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The G Word(ギフテッドについてのドキュメンタリー)

このギフテッドについてのドキュメンタリー、是非とも観てみたいです。


もっと一般の人たちにも、ギフテッドとは何か? そして、(固定観念や偏見、誤解を超えた)
実際のギフテッドの子供達の姿や、彼らが抱える課題を知ってもらいたいですね。


そして、我が子の教育ニーズを満たそうと必死になって頑張っている親達に対して、”自分の子
供に特別扱いを要求している自分勝手な親”といった、偏見と無知に溢れたとんでもない発言を
するような人たちの意識が改革されることを祈るばかりであります。


あと、このリンク先のプロモーション・ビデオの中で、

”If we keep telling these kids, "you are so smart, you are going to change the
world", we create anxiety."


という言葉が出てきてましたが、これは私もまったく同感であります。


アカデミックやその他の面のアチーブメントにおいてだけではなく、”ギフテッドの人達という
のはこういった性質、傾向で…”などと感情面や精神面においても、「ギフテッド」というもの
をある一定の”型”にはめてしまい、(決めつけた言い方をしてしまい)”不屈の精神、道徳的、
人格的に高尚な精神の持ち主みたいなイメージ・固定観念を一般に植え付けてしまうのは、た
だでさえ不安感を強く感じてしまい気味なギフテッドの人たちにとって、とてつもないプレッ
シャーやストレスとなってしまうと思うのですよね。


人並外れて優れた才能や能力は持っているかもしれませんが、ギフテッドも単なる一人の人間
で、スーパーヒーローや聖職者じゃないですよ。

彼らも性格や精神面で弱点もあるし、邪悪な気持ちがよぎらないわけでもないでしょうし。


彼らに対し、あまりにも非現実的で、人間離れしたような高尚なイメージを抱くことは、必要
以上の精神的負担をかけることになり、彼らのメンタルヘルスに良くないと思いますしね。


私が親として、そして1個人として感じるところでは、”ギフテッドの子供たちにはまず、自分
の幸せを一番に考えて欲しい。”ということで、ギフテッドの個人が人生の幸福のために自らの
目的、願望を追求する過程において、その副産物として、彼らのアチーブメントが結果的に社
会貢献につながったのであれば万々歳だと思うべきですよ。


一定の才能や能力を持って生まれてきたからと言って、「それらを社会に貢献するのが使命」
って見方には、義務を負わされてるって感じですごく違和感を感じてしまいます。

(私って、かなり反抗的で根性がひねくれたおばんだからそう感じるのでしょうが。苦笑)


あと、やっぱり正確なギフテッドの概念、認識が欠けていると、一見すると、到底ギフテッド
とはみえない・思えないギフテッドの子供達など、”発掘”されることなく教育システムから取
り残されてしまい、彼らに必要な支援や援助が得られなくなるというのも問題ですね。

人種やその他の”マイノリティ”、貧困層の子供達の中には、どれだけ”隠れギフテッド”が潜んで
いることでしょう。

アメリカのギフテッド教育においては、プログラムの内容(カリキュラム、方式等)だけでなく
”identification”(認定)の分野での改善、改革も必要となってくるのではないかと思いました。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-07-26 10:03 | Resources

ギフテッドの道いろいろ ②

まず最初に近況から。

どうやらここ数日の間、うちの地域だけでなく、カリフォルニア州内陸部やネバダ州の南部(ラス
ベガス)、アリゾナ州なども記録的な猛暑が続いているみたいですねぇ…(汗)

いやぁ〜、ほんと、毎日暑いのなんの!

そのせいか、(エアコンの効いた部屋にいるものの)何だか暑さで身体が妙にかったるくて、何
もする気が起こらず、ここ最近、ブログの更新も怠り気味…(汗)

幸い、∫が現在、ボランティア活動として参加している数学キャンプのクラスルームにエアコンが
復活したようで、初日に比べると断然、元気を取り戻していて、毎日の活動を楽しんでいるような
ので何よりであります。


さて、今回も前回のJ君に引き続き、”ギフテッドの道はいろいろあるのだよ〜”というお話。

今回も元北ネバダ数学クラブのメンバーで、∫とは∫が小学校6年からずっと数学仲間として様々な
活動を共にしてきたD君についてのストーリーです。


このD君も地元のPG学校であるデイビソン・アカデミーの生徒だったのですが、彼は高校に進学
してすぐの9年生の時にデイビソンを辞め、ホームスクールという形をとりながら、地元のコミュ
ニティ・カレッジや大学(UNR)でクラスを取り始めたのでした。


