ギフテッドの誤診:鬱病または双極性障害

シリーズ化しております。(笑)又しても、Diagnosis Questionsよりの情報です。

今回は、Depressive or Bipolar Disordersについての部分を抜粋しました。

鬱病または双極性障害

強烈なOEを持つハイリーギフテッドの子供は、感情の起伏が劇的に激しい傾向にある。これらの
特徴は、臨床的介入が必要となる病理的な状態とどうやって区別されるのか?見極めの重要な手が
かりの一つは、何が感情の引き金となっているかを探ることである。 OEに関して言うならば、
実際の刺激(思考や記憶なども含む)に対する、強度な反応に注目すべきであろう。よって、例え
反応が過剰に見えたとしても、それらはあくまでも反応である。又、レジリエンシー(回復力、逆
境に負けない跳ね返りの要素)にも注目するべきである。

その一方、感情的に平坦(感情の起伏が乏しい)で、まん延に落ち込み気味、不眠症や食欲不振な
どは、心理療法や医療的な助けが必要となる実際の兆候である。 いかなる自殺念慮(死にたいと
思い、自殺することに対して思いを巡らすこと)も深刻に捉え、それらに対しては即座の対応が必
要とされる。

子供においては、双極性障害の躁状態では、熱狂/狂乱的な活動というより、イライラと怒りっぽく
なったり、不機嫌になったりといった症状を見せやすい。ハイリーギフテッドの子は感情的に繊細
である。彼らは多くの物、広い範囲に目が向き、喪失や危険をより敏感に理解し、他者の苦しみや
痛みを感じる。大人たちと同様、時として子供も、何らかの行動をとることによって救われる。
Free Spirit Pressより発行されているBarbara Lewisの書籍には、何らかの行動をとり、変化を
もたらした若者たちの例や、素晴らしいアイデアが満載である。

以上、Diagnosis Questionsより抜粋。

ちなみに、どんな書籍かな?と思って、ちょっとググってみました。


おぉぉ!これらの中には私が∫に買ってあげたのもありましたよ!

例えばこれとか。

What Do You Stand For? For Teens
A Guide to Building Character

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まだ∫をホームスクーリングしている時、倫理/道徳教育、情動教育、人格形成教育の一部として
この本を使っていたのですが、内容的にすごくよかったです!


ちょっと横道に逸れてしまいましたが、今回の情報のポイントとしては、ギフテッドの子供が
激しい感情の起伏を見せていても、それらが”どこから来ているのか?”という、原因を追求する
ことが大切ですね。

OEの場合は”実際の刺激”(又は思考や記憶などといった内面的な刺激)に対する反応で、ある
程度「感情をもたらす原因」が説明出来る感じですね。

もちろん、子供の思考や記憶などの内面的な刺激に反応している場合など、端から見たら原因が
明確に解明できないようにも思えるのですが、子供に理由を聞いてみて、それらがきちんと説明
付けられるようであれば、「刺激に対する反応」とみていいのではないかと思いますね。


(そういう意味でも、日頃忙しい中でも、子供と触れ合う時間を積極的に設け、子供の話(思考
や気持ちなども含む)に耳を傾けてあげたりなど、彼らのことを理解しようとする姿勢や試みが、
とても重要だなと感じさせられます。)


実際の鬱や双極性障害の場合、感情や行動は、本人も理由付けできない、もっと生理学的、病理
学的な部分に起因すると思うので、表面から見た症状(感情の起伏の激しさなど)だけで判断せ
ず、ギフテッドの情報にも精通している心理士や精神科に診てもらうこと(鑑別診断)がとても
重要だなと思いました。

(特に誤診による不必要な投薬は、個人に身体的、精神的にネガティブな影響やダメージを与え
る恐れがある為、細心の注意が必要ではないかと思います。)


The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-10-18 06:54 | Misdiagnoses

8年生で微分積分?

カリフォルニアのパサディナ統一学区に、Math Academyという、数学の極端な促進(通常の
学年より少なくとも4学年以上先取りした)プログラムがあるようです!



"AP Calculus for 12- and 13-year-olds? Even high school seniors rarely take
that course. But this otherwise ordinary school district, with 69 percent of its
students from low-income families, has created a program called the Math
Academy to accelerate students at lease four years above their grade level.
The idea? Complete high school math, including calculus, in middle school and
devote high school to more complex subjects: multivariable calculus, abstract
algebra, probability, game theory and other college subjects.

(Calculus for eighth-graders? It's the differential in one school systemより)


うわぁ〜!∫がまだ中学生の頃にこのプログラムが存在していたなら、私たちもパサディナに引っ
越ししていたかも!

普通の学区にこういった数学のラディカル・アクセラレーションのプログラムが存在するところ
なんて滅多にないと思うのですが、さすがCaltechの所在地であるパサディナって感じ〜!

