is much pressure to camouflage
and hide one's abilities. Grandparents can play a major role in helping gifted
children appreciate the long view-- how important education is, and that one
can largely determine one's role in the world."


と、ありますように、ギフテッドの子たちはギフテッドの特徴の一つとも言えるOEがゆえに、
一般よりも精神的・感情的に困難を感じる事もあると思います。


特にティーネージャーなど、学校の先生や仲間、自分の親などの周りからなかなか理解され難く、
特に親と衝突する事もあったりして、どこにも行き場のない感情を抱き、精神的に苦しむ事も
あるかもしれませんよね。


そういう時など私が聞き役になって、孫の話を聞いてあげ、本人が望むようならばこちらの考え
を言ったり、アドバイスや色んな提案をしたりして、彼/彼女の良き理解者、支援者、メンター、
”心の拠り所”的存在になってあげたらなぁと思うのであります。


(あぁ、あんたのお父さんもそうだったよ〜!いや、まだ酷かったかも!などと、∫の昔話に花
を咲かせて大笑いしそう。ダメなグランマになりそうですよねぇ。爆笑)


まだちっちゃい頃などは、たまにうちに遊びに来た時とか、私が∫の家を訪ねた時など、孫(達)
に読み聞かせをしてあげたいです〜!

元から本好きだと嬉しいし、そうでなくてもグランマの力でbook loverにしてみせますよ!(笑)

孫に会うたびに新しい絵本や本を買って用意して、彼らの本コレクションを増やすお手伝いを
したいです。

∫が子供の頃好きだった本とかも全部買ってプレゼントしたいなぁ。(笑)


まだ先の話ですが、でもそう言いつつ時間が経つのはあっという間なので、そういう時が来る
のも思っているより先の話でないかも?

(まだ大学卒業していないのに、「彼女が妊娠したんで、できちゃった婚するよ」とか言って
きたらちょっと怖いですが…汗)


シニア時代は時間も精神的な余裕もあるので、ギフテッド・グランドチルドレンのサポートも
(自分の子の時とは違って)ゆとりを持って楽しんでできそうなので、今から楽しみにしています。


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by giftedinfo | 2017-05-20 04:04 | Gifted Parenting

ギフテッドの精神的健康についての記事

お馴染、SENGのサイトより、ギフテッドであることが個人の精神・心理的健康に与える影響に
ついて探った記事を見つけ、非常に興味深いと思ったので紹介したいと思います。

相変わらず英語の記事で申し訳ないのですが、ギフテッドに関して(特に社会/感情面での課題)
興味があり、英語ができる方には是非、読んで頂きたい情報だと思いました。



ギフテッドの心理や精神的なwell-beingについては、これまでの研究でも様々な結果が報告さ
れていて、巷(ネット)でも色んな情報が流れているみたいではありますが、「ギフテッドの
精神衛生面」に関して言えば、どちらかというと、

”ギフテッドの人達はその特殊な性質のゆえに、精神的にも様々な課題を抱え、一般に生き難く、
苦労しやすい人生を送る傾向にある。”

といったような流れの情報もかなり目立つようですね。(例えばこういうのとか。)

(私も過去にそう言った類の記事をいくつか取り上げた事もあります。)


が、この話題(ギフテッドであることがどのように個人の精神的健康、幸福感に影響するか?)
に関しては、これまでの長年の研究結果の中には対立しているものもあり、2つの対照的な見方
があるようではありますが、個人的にはこの記事のまとめ?というか、ボトムライン的な文章
が理にかなっていて納得しました。


”ギフテッドの子たちの精神的健康については、①ギフテッドであることが個人のレジリエンス
(苦境や困難に負けずに立ち直る力)を強化するという見方と、②繊細さ、弱さを更に高める、
という2つの対照的な見方を支える証拠がある。どちらの見方に対してもそれらを支える実験的、
理論的な証拠が存在する。ギフテッドであるということが、個人の精神的健康に影響を与えると
いうのは確かなようである。ギフテッドの子供、青年、そして大人への心理的な結果がポジティ
ヴなものか、ネガティヴなものとなるかは、少なくとも、①ギフテッドのタイプ、②教育上の
フィット、③個人の特質、といった、相乗的に作用しあった3つの要素が関わっていると思われる。



"ギフテッドであることの精神的健康への影響については、よく二分された質問として検討される。
”ギフテッドの子供たちは、そうでない子たちと比べて精神的な問題を抱えるリスクが高い/低い
か?” ここで見直した研究結果が示唆するところによると、ギフテッドの子についてはどちらと
もはっきりとした結論を出すことができないと言える。むしろ、研究結果によると、ギフテッド
の精神的健康は、ギフテッドのタイプ、教育的フィット、そして自己認識や気質といった子供の
個性や、生活環境などに関連していることが示されている。”

(The Impact of Giftedness on Psychological Well-beingより抜粋)