彼がデイビソンをやめてホームスクーリングを始めたと聞いた時は私もパパもびっくりしました
が、これまで彼の社会面や教育面での”事情”を観察したり、他の人たちから色んな話を聞いてい
た為、(やっぱりねぇ…)という感じで、ある程度理解できましたが。


学校や教育環境って、端から見たら「すべてがうまくいってそう」に見えていても、公に見えな
いところではやっぱり色々と課題があったりして、ギフテッドの子それぞれ個人に最適な教育や
社会環境を確保するのって本当に難しいなと思い知らされますね。


彼は∫より学年が一つ上なので、通常の道をたどっていたら今年の春に高校を卒業する予定だった
のですが、デイビソンを退学してすぐに自力で勉強して(っと言っても彼は多分、勉強する必要は
なかったみたいですが。)GEDを取ってしまい、その後、ほぼフルタイムで短大や大学でクラス
を取るという方向へ進んだようでした。


そして現在の時点(17歳)では、地元の州立大であるUNRで学士に必要な単位を取り続けながら、
(多分、かなりの単位を取得して卒業も近いのではないかと思う。)その傍ら、パートタイムの
教師として、学区の中学校でコンピューター・サイエンスの科目を教えているそうです。


パパは彼とは数年来の馴染みの仲なので、たまに数学関連の活動であった時によく彼から近況を
聞いてくるのですが、その度に、

「彼は頭脳もズバ抜けていて、デイビソンにそのまま残っていたら、アイビーリーグやその他の
超エリート大学へもどこにでも行けるのに。よりにもよって、コミュニティ・カレッジやUNRに
行くなど理解できない。"He deserves so much more!"」

などと、非常に残念そうに言うんですよね。


それを聞いて私はいつもムカついてしまいます。

だって、それはパパが自分自身で望む事であって、D君はまたパパとは違う価値観や人生観を持
ち、パパとは違ったことを望んでいて、D君は自分自身にとって最適(だと感じる)道を選んで
それに突き進んでいるんでは?と感じるんですよ。


パパにしてみれば、アイビーや一流大学へ行くことが”サクセス”かもしれないけど、D君にとっ
てはまったく違うことがサクセスと感じるかもしれないし、大体、パパには自分の考え方や価
値感が一番正しいと言った、とんでもない独断的な意識がある為、自分とは異なる”個人の見解
や価値観を尊重する”ってことができないんですよ〜。


どうしてそんな風にしか見れない?考えられないかが私には不思議でたまりませんが。

”He deserves so much more!”

ってたって、D君はアイビーや一流大学へ行くことを望んでいないかもしれないし、もし望んで
いたにしても、家庭やその他の事情で困難なのかもしれないし。


でも私が感じるところでは、昔に比べると現在のD君は顔がイキイキして目が輝いていて、心底
からハッピーそうな様子が明らかに伝わってき、彼が自ら選んで進んでいる道にとても満足して
いるというのがわかります。


彼は実質的には高校生でなくなったので、もうオフィシャルな数学クラブのメンバーではなくな
ったけれど、でも未だにクラブ活動にはインストラクターとして、そしてクラブ関連のイベント
やコンテストなどにもいつも献身的にボランティアとして参加して、(今回の夏期数学キャンプ
にもインストラクターとして参加している。)彼を見ていると、「大学受験の為の肩書き作り活
動ではなく、本人が心から望んで参加している」という真の奉公精神が伺われ、私は彼の人間性
を深く評価しているのであります。


私としては、D君が自分自身に対して誠実であり、自分の選んだ道を思う存分、エンジョイして
いるのを見るのが心から嬉しく思うし、これからも応援したいと思うんですよ。


アイビーや一流大学へ行ける頭脳を持っているから、それがその子のミッションだとばかりに
”行くべきだ!行かないのは個人のギフトを無駄にしている!”とばかりの価値観の押し付けを
することに対してものすごく違和感を感じてしまいます。


D君は人がなんと言おうが自分の信念を貫き通し、(それがどれだけ”ギフテッドらしくないよ
うに見える選択”であろうと)自分自身を信じて自らが選んだ道を突き進んでいるわけで、私と
してはそういう部分がよっぽど”ギフテッドらしい道の進み方”と感じるのであります。


あっ、ちなみに彼の将来の目標はポリティカル・サイエンス(政治科学)の分野に進み、政治
家になって「教育改革」に貢献したいらしいです。


彼も∫同様、教育関連(特に州の教育事情)に関心を示していて、教育面においての改善、改革
などをミッションとして目指しているみたいです。


∫は教育者、D君は政治家(ポリシー・メーカー?)と職の分野は違えど、どちらも教育面にお
いて社会に影響を与えるポジションを目指しているという事で、何やら将来が明るく感じます。