通常、ジュニアかシニア(11年生か12年生)で履修するAP Calculusを7年やら8年生の中学生
の段階で学習できたら、高校時代はその後の大学レベルの内容へと進めますもんね。


考えてみたら∫も、一般の公立学区に所属して、Dual Enrollmentという形で高校入学した時点
(9年生)から大学のクラスを履修しているので、実質的にはこのプログラムと同じ進行度という
ことになるので、最終的には私たちが選んだ道も、∫にとってベストな結果となったので良かった
ですが。

尚、このプログラムに対して、中には”sacrificing depth for speed" ”速度(先取り)に重点
を置く事は、内容の深さや複雑さが犠牲となっていないか?”といった部分を懸念する声もある
みたいですが、この記事に対するコメントの書き込みの中に、


”Math ability is like Bloom's Taxonomy of Learning. People move up the
pyramid at different times. If a student is ready to learn the concepts of
Calculus (it really is only an extension of Algebra), then they should be
afforded that opportunity, whether it is in 8th grade or 12th (or later).
The problem in math education comes with a school system thinks everyone
should be at the same level of mathematical education at the same time
(i.e. putting all students in Algebra in 7th or 8th grade)."


というのがあり、私自身、(特に下線の部分)この方(確か数学の教師だったと思う)の考え
方に共感しました。


こういったらまた、”個人の能力の違いを示唆して差別的だ!”と非難する方がいらっしゃると
思うのですが、ぶっちゃけた話、実際、私たち(特にまだ子供時代)の能力やスキルの発達に
は個人差があり、中には12〜13歳で、高度な数学の概念を理解する為に必要な論理的思考、
抽象的思考がすでに著しく発達している子もいたりして、(要するにギフテッドの子)そうい
う子たちは他の分野(身体的、感情面)などは年相応の発達かもしれないけど、知的、認知の
面では15〜17歳の高校生と同じ能力やスキルがあり、中学生でも微分積分を理解する準備が
十分整っている場合もあるんですよ。


そういう子たちが実際年齢に縛られて、学年レベルの学習を強いられ、知的、能力面で彼らに
適したレベルの学習の機会を得ることができないというのは、非常に残念なことだと思います。


大切なのは、個人(の発達過程)がどのレベルであろうとも、それらを尊重して、各自それぞれ
に適した教育(学習)を提供するということではないでしょうか。


ちなみに∫にもこの記事を読ませ、意見を聞いてみたところ、

「個人に”準備ができてる”のであれば、チャレンジする機会を与えられるべきだ!もし僕が今の
ような機会を与えられてなかったら、多分、数学に対しての興味関心を失っていて、”今の自分”
は存在しなかっただろう。」

と言ってました。

個人にとって適した教育を受けることができない(教育環境のミスマッチ)は、ギフテッドの
アンダーアチーブメントの大きな原因の一つというのは(ギフテッド教育界隈では)一般的に
よく知られたことですよね。


だからなんと言われようと、私はこれからもしつこく、”ギフテッドの子が、その子にとって適切
な教育を受ける権利”を主張し続けていきたいと思います。


(いつも思うのですが、音楽やらアートやら、スポーツの分野でなら”それぞれの能力やスキルの
違い”を認め、それらの才能を更に促進させるプログラムやサポートに関しては何も異議・異論の
姿勢は見せないのに、それが知的、認知的分野ともなると、やれ差別的発言だの、能力至上主義!
だの、特別扱いを要求しているだのと非難されるんですから、こう言ったダブルスタンダードには
本当に辟易します。)


The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-10-13 08:16 | Educational Options

ギフテッドの誤診:非言語性学習障害

以前にも紹介しましたSENGDiagnosis Questionsという記事から、今回は2番目にあげ
られていた、Non-Verbal Learning Disorder(非言語性学習障害)の部分を訳してみました。

非言語性学習障害とは何ぞな?と思われる方は、まず、こちらのリンクを訪れてみてください。

(あらっ、そう言えば、私も昔にこのコンディションについての記事を書いてましたわ。苦笑)


非言語性学習障害

WISCなどの知能検査で、言語性IQの数値が動作性IQを大幅に上回っていたりなど、数値に凸凹
が見られる場合、時としてこの診断に信ぴょう性を加える。(診断が)正確な場合、この障害は、
右脳の視覚的、空間的情報を取り入れ、記録し、表現するなどの機能の弱さを指している。この
障害は、一般に整理整頓が苦手、いつも身の回りが散らかっている、字が汚い、又、社会的な状
況などにおいて、場の空気を的確に読むのが困難だったりする、などの特徴が見られる。つまり、
右脳がうまく作動していない。


しかしながら、こういった同じ性質は、習字の順次的な作業が苦手で、いつも整理整頓ができてな
くて混雑状態、時間管理がとにかく大の苦手な、右脳優位、視覚空間的学習者の子供にもつきもの
だったりする。ハイリーギフテッドの子は、理論や”考えることを考えたり”するのに心が惹きつけ
られてしまうことから、うっかりしたり、ぼんやりしてしまうこともよくあるかもしれない。