まぁ、要するに、長年の研究結果には対立(矛盾)するものがあり、専門家の間でも対照的な見
方や意見があるみたいではありますが、最終的にはギフテッドの個人の精神的、心理的な健康や
幸福感度においては、どちらの結論が正しいはっきり言えるものではなく、どのように個人に影
響するかは、その個人の性格的なものや、教育環境の適合、そして、その個人の家庭や生活環境、
様々な事情などの複雑に関わり合う要因によるところが大きいってことなのではないでしょうか。

そりゃ、そうでしょう。


まぁ、ごく簡単に言ってしまえば、教育環境や生活環境に満足している(様々なニーズが満たさ
れている)と、精神衛生上においてもプラスだし、それらが満たされてなかった、それこそ精神
的にも悪影響を及ぼすでしょうしね。


だからギフテッドの精神的健康を促進し、維持し、人間として更に成長して昇華するためには、
(個人の性格や気質といった、外部からはなかなかコントロールすることができない要因は別に
しても)最適な教育環境や、家庭環境、生活環境、その他、私たちがある程度コントロールでき
る分野においての適切な措置や支援によって、結果が違ってくるということだと思います。


確かにギフテッドは内面的、精神的には一般人とは違っていて、”ダメージ”を受けやすい傾向に
あるのかもしれないけど、それも周りの理解や支援などといった外的要因次第で、そういった
ネガティヴな影響を阻止したり、(少なくとも最低限に抑えたり)ポジティヴな方向へと導い
てあげたりと、最終的には結果が大きく変わってくるかもしれませんしね。


それ故に、それらを供給する私たち親や教育者、専門家達の役割はとても重要だと思いました。


最後に、あまり関係ないかもしれませんが、ふと思ったので一言。


だから一概に、”ギフテッドとは、苦境や困難にめげない不屈の精神を持つ人達です。”とか、
”ギフテッドは世の為、人の為に尽くしたいと思う精神の持ち主です。”などといった、内面的、
精神的な性質を一般化した(決めつけた?)ような言い方には個人的にすごく違和感を感じてし
まいます。

ギフテッドと言えど、それぞれ色んな性質や気質の個人がいるわけで、そういった分野でギフテ
ッドを定義付けたような言い方をしてしまうと、プレッシャーなどに弱く、苦境や困難にめげそ
うになるタイプなど、(自分はそういう傾向ないからギフテッドではないかも?)と感じてしま
うかもしれないじゃないですか。

そういった精神的な部分は、周りの指導や支援、教育の機会、環境などによって育まれて成長し
ていく場合もあるはずだと思います。


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by giftedinfo | 2017-05-14 03:59 | Social/Emotional

インポスター・シンドロームを抜け出す方法

ギフテッドの人(ギフテッド・アダルト含む)も陥りやすいインポスター・シンドロームに関し
ては、過去にも幾つか記事で取り上げてますが、(興味のある方はこちらこちらを参照)日本
版のライフハッカーで、又してもこのトピックについての記事を見かけたので、追加情報として
リンクしておきますね。


この記事内の、「5. 対抗措置を取る」の部分に書かれていた、

”詐欺師症候群(インポスター・シンドローム)の感覚は、キャリアに悪影響をもたらします。
ヨーロッパの複数の国の大学生を対象にしたある結果では、詐欺師の感覚が職業上の適応性を
低下させることが示されました。これは、将来のキャリアへの不安も含まれます。たとえば、
詐欺師の感覚を持つ人は、転職や昇進のチャンスを追いかけようとしません。その理由は、
在のポジションを保ちたいから。新たなチャレンジによって、自分が詐欺師であることが露呈
するのが怖いのです。”


というのなど、職業やキャリアに限らず、学業についても同じことが言えると思います。


ギフテッドの子供が、現在のポジションを維持したい(仲間や先生達から”勉強ができる”、
”優秀”、”賢い”と思われていて、そのイメージや評判を維持したい、自分が詐欺師であること
を知られたくない)為に、APやHonors、 Collegeレベルの難度の高いコースや、未知の分野
にチャレンジし、失敗して自らの評判を落としてしまうよりも、普通のクラスでAを取って、
面子を保つ方がいいと感じる場合なども結構、あるんではないかと思います。


でも、そのように知的・学習的チャレンジを回避していたのでは、本人の成長には繋がらない
ので、(知的な面だけでなく、精神的な面の成長も含めて。)親としては、子供がこのインポ
スター・シンドロームの傾向を示していたら、この記事に載っている対策やストラテジー、対
処法などを参考に、こういった状態から抜け出す手伝いをしてあげるべきですね。

(アダルト・ギフテッドに関しては自己で認識し、対処していくことが大切。)


自分の事を歪んだ見方で見たらダメですよね。

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by giftedinfo | 2017-05-08 06:21 | Social/Emotional

元ギフテッド?

ギフテッドの子が高校なり大学なり学校を卒業して、大人になったら何と言うんでしょう?

大人になって社会に出ると、もう教育機関からの知的・学習的な教育面においての支援を受ける
事もなくなり、「ギフテッド」というラベルは必要なくなるので、”ギフテッド”とは呼ばないの
でしょうか?