∫自身、こんなふうにギフテッド仲間たちの様々な人生を見てきて、それらから色んなことを学
び、インスパイアされながら、∫らしい生き方を追求していって欲しいな、なんて思います。


先日の夕焼け。

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The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-07-21 09:21 | Gifted In General

ギフテッドの道いろいろ

∫が北ネバダ数学クラブの仲間から聞いた話…

元クラブメンバーであり、去年、アメリカ人なら誰でもが知っているという超一流の難関大学へ
合格し、大きな期待と夢に胸をワクワクさせながらその大学へ入学したJ君が、なんと、この秋
から地元の州立大であるUNR (University of Nevada, Reno)へトランスファーすることに
したというではないかですか!

この話を聞き、J君のことを個人的に知っているパパと私は思わず、

なっ、なんですとー!!!

っと、耳を疑ってしまいましたよ!

仲間から聞いたところの∫の話によると、どうやらJ君、ドリーム・スクールに合格して天にも昇
る気持ちでその大学を始めたものの、実際に行ってみると、カリキュラムやプログラムの内容な
ど、アカデミックな部分で自分が望むものとは違っていたみたいです。

(授業のレベルや内容などはもちろん、チャレンジングで満足が行くみたいですが、コース選択
や、自分が目指す分野でのプログラムに不満を感じていたようです。)

(ちなみに、彼はあのPG校であるデイビソン・アカデミーの卒業生なので、アカデミックな面
ではほぼ、問題ないはずであります。)


詳しいことは言ってませんでしたが、それ以外にもキャンパス・ライフ(特に寮生活)などの面
でも色々と思うことがあったみたい。

いくら超エリート大学と言われているところでも、やっぱり実際、自分自身で体験してみないと
わからないものなんですねぇ。

アカデミックな部分だけでなく、キャンパス・ライフとか、総合的に自分に合うかどうかの”フィ
ット”もすごく大切でしょうし。

パパは、

「〇〇(大学名)からUNRにトランスファーなど、クレイジーだ!両親は(超難関エリート校を
振り切って学力的には平均の地元の州立大へ移るなど)大泣きしているんではないか!!!」

って言ってましたが、いやぁ〜、私はJ君らしい決断だわ〜!っと心の中でうなづいてましたよ。


彼はPG(Profoundly Gifted)で、学業も超優秀、特にSTEM系に優れていて、様々な活動でその
才能を発揮してき、人格的にもとても素晴らしい青年で、彼の性質を考えると、

「どれだけの名門大学でも、自分自身が満足しないのなら無理して続けても意味がない。それよ
りも、別にネーム・バリューはなくても、自分が納得でき満足して学べる大学へ行きたい。」

…っと言った考えを持ち、人が何と言おうが自らの信念を貫き通す、って感じですかね。

そういうとこなど、よくギフテッドに見られる特徴じゃないかな?なんて思います。

(尚、J君はすでにUNRで自分が追求したい分野の気に入ったプログラムを見つけたそう。)


尚、私が感じるところでは、私は個人的には彼のお父さんしか知らないのですが、J君の両親も
彼の決断に支援的なのではないかと思います。

J君の親御さんは、(ここでは詳しいことは書けませんが)J君以外のお子さんに関して悲劇を
体験していることもあり、その出来事で人生観が大きく変わり、基本的には「子供が健康で幸福
であることが一番!」という気持ちが強いのではないかと思うのであります。

親としては、なんやかんや言えど、最終的には自分の子供が健康で幸せな人生を送ってくれる事
を一番に望むものなので。


とりあえず、このニュースにはびっくりしましたが、この変化、J君にとって人生の大きな転機と
なり、より良い方向へ向かっていってくれればいいなと願っております。

ギフテッドの道もその人、それぞれ。

大切なのは、自分自身をよく知り、自らの幸せに向かって自分が納得する道を進むことでしょう。


親の私達としては、そんな子供たちを温かい目で見守って、支援していってあげることが大切で
はないかと思います。

南カリフォルニアから北ネバダへ帰る途中のハイウェイから見た夕日。

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The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-07-17 05:44 | Gifted In General

高校を卒業する前に数学の修士号取得!(∫の事ではない!笑)

今朝、こちらの記事を読んで、何だか私までとても嬉しくなってしまいました!