視力に関連した全ての問題を排除することが非常に重要である。発達検眼医による、視標追跡(目
の動き)、両眼視力(焦点)、目の調節などといった働きがきちんと機能しているかどうかを判断
する為の、徹底的な視力検査が勧められる。たとえ、子供が本来、視知覚、空間的推論の才能を持
っていたにしても、視力の問題(弱さ)が原因で、それらの分野でスキルや能力をフルに発揮する
ことができなくなってしまう場合もある。

(Diagnosis Questionsより抜粋)


っと、まぁ、かなり意訳っぽくになりましたが、大体こういった意味だと思います。

(英文読んで理解できていても、それを日本語にするのって本当に難しいですねぇ。汗)


この診断(非言語的学習障害)でのポイントは、WISCの指標や下位検査の数値の差だけにフォー
カスするのではなく、その他の考えられる要因にも視点を向け、あらゆる角度から判断していく事
が大切であり、ここでも又、鑑別診断の重要さが唱えられている感じですね。


特にこの診断に関しては、視力に関連した問題をまずチェックすることが大切とあり、私も昔、∫
がこの障害ではないか?と疑っていた頃は、目の検査とかまで視点が行かなかったので、そちら
の方向は追ってませんでした。(汗)


あっ、でも今こうしてほぼ5年後の∫を改めて見ると、当時感じていた課題や問題なども、今では
ほぼ、見当たらなくなってしまったというか、ごく自然に消えて無くなったり、解決していたりし
ていて、この5年間の著しい成長、発達に改めて驚いてしまいました!


まぁ、もちろん、まだまだ全てが完璧というわけではありませんが、当時の∫の状態を考えれば、
現時点では、私の方が高いスタンダードや期待を持たず、まぁ、とりあえず一般の中でも”低くめ
のレベル”に設定すれば、何とかこれから独り立ちしてやっていけるくらいには成長したのではな
いかと思います。

私はそれで十分満足です。本当にありがたいことですよ。

当時はかなり心配してましたが、子供って着実に(本人なりに)成長するものなんですねぇ。


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# by giftedinfo | 2017-10-09 03:49 | Misdiagnoses

ギフテッドの誤診:反抗挑戦性障害

又してもSENGによる、ギフテッドの誤診についてのとても有益な情報をシェアしますね。


この記事では、ギフテッドの個人が誤診されやすい可能性の高い障害やコンディションについて、
誤解されやすい理由なども含めて説明されています。

ギフテッドの特性を考えると、それらに馴染みのない素人の目からは障害の症状となかなか区別
し難くく、間違われやすいというのも納得できます。


この記事に出てくる診断(障害)についての説明文章は長いので、全てを一度に訳できませんが、
これらの情報は頭に入れておくと、不必要な誤診を防ぐためにも役に立つので、今回、まずは一
番最初のOppositional Defiant Disorder(反抗挑戦性障害)を訳してみました。




多くのハイリーギフテッドの子達が、小さい頃からしっかりとした自我の意識を持っている。
個人的な意見としては、ハイリーに限らず、全てのレベルのギフテッドに見られる傾向のよう
な気がするのですが、特にハイリーに顕著だということなのでしょうか?)彼らは自分で自分の目
標を策定し、活発に探求分野を追求し、自分なりの信念を持つ。ギフテッドの子達が、自動的に大
人や権威者に対して敬意を表すわけとは限らない、というのはよく知られたことである。[ギフテッ
ドの教師が指導者というよりも、一般に進行者/まとめ役であるというのもこれが理由である。]
この事から、彼らは頻繁に大人のゴールや指示と対立する立場に身を置く事になる。ギフテッド特
有の強烈さ(インテンシティ)ゆえ、時として彼らは頑なに自分の意見に固執したり、一歩も譲ら
ない頑固な態度になったりすることもある。


もし、”頻繁にキレる”、”よく大人と言い争う”、又は、”よく大人の要求や規則に従うことを盛ん
に逆らったり、拒否したりする”などといった反抗挑発性障害の特徴だけを考慮に入れるとすると、
頑固な個性は病的状態に見えるかもしれない。この場合、子供に”悪意や復讐心”があったり、”わ
ざと他人を困らせたりイラつかさせる”などといった要素も見られるか、というのが識別の要因と
なる。(ギフテッドの子達に関しては)たいていの場合、これらは見られない。癇癪を起こすに
しても、酷く心をかき乱すようなフラストレーションや、感覚系統のオーバーロードが原因であ
ったりする。ついさっきまで怒り狂って大声で叫んでいた子が、その後すぐに愛らしく抱きしめ
たくなるようにかわいくなり、心底から愛情たっぷりの思いやりや優しさを見せたりする。


子供がどうして拒否するのかを探ることが重要である。目的を持った活動に熱心に取り組んでいた
ところを邪魔されたとか? それとも、常につっけんどんな態度がずっと見られるのか?(環境に
関係なく症状が持続している?)ギフテッドの子供達は、自分は大人たちと同等(同じレベル)で
あるとみる傾向にある。(ハイリーギフテッドの子は更にその傾向が強い。) 彼らにも家族内の
問題を明確にしたり、解決したりする活動やプロセスに一緒に参加させてあげることが、驚くほど
効果的であったりするものである。