子供の頃州や学区から”ギフテッド”と認定されていた子供は、大人になった後は”元ギフテッド”
とでも言うべきなのでしょうか?


確かに「ギフテッド」は教育上で使われる用語ではあるけれど、アメリカでの諸々のギフテッド
関連の情報や記事を読んでの私の解釈としては、ギフテッドというのは州や学区が定義した概念
だけでなく、”一般とは違った特殊な脳の傾向を持った人たち”を説明する/表現する言葉として
も使われていると思うのであります。

個人的には、

"In adults, as well as children, giftedness is a whole-person phenomenon.
Being gifted affects not only the cognitive and academic aspects of
individuals, those qualities that we usually associate with giftedness,
but also their emotional, social, and spiritual well-being. It is more a
set of traits than a list of achievements; traits that don't always make
life simple or successful. Throughout their lifetimes, these individuals
experience both the blessings and burdens of being gifted" (Roeper1999)



という、ギフテッドの個人の特質を表現した言葉に共感するのであります。


ギフテッドを州や学区でそれぞれ定められた、”ギフテッド教育やプログラムに選抜される対象”
としての総称ではなく、個人の知的面、認知面、感情面、社会面、精神面など含めて包括的に
見たユニークな特質についての表現であるとすると、それらは個人の一生涯変わることがない
ものなので、教育現場を離れ、大人になった後でも”ギフテッド”であることは変わらないはず
ですよね。


大人になって社会に出た後でも、こう言った特殊な人達は”ギフテッドならではの独特なニーズ
や課題”に生涯直面していくわけで、(それこそ良い面も苦労する面も。)彼らが健全な精神を
維持し、それぞれのポテンシャルを大いに発揮させ、個人的に意義のある充実した人生を送っ
ていく為には、自らがギフテッドであるということを認識して、彼らに適したセルフ・ケアを
心がけていくことがとても大切だと思うのです。


大人になると「ギフテッド」のラベルは必要ないかもしれないけど、「ギフテッドであること
の自己認識」はとても重要だと思います。


だから「ギフテッド」は確かに教育用語ではあるけれど、でもそれだけに限定されることなく、
それ以外の分野や領域でも使われている定義だと思うのです。


教育的な分野だけでなく、もっと範囲を広げて、多角的な視点から見た「ギフテッド」の定義
も含めて語られるべきではないかと思うのです。


ちなみに一口にギフテッドと言えど、様々な定義(見方)が唱えられいて、専門家たちの間で
も未だにコンセンサスというものは得られてないようですが、(多分、これからも無理でしょう)
私としては”これが正しい!”と一つに限定するのではなく、幅広い視点から見て色んな考え方や
捉え方をしようとは心がけています。



ギフテッドの個人は赤ちゃんの時でも、子供の時でも、大人になっても、そしてシニアになって
もギフテッドであって、教育現場を離れるとギフテッドであることが消えてなくなるというわけ
ではないはず。


∫も今学年度(ジュニア)もほぼ、終わりに近づき、高校生活もあと1年ちょっとほどとなり、
同時に長年、苦労してきた「教育面で支援やアドボカシー」時代に幕が閉じようとしていますが、
でも、高校を卒業して大学へ進学しても、∫の内面的なものはそのままで、これからも変わること
なく、(それどころか多分、もっと色々な体験をして内面的に成長していき、インテンスさが増
すのではないかと予想する。)”ギフテッド”のままで大人の世界へ突入すると思います。


だからこれからは、自分で自分の特質を一層、深く理解したり、今までは気つかなった自分を
発見したりしながら、ギフテッド・アダルトとしてセルフ・ケアを心がけながら、素晴らし人生
を送って行ってもらえたらと願っているのであります。


最後に、ギフテッド・アダルトについて、とても胸に響く素晴らしい文章が書かれたページを
リンクしておきますので、もしかして(子供だけでなく)自分もギフッドかも?という疑惑が
よぎった親御さんなど、是非、読んでみてください。

(英語の文献ですが。)


”The field of education now seems to be moving to a largely external,
achievement-based measure of giftedness even for children, giving
precedence to products over mental processes. As it does this, it
devalues the individual and sets the scene for more children (who may
not be able to fit their mental gifts to the schools' narrow range of
achievements) to enter adulthood unaware of or denying the needs of
their unusual minds.


Gifted children do not disappear when they graduate from high school
or finish college or graduate degrees. They become gifted adults. If
they enter adulthood blind to their unusual mental capabilities, they may
go through their lives fragmented, frustrated, unfulfilled and alienated
from their innermost beings. What is different about the gifted individual
is his or her mind. Not understanding that mind make it virtually impossible
to honor the self.”

(Gifted Ex-Childより)


(日本語に訳してなくてごめんなさい。(汗))

これらの言葉、本当にそうだと思います。


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by giftedinfo | 2017-05-02 04:35 | Gifted Adults

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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