バージニア州の17歳の女子高校生が、正式に高校を卒業する前に、地元の州立大で数学の修士号
を取得したという、なんとも驚異的で素晴らしいストーリーであります。

このMuiさん、小学校5年生で地元のコミュニティ・カレッジにて数学のクラスを取り始め、その
後、George Mason University(ジョージメイソン大学)へトランスファーし、去年、数学の
学士号を取得したとのこと。

普通の高校に行きながら、(高校の勉強もしながら)同時に大学でもコースをとり続けて、修士号
まで取ってしまうなんて、本当にすごいわ〜。

17歳の若さで学士号を取るのも(かなりの単位数を取得しないといけないので)大変そうなのに、
修士号(学士+30単位くらい?)まで取ってしまうなんて、彼女の1学期のロードは一体、どれ
くらいすごいもんなんや〜?と、ちょっと恐ろしくなってしまいますが。(汗)

うちの∫なんか、高校の授業に加えて大学のコースは一学期せいぜい、1〜2クラスが精いっぱい
という感じですが。


記事内でMuiさんについて、

”You can be brilliant and successful while maintaining humility," Wang wrote.
"Unlike others that would be boastful or arrogant, she was not a self promoter
and was intrinsically motivated. She has a truly inquisitive mind and loved
learning and discovering things."

と表現されている部分を読んで、彼女のアチーブメントがすごく理解出来るように思えました。


この方、とてつもなくスマートなのは疑いの余地もないのですが、(PGですね)にもかかわらず、
謙虚なお人柄みたいで、また、内発的なモチベーションが高く、好奇心に溢れ、純粋に学ぶこと、
発見することが大好きであるというのがこの快挙的なアチーブメントの鍵ではないかと思いまし
たよ〜。


もちろん、こう言った本人の本質的なものや、(想像さえつかないような)努力、苦労もあった
とは思いますが、このサクセスの陰には、親御さんの並ならぬサポートや応援などもあったに違
いありません。


もう何度も繰り返して言ってますが、こう言った”特殊なニーズ”を持つ子には、まさに”特殊な
支援やアドボカシー”が必要で、子供にとって最善の教育を与えてあげたいと望む親にすると、
我が子が”他の子と同じように”適切な教育を受けられるよう、ありとあらゆる手段でその目的を
遂行しようとするのは当たり前のことで、そんな(子供の幸せの為に)一生懸命働きかける親に
対して、「自分の子供に特別扱いを要求する利己的な親」みたいなとんでもない言いがかりをつ
ける人がいるというのが、私には未だに信じられませんが。


他人のブログ記事を読み、それらの言葉を自分が勝手に都合のいいように解釈し、(歪んだ認知)
差別的だの、権利を主張しているだの批判、いやとんでもない言いがかりをつけ、ブログを発信
する側を”無責任な行為だ”と非難する前に、まず読み手である自分の”認知”や”読解力””判断力”
や、メディア/ネット・リテラシーを育成すべきじゃないですか?


この世の中には嘘やデタラメ、間違った情報、を(意図的に)発信する人もゴロゴロいて、自分
や家族が”被害者にならない為”には、自分自身でそれらを適切に判断する力をつけ、自分で自分
を守るという意識がないと、いつまでたっても他人をせいにするばかりで、何も変わらないと思
うのですが?


私はもともと、自己責任というものを重んじるタイプなので、何かあったらすぐに人のせいに
したり、自分は何も努力せず楽して、他者に余分な責任や負担を押し付けるタイプの人は嫌悪
感を抱いてしまうので、そういう感じてしまうのでしょうが。


又しても最後の方は辛口になってしまいましたが、こうやってギフテッドの子の親や、周りの
大人たちが、(外野のヤジに負けずに)子供のニーズをアドボケートしているからこそ、彼ら/
彼女らの幸せな笑顔を見ることができるのだと思います。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-07-12 03:25 | Educational Options

ADHDとGiftedについての記事

少し前のものですが、(2011年)こちらのお馴染SENGのサイトでADHDとギフテッドに関連
した記事を目にし、”なるほどねぇ”と思った箇所があったので、個人的な覚書&情報のシェアと
してリンクしておきたいと思います。