(Diagnosis Questionsより)


ギフテッドの個人を表現する言葉として、"non-comformity"(非協調、非同調)というのをよく
聞いたりするのですが、そう言った態度やスタンスには彼らなりの独特の理由があり、ギフテッド
の特徴に馴染みのない者たちには、表面上は障害の症状と区別するのが難しく、間違った診断や、
必要のない治療や的外れの対応をしてしまう危険があるのですが、それらを避ける為にも、やはり
親がこういった知識や情報を認識し、専門家といえど、納得いかない場合は躊躇わずに疑問を投げ
かけることが大切ですね。


尚、過去にギフテッドの非協調、非同調についての記事も書いてますので、参考としてリンクして
おきますね。

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# by giftedinfo | 2017-10-05 08:58 | Misdiagnoses

渋谷区のギフテッド教育についての記事で思ったこと

先日、FBのフレンドさんがシェアしてくださった、渋谷区のギフテッド教育に関する記事の中に
書かれていた一部の文章(中邑教授の発言に、な〜んとなく違和感を感じていたところ、タイ
ムリーにも今朝、このような記事を見かけ、思わず共感してしまいました!
これって、大人の世界だけでなく、子供(学校教育)に関しても同じような事が言えるんじゃな
いか?などと思ってしまいました。

子供にとっても、「理不尽なことに耐えられば成長」ってわけではないと思いますね。

記事内にありますように、「忍耐」と「努力」が混同されることがないよう、この二つの区別を
しっかりし、又、長い目で見て自分の目的を達成するために、時には理不尽に耐えることが必要
な場合もあり、”先に何があるのかをしっかりと見通した”上での判断が大切というのもうなづけ
ました。


ちなみに私が渋谷区のギフテッド教育プログラムの記事で違和感を感じたのが、


”同センターの中邑賢龍教授に、渋谷区で想定されているプログラムについて尋ねると、「教科書
では物足りない、分かりきっている子どもたちに何が欠けているかといえば、リアリティが欠け
ています。そこをさまざまな課題を通して認識させていく授業を企画しています」との回答が返
ってきた。


「例えば今年も実施したいと思っているのですが、子どもたちから情報機器を取り上げて、紙と
鉛筆だけを渡して、神社の鳥居がいくつあるか、一日中都内を歩いて調べさせてみます。何人か
の子どもたちが調べてみると、鳥居の種類が2種類あることがわかります。インターネットで検
索すれば1分以内でわかることかもしれませんが、これだけの時間と人をかけて、やっと鳥居が
2種類あることがわかるのだという過程を学んでもらいます。知識を人から引っ張ってくるので
はなく、知識を生み出す方法をこう言う授業の中で教えていきたいと考えています」(中邑教授)”



という部分で、もちろん、学習の目的によっては、ネットで検索しないで、実際に”都内を一日中
歩いて調べさせ、鳥居の種類が2種類あることをわからせる”というプロセスも必要な時もあるの
かもしれませんが、でも、「知識を生み出す方法」を目標としているならば、その過程(一日中
歩いて調べる)は、あくまでも情報収集の一部であって、実際に新しい知識や概念を生み出して
いるわけではないのでは?などと思ってしまったのでした。


”知識を生み出す”って、具体的にここでは彼(中邑教授)がどう言う意味を指しているのかよく
わからないのですが、もし「新しい知識(概念)を生み出す、創作するというのを言っているの
であれば、そのプロセスに必要なのは、すでに存在する知識や情報(たとえば都内には2種類の
鳥居があるなど)をもとに、それらを分析したり、応用したり、評価し、アイデアを合成したり
して創作するなどの「高度な思考活動の訓練」で、効率的な情報収集の方法があるにもかかわら
ず、(ネットで検索など)あえてそのような余計な体力と精神力、時間を費やすような過程を学
ばせることによって、子供達が得られる物とは一体なんなのだろう?と思ってしまいます。


非効率的な方法、理不尽とも思える作業に耐える忍耐力や根性、精神力を鍛えること?


中には、そういった無駄なこと、理にかなってないこと、自分が納得できないことに対して疑問
や反感を感じるギフテッドの子もいるんではないかと思うのですが。

(いや、多分、大半のギフテッドの子達が理不尽なことに耐えられないのではないかと思う。)


体力がないうちの∫など、身体的に面倒くさくて効率が悪いことや、道理にかなってないこと、
理不尽なこと、自分にとって意義が見出せないこと、自分の理念や信念に反することなどに対
し、ただ漠然と指示に従うタイプではないので、

「基礎的な作業(情報収集)にそれだけ余計な時間を費やすのは腑におちない。学習で大切なの
は、既存の知識や概念の収集方法ではなく、いかにそれらを更なる高度な段階の思考活動へと結
びつけて、最終目標である「創作」へと導いていく過程の方だと思うから、そんな初歩的な活動
(情報収集)に時間と労力を費やすのは時間の無駄だ。」


などと、異議を唱えたりして、そういった活動に参加することを拒否しそうです。(苦笑)


実際、ギフテッドの子達の学習に重点を置くべき部分というのは、こちらの過去記事でも書いて
ますように、「知識」や「記憶」、「理解」などといった基本的なレベルではなく、もっと高度
な上層の領域である「評価」や「創作」である為、情報収集といった一番初歩的なレベルに必要
以上の時間とエネルギーを費やすことは、高度なレベルの思考活動を渇望する彼らにとっては、
知的発達の為にもならないし、(フラストレーションのために)学習意欲やモチベーション喪失
の原因ともなりかねないのでは?と危惧するのであります。


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まぁ、詳しいプログラムの内容を聞いたわけではないので、一概に判断するべきではないと
いうのも十分、心得てはいるのですが、私としては、このプログラムが、「大人になってか
ら社会に対応できるように、自分が嫌なこと、価値を見出さないこと、理不尽なことなどに
対しても、忍耐力、根性を育成すること」などといった、妙な”精神論”のトーンが混ったカ
リキュラムや指導法でないことを願うばかりであります。


ギフテッドの子達は、そういうのは普通の学校やクラスで既に体験済みだと思いますしね。


にしてもらえるといいな、などと願ったりしています。苦笑)


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# by giftedinfo | 2017-10-01 08:53 | Gifted Education

ギフテッドの誤診を防ぐためには鑑別診断が大切

うちは∫が小学校3年生の時に学校側からADHDを疑われ、一連のスクリーニングやアセスメント、
∫に適していない的違いのカウンセリングやセラピー、SST (Social Skill Training)などを経て
きて、子供の状況に合っていない療育に、随分と無駄な時間や精神的なエネルギーを費やしてきた
経験もある為、「ギフテッドの誤診/過剰診断」に関しては、個人的に特別な思い入れがあります。


(幸いその後、ギフテッドを専門とする教育心理士、Dr. Palmerに診てもらい、∫の行動はAD
HDに由来しているのではなく、自らの教育ニーズと教育環境がマッチしていない為に生じた一時
的な症状だと判断され、Dr. Palmerの推薦する「教育・学習プラン」に従って教育環境を変えた
ら、”ADHDっぽい症状”も消えて無くなり、問題解決に至りました。)


よって、それらの問題に注意を呼びかけ、認識を広めるという意味で、これからもこのブログで、
ギフテッドの誤診や過剰診断についての記事や情報もどんどん紹介していきたいと思ってます。


ただ、これらの情報はほとんどが「英文」となり、私自身、時間と気力、能力が限られている為、
紹介する全ての情報を日本語に訳することはできないと思うのですが、とりあえず、英語の得意な
方や、英語は苦手だけど、とにかく頑張って自分で読んでみよう!という素晴らしい心意気の方の
為に、どんどんリンクをしていこうと思っています。

(できる時は、内容のポイントだけでも訳するようには試みますね。)


というわけで、今回はこちら⬇︎の大変、為になる情報をリンクしておきたいと思います。



この記事の中では、著者のDr. Amendは、


”上記に述べた(アスペルガー)の特徴は、ギフテッドの子達の間においても一般的に見られ、ギ
フテッドの非同期発達特殊なニーズについての認識がない者は、彼らを簡単に「アスペルガー
症候群」だと間違えてしまう可能性もあるだろう。多くのギフテッドの子が見せる一風変わった
行動は、ギフテッドの特徴に精通していない者から見ると、彼らの社会相互作用は、”質的障害”
であるという印象を受けるかもしれない。ギフテッドの子の相互関係は、表向きには”質的障害”
と見えるかもしれないけれど、それらは明らかに(障害とは)本質的に違ったものであり、又、
別の原因(例:社交や他者との関わり合いについての思いや不安など)によるものだったりする
場合もある。


ギフテッドについて詳しくない者と比べると、ギフテッドに関する知識が豊富な者は、これらの
違いを比較的簡単に見分けることができる。職業がら自分自身がよく見てきたこととして、ギフ
テッドの子供や若者達が、ある一定の分野においての真実の”知的仲間”と交流する機会が与えら
れると、彼らの「交流の仕方」「相互関係」に支障がないどころか、ごく典型であることが多い。

アスペルガーの子供の場合、たとえ相手が自分と同じ話題に興味があったとしても、それらにつ
いて話し合ったり、相互作用関係を見ることは少ないだろう。これらの点が、ポケモンやハリー
ポッターなど、お互い共通の興味関心を示す場合、極めて強烈に相互的な会話に熱中するギフテ
ッドの若者とは大きく異なる部分であろう。