この記事の中で私が特に(ほほぅ…)と思った部分というのが、ADHD or Gifted: Either or
Both?の部分で、


”この中で、Silverman (1998)は、専門家達の中には、ギフテッドの子供が関心度が高い活動
に没頭している時のように、集中力の維持を示している子供はADHDであるはずはない、と誤っ
た憶測をしてしまう者もいると述べている。端から見ると、子供はその他の刺激は忘却の彼方に
消え去ってしまうかのごとく、一定の作業に没頭してしまっているように見える為、ADHDであ
る可能性を見過ごしてしまう恐れがあるというのも理解できる。こういったうっとりと魅せられ
て熱中している状態は良く”フロー”(Csikszentmihalyi, 1990)と表現されるけれど、同時に
ADHDの個人が頻繁に体験する、よく似たコンディションである”過集中”(ハイパーフォーカス)
である可能性もある。”



”ビデオゲームやコンピューターゲーム、娯楽の読書など、持続的に強化され、”自動的”な(余分
な努力を必要としない)活動は、ADHDの子と、そうでない子を見分けることができないが、
力を要する作業においては見極めが可能とも言える。ギフテッドの本質として、ギフテッドの子
達は”努力を必要としない”と見られるタスクの範囲が広い為、明らかに困難を抱いているけど、
(機能的に)影響が少ないADHDの子供よりも、ADHDであることが明確に見え難い。”



”近年の研究結果によると、ADHDのギフテッドの子は特にこの”フロー”の状態、又は”過集中”を
示す傾向があるとのことである。これらは”タスク・コミットメント”(作業に対する献身、深い
関与、責任感)に関してポジティヴな面ともなり、又、意欲の表れでもあるけれど、子供が1つ
の作業から別の作業へ移行するように指導された場合、問題ともなり得る。よって、認知的には
この状態はプラスとなる一方、態度、行動面においては問題を引き起こす可能性もある。さらに、
ADHDは”集中を維持することができない”ことが特徴なのではなく、どちらかと言えば、”本質的
に満足感が得られない/努力を必要とする作業に対し、必要に応じて適切なアテンションを調整す
る能力が欠けている”と特徴付けられる。そう言った作業は、残念ながら、ギフテッドプログラム
を含む、学校で一般に必要とされている多くの作業の特徴である。”



”ギフテッドの誤診は望ましくはないけれど、見落としによる診断ミスは同じように重大であり、
もしかしたらギフテッドの生徒の間ではもっと一般的かもしれない。こう言った困難は、生徒の
強み(長所)への過度の依存が、気がつかないうちに障害を覆い隠してしまう場合に生じる。
強みを強調することは主に生徒のギフトと才能にハイライトを当てる一方、そうすることにより
現実の状況が除外されるわけではなく、実際、生徒は自分の能力を維持することに困難を感じる
為、自ら(の能力)に対して不信感を抱くと言ったさらに酷い状況へ導くことになりかねない。
子供がADHDでありながら、かつ、ギフテッドでもあるということを認識し、各子供において、
これらのコンディションそれぞれがどのように相互に影響し合うかを探ることが、誤った二分法
(ADHDかギフテッドのどちらか?)に悩み苦しむよりも、問題に対してもっと生産的な見方で
あろう。


ギフテッドとADHDの共存の現実考えると、問うべき問題は”ADHD、それともギフテッド?”で
はなく、むしろ、”この生徒はADHDによってどれほど機能の面で影響を受けているか?”である
べきだろう。

(Attention Deficit disorders and Gifted Studentsより抜粋)


以上、私自身、ごく一般のギフテッドの特徴や性質を、発達障害、又はその他の精神疾患の症状
に当てはめて、必要以上に病理化して見てしまい、最も簡単に診断のレッテルを張ったりなど、
「誤診」に対してはかなりの警戒心を抱いているものの、実際、子供が明らかに困難や問題を見
せている場合などは、この記事の著者の言う通り、ギフテッドかADHDか?のどちらか一方のみ
に答えを見出そうとこだわって、よく調べもせず(又は専門家の個人的な意見や見方をそのまま
鵜呑みにしたりして)障害の可能性をはねつけてしまったりして早まった結論を出すのではなく、
ギフテッドとADHD両方である可能性(2E)も認識し、実際に子供が示している問題点や課題に対
しての支援や対策に目を向けることも大切ですね。


ボトムライン、子供に関しての適切な”判断”の為には、親や学校側が正しい知識や情報を心得て
いて、物事を正しく見極める能力(批判的思考力)がとても重要になってくるなと再度思い知ら
されました。


子供が人一倍の”集中力”、”集中持続力”を見せるからといって、アテンションの問題がないとは
言い切れない。要は、”自分が興味のない事、意識的に努力を必要とする作業や作業間の移行に
おいても、適切な注意が払えるかってとこがキーポイントというのに納得してしまいました。


The Curious Life of ∫より転載)

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by giftedinfo | 2017-07-07 07:42 | Twice-Exceptional

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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