鑑別診断(*病気を診断するにあたり、その症状や検査の結果から可能性がある複数の病気を比較
しながら、合理的に特定する診断。Dr. Houseがやるやつ。笑)は、医療関連の専門家として、私
たちの仕事にとって不可欠なものであり、また、いかに簡単に誤診が起こるかも理解できる。もし
専門家が、ギフテッドの子の特徴がいかに(障害の)臨床的な症状に似ているかということを認識
していない場合、診断と治療の区別も行われることがなく、多くのギフテッドの子達が誤ったラベ
ルを貼られ、間違った烙印を押され続けることになるだろう。

その結果、適切な介入が実行されないことになる。例えば、クラスで知的なチャレンジが欠けてい
る、聡明だけど注意散漫で無関心な生徒への指導は、ADHDで注意散漫な子供が必要とする治療や
クラスルームでのアプローチとは大きく異なる。同じように、ギフテッドの子は、適切な仲間との
交流の機会を与えるといった、ごくなシンプルな介入で効果が見られる一方、アスペルガーの子供
は、より集中的な治療と、教室内での管理や取り扱いを必要とする。

(Counseling, Multiple Exceptionality, and Psychological Issuesより)


と、ヘルスケア・プロフェッショナルの間で、ギフテッドの特徴の認識、鑑別診断の重要さを唱え
ています。


ギフテッドの識別、診断においては、一つの方向からだけでなく、多角的な視点から、様々な要因
を考慮に入れ、比較検討して適切な判断/(もし障害があるならば)診断に導く、包括的なアプロー
チが本当に大切になってくると思います。


これは、ギフテッドの子が障害と誤診されるのはもちろん、2Eの子が実際の診断を見落とされた
りするのも含まれています。

子供それぞれが、その子にとって、”適切”な治療、介入、支援を得る為には、まず一番に、正確
な判断、診断がスタートではないかと思います。


ちなみに、この記事の著者であるDr. Edward R Amend、過去にデイビソン・ヤングスカラー
のイベント関連で、私も彼のプレゼンテーションに参加したことがあるのですが、プレゼンや実
際に話してみて、本当に子供達のことを心から気にかけているという、プロとしてだけではなく、
一人の人間としての優しさ、強さ、思いやりなどの人柄が感じられる方でした。


彼はギフテッドの誤診、過剰診断だけでなく、2eの子達に対しても特別な思い入れがある感じで、
彼のこの分野での知識や情報の豊富さに、まるでものすごい偉大な頼もしい味方がついてくれて
る感じさえして、本当に心強く頼りになれる専門家の一人であります。


Dr. Amendによるプレゼン。

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The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-09-27 04:22 | Misdiagnoses

School vs. Learning (学校 vs. 学ぶこと)

こちら⬇︎の記事がなかなか興味深かったので、みなさんともシェアさせていただきますね。



■ School vs. Learning by George Couros

 School(学校)                Learning(学ぶこと)

・答えを探すことから始めることを推進する。  ・疑問を持つことから始めることを推進する。

・消費することが目的。            ・創作することが目的。

・指示されたものについての情報を見つけ出す  ・自らの情熱と興味関心を探ることが目的。
 ことが目的。

・順守、適合性を教える。           ・認識されている規範に対して疑問を投げかける。

・一定のスケジュールが決められている。    ・(時間に関係なく)いつでも、常に起こる。 
                        
・しばしば孤立している。           ・しばしば社交的である。                        
・標準化している。              ・パーソナル(個人的)である。

・ある一定の人々から情報を収集することを   ・皆が教師、皆が学習者であるという事を推進
 教える。                   する。

・情報を与える事が目的。           ・自らで関連付けをする(繋がりを見出す)事
                        が目的。

・順次的                   ・ランダムで、一直線ではない。

・表面的なレベルの思考を推進する。      ・深い探索が目的。



これはアメリカの学校について言ってるようですが、まぁ、でも基本的には日本の教育機関も大
体、似たような感じではないかと思います。

この記事に書かれている、「学校(の勉強)」と「学ぶこと」の比較を見ると、(うんうん、言
えてる!)とうなづいてしまいました。


そして、必ずしも「学校の勉強」は好きではないけど、「学ぶこと」は大好きなギフテッドの子
達の認知や精神的な特徴、特性などを考えると、ごく一般のクラスでは、”勉強が簡単すぎて退屈
苦痛に感じる”だけでなく、学校の教育(方針、カリキュラム)や、教師(姿勢、態度、指導法)
など、”あり方”そのものに対して、疑問や不満、反感を抱いたり、失望したりして、学校へ行くの
が嫌になる場合も結構、あるのではないかと思います。

*例えば、一般の子は先生の”表面的な思考のみを使った課題や指示”に対して、何の疑問も持つ事
 もなく、ただ、それらに従い、良い点数をもらえたら満足するかもしれないけど、ギフテッドの
 子の場合、その課題の本質的な意味や、先生の指導の仕方などに疑問を抱き、異議を唱えてたり
 して、先生から問題児扱いされたりなど。(これ、もろ、∫です。苦笑)


ギフテッドの子達は、認知面(知能や学力)だけではなく、精神面(心理的な部分)でも一般の子
達とは違った”ユニークな特徴”を持っているので、本来ならば、「学ぶこと」を切望する中、ごく
一般のクラスで通常の「学校」のやり方を強いられた状態では、知的/学力面の発達停滞のみならず、
精神的な面までもネガティブな影響を与えてしまうことになるのではないかと思います。

(こう言う全体的な不満感、反感、失望感が、アンダーアチーブメントの原因にもなり得る。)


”学ぶ事”(learning)を渇望しているギフテッドの子達(ここでは特にP-Giftedを指して言って
ます。)には、知的・精神的、社会感情的な面での”特殊なニーズ”が存在するので、「どの子も
皆、いっしょ」の一般的な”学校”のクラスでは、知的ニーズだけではなく、精神的ニーズも満た
されにくいのではないかという感じがしますね。


もちろん、「教育の目標」という意味で、すべてのクラスルームでこの「学ぶこと」の方の理念
や指導法などが実践されるのが理想なのでしょうが、現在の時点では、「学校」の方のやり方が
ほとんどでしょうから、ギフテッドの子達の中に、「学校」がフィットしていないと感じる子が
多いというのもうなづけるなと思ったのでした。


最低でも、ギフテッドのプログラムや、ギフテッド専門の学校のカリキュラム、指導法において
は、こう言ったギフテッドの子達の特徴を考慮して、「学ぶこと」を尊重した方針ややり方を取
り入れ、実践してくれてる事を願っております。


The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-09-21 03:16 | Instructions

ギフテッドアダルトのブログ:Brilliant Chaos

ブログ村にギフテッドアダルトのカテゴリーができてからすぐ、このブログも登録していたのです
が、色々考えていたら、まだ∫の育児や教育サポートなどもあと、1年ほど残っているし、ここで
書く内容は、(たまにギフテッドの情報も含みますが)ほぼ、家族や∫の毎日を綴った日記的なも
のとあり、ギフテッドアダルトについての情報が収集しやすいようにと思い、また、別にその課題
に特化したブログを開設しました。

こちらがそのブログです。


タイトルは、”brilliant mind"(ギフテッド)の人達の、迷い、戸惑い、葛藤、アンビバレンス、
感性が鋭いゆえに感じる、あらゆる分野においての強烈さ、感情の抑揚などといった、内面の
世界の渾沌を表現しています。

でもそれらは混沌状態といった、決して”ネガティブ”な意味ではなく、むしろ、ギリシャ神話の
カオス的感じで、”何か新しものが誕生する前の状態”を象徴しているとイメージしやすいかも?

実はこれ、∫が提案してくれたもので、自分の内面の世界を表現するにぴったりの言葉だそうです。

こちらのギフテッドアダルト用のブログは、更新の方はスローペースになると思いますが、∫が
高校を卒業して、大学進学した後は、そちらの方をメインに更新していくかもしれません。

ということで、基本、育児ブログであるこのブログはギフテッドアダルトのカテから抜け、新し
い方を登録しましたので、どうぞ、これからもよろしくお願いしますね。


あっ、それからひとこと言いたかったのですが、私がギフテッドアダルトをメンタルヘルスの
カテゴリーに申請したのは、他に該当しそうなカテが見つからなかったし、私は”メンタルヘルス”
は「精神衛生」という意味で捉え、”メンタルヘルスプロブレム”(精神衛生の問題)という意味
で登録したのではないのです。

ギフテッドアダルトの人の”心のケア”を促進する場所って感じで、ギフテッドを”障害”や、”問題”
といった視点で見ていたわけではないんですがねぇ。

日本ではメンタルヘルスという言葉は、”精神的問題”を示すニュアンスになってるんでしょうか?


とりあえず、これからも新しいブログの方も、どうぞよろしくお願いします。


The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-09-21 03:13 | Gifted Adults

アメリカのギフテッド教育情報サイト: Embracing Gifted Minds

長年、ネット上でおつき合いをさせていただいてるネッ友のEGMさんが、この度、アメリカの
ギフテッド教育に関する情報ブログを新設されましたので、早速、紹介させていただきます。


一口にアメリカのギフテッド教育といっても、それこそ様々な理念やプログラムの形態、教授法
などがあるのですが、こちらのブログでは主に、コネチカット大学大学院のレンズーリ教授らの
提唱する、全校拡充モデル(SEM-Schoolwide Enrichment Model)について紹介されています。

(あっ、まだ開設されたばかりなので、”紹介される予定だそうです。”と言うべきですね。😁)

EGMさんは現在、このコネチカット大学大学院の「Giftedness, Creativity and Talent Deve
lopment」の修士ブログラムで、あの「才能の三輪概念」で有名なレンズーリ教授のもとにて、
このSEMを含めた、アメリカのギフテッド教育についてを学んでいらっしゃいます。


本場で学んだギフテッド教育の情報を、ブログでシェアしてくださるとは、本当にありがたい事
ですね。

EGMさんはギフテッドの息子さんのお母さんでもあるので、ご自分の学業と並行して、お子さん
の育児や教育アドボカシーにも多忙である為、ブログの更新の方は、無理のない程度に頑張って
くださいね!


一部の限られた例だけを取り上げ、それがまるで、”普通のアメリカ人”とでも言わんばかりに歪
んだ描写をし、いかに”アメリカの教育”がヤバイか!、そういう国のギフテッド教育を参考にし
ようとするのは危険だ、などとバイアスだらけ、ポイントハズレのはちゃめちゃロジックにて、
アメリカのギフテッド教育全般の信用を傷つけようとする方もいらっしゃるようですが、実際、
このSEMは、


The Schoolwide Enrichment Model applies the know-how of gifted education to
a systematic plan for total school improvement. Based on the belief that " a
rising tide lifts all ships," our goal is to increase challenge level for all students
and to promote and atomosphere of excellence and creativity in which the work
of our highest performing students is appreciated and valued."



っと、子どもそれぞれの個性や才能を伸ばす為の教育という感じで、こう言ったとても素晴らしい
プログラムもあるのですよ。

*ちなみに、レンズーリ教授とSEMについての日本語の記事を見つけましたので、参考のために
リンクしておきます。



というわけで、EGMさん、アメリカのギフテッド教育の情報を楽しみにしています!


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# by giftedinfo | 2017-09-19 05:25 | Resources

米連邦政府のギフテッドの定義

Federal Definition of Gifted and Talented

"Students, children, or youth who give evidence of high achievement capability in
areas such as intellectual, creative, artistic, or leadership capacity, or in specific
academic fields, and who need services and activities not ordinarily provided by
the school in order to fully develop those capabilities."


米連邦政府によるギフテッド&タレンティドの定義

ギフテッド&タレンティドとは、

「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ、または特定の学問分野で高い達成能力を示し、その
能力をフルに開発させるためには、通常の学校教育では提供されていないサービスや活動を必要
する生徒(子供、若者)達のことを指す。」



全ての子供の個性や可能性を尊重し、彼らの能力や可能性がフルに開花するように、どの子にも
各自にとって最適教育を提供しようと試みることは、「教育全般」の基礎的、基本的な目的で
あり、(それらが効果的に遂行されているかと言う話は別にして、)それらはすでに通常の学校
のクラスで実行されていることではないでしょうか。


中にはそう言った学校での通常の教育やサービス、活動では個人の持つ可能性をフルに開発させ
ることができない(発展するどころか、通常の教育では逆にネガティブな影響となる)子供達も
いるから、そう言った子たちにも他の子達のように”適切”なサービスや活動を提供することが必
要だと認識し、それらを利用するグループを”ギフテッド&タレンティド”と呼んでいるのでは?


州や学区の定義、識別方法が一定してなくて、また、それらが不十分、もしくは欠点があるので、
更なる調節、改善、修正、向上が必要だという事=だから「ギフテッドなど存在しない」、「み
んながギフテッドで良い!」という事ではないと思うのですが。

(定義や識別方法の改善/向上はまた別の問題)


州が連邦政府の定義の”提案”に従うかどうかは別にして、(州は従う必要はないので強制できない)
米連邦政府はギフテッドを”通常の学校教育で提供されてないサービスや活動を必要とする生徒”
と定義して、明らかに”ある一定のグループ”(ギフテッド)の教育ニーズを認識しているわけなの
で、やっぱり「誰もかれもがギフテッド」とは呼べないのではないかと思いますが。

(明らかに子供の皆が、そういった、”特別な教育やサービス”を必要としていないのだから。)


ちなみにうちの州も、

"'Gifted and talented pupil' means a person under the age of 18 years who
demonstrates such outstanding academic skills or aptitudes that he cannot
progress effectively in a regular school program and therefore needs special
instruction or special services."


っと、”通常のプログラムでは効果的に進歩できないので、特別な指導やサービスが必要な生徒”
と、連邦政府が提案する、”ニーズがベース”となった定義となってます。


ただ、これはあくまでも「教育上」での定義なので、本当に一部の定義でしかないんですよ。

それ以外の、家庭やその他の環境においては、親が「自分の子はギフテッドの可能性がある」と
思えば、どんどん、その才能を開花するために、サポートして行ってあげればいいのですから。

(うちもギフテッド教育を提供してくれなかった学区にいた時は、家で”独自のギフテッド教育”
を実行してましたから。笑)


私が何か一つの話題について記事を紹介したり、書いたからと言って、その概念だけを100%唱
えて、他の概念を全て”否定している”というわけではないのに。(苦笑)


ギフテッドのサポートにおいては、知的、教育面などのニーズに応える、”教育上”の定義/概念の
みならず、子供の精神衛生や社会感情面でのニーズにも対応する、”心理学上”の定義/概念も組み
入れて考慮すべきではないかと思います。


The Curious Life of ∫より転載)

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# by giftedinfo | 2017-09-16 01:57 | Identification

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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