インテリジェンス(IQ)について

知能(intelligence)って何なんでしょうね?

私たちが一般に使っているこの言葉、よく考えてみると、絶対的
な定義のコンセンサスという物が確立されてなく、人によっては
それぞれ違った見方や定義もあるように思えます。

尚、ウェキペディアによると、

知能(ちのう、英: intelligence)は、論理的に考える、計画
を立てる、問題解決する、抽象的に考える、考えを把握する、
言語機能、学習機能などさまざまな知的活動を含む心の特性
のことである。知能は、しばしば幅広い概念も含めて捉えら
れるが、心理学領域では一般に、創造性、性格、知恵など
とは分けて考えられている。

(ウェキペディアより)

とあり、私自身はこの定義は結構私が考えている「知能」
というものにかなり近いかな?という感じがします。

The Low Down on a High I.Q.というタイトルのブログ
エントリーに、私たちがよく一般に使う「知能」又は「IQ」
とは一体何であるか?という内容の記事が書かれてました。

まずはこのテストをやってみてください。

農夫のグレイさんとブラウンさんはご近所同士です。

ブラウンさんはグレイさんから$60で馬を買いました。
その後すぐ、グレイさんは”その馬はもっと価値がある”
と文句を言い始めました。

ブラウンさんは、グレイさんの”その馬はもっと価値が
ある”という主張を考慮して、そういうのであれば、
その馬を$70で売り返していもいいと言いました。

グレイさんはそれに承諾し、その値で馬を買い取りました。
次の日、ブラウンさんは馬に愛着心が芽生えてしまったと
いう事で、$80でその馬を買い戻しました。

1ヶ月後、収穫の時期が間近だという事を思い出したグレイ
さんはブラウンさんに$90払って馬を買い戻した時
この取引は終了しました。

ではここで2つ質問です。

1)この取引により儲け、又は損がありましたか? 
  もしあったとすれば、

2)どちらがいくら儲けて、どちらがいくら損をしたでしょう?

という、小学校2〜3年くらい(?)の算数にでてくる応用
問題のようなわりと簡単そうな問題ですが、私はこの問題を
読んで、なんだか読んだだけでは頭の中でうまく整理がつかず、
紙と鉛筆にブラウンさんとグレイさんの取引のいきさつと
値段を書きながら解かなければなりませんでした。008.gif

ところがあーちゃんはパソコンのスクリーンでこの問題を読み、
じーと見つめてたかと思うと1分もたたないうちに、
(いや30秒もたってなかったかな?)

「ブラウンさんが○○で、グレイさんが○○!」

と正解!

「そんなに早く、どうやって解いたの?」と聞くと、
記事に書いてある通りの要領で、いとも簡単に解いたようでした!

こちらが答えと解説です。

ブラウンさんが$20の利益を得て、グレイさんが$20の損。
Farmer Brown made $20 while Farmer Gray lost $20.


問題を解くためには全ての単語と数字をこれらのごくシンプル
な二つの文章に簡約する必要があります。

1)ブラウンさんは$60で馬を買い、$70で売った。
1) Brown bought a horse for $60 and sold it for &70
and

2)ブラウンさんは$80で馬を買い、$90で売った。
2) Brown bought a horse for $80 and sold it for $90.

よって、正解はブラウンさんが$20($10+$10)儲け、
グレイさんが$20損した事になります。

Therefore, the correct solution is that Farmer Brown
made $20 while Farmer Gray lost $20.

私が紙にしどろもどろ書きながら簡単な計算に苦しんでる傍ら、
あーちゃんは問題を読んで重要なポイントだけ掴み、それを
素早く数字の形に変換して答えを出したのです。

このブログを書いた人物Stephen Mason, Ph.D.という
心理学者によると、”頭のいい人”(高知能)というのは
Words and Numbers(言葉と数字)に優れている人で、
言語にたけていると、それだけ概念も掴みやすく、数字(数学)
が得意だと、その概念を全体の意味に関連する事が容易である
ということらしいのです。

この問題を解くには、ブラウンさんとグレイさんの取引の内容
を把握し、(言語力)その中にでてくる数字をその内容に関連
させ、意味のあるものへと変換していく(数字能力)スキルが
必要になってくるというのです。

この心理学者によると、最終的にはインテリジェンス(高知能)
の価値というのは複雑な事を簡潔にする能力であるという事。

知能を最も簡潔な構造に短縮するならば、根本的には言語と
数学に優れているという事になるという見解のようです。

一般の知能テストではこういった部分が主に測定されるように
作成されているのでしょうか。

算数の計算などをする場合はWorking Memory(作業記憶)
が優れていると、そういった作業が容易だ、という事を聞いた
ことがあります。

作業記憶が優れているあーちゃんは(WMI作業記憶指数144)、
私のように”ブラウンさんが$60で...グレイさんが、えっ?
いくらだっけ?”という感じでいちいち紙に書かなくていい
から、回答をだすのも早い事!早い事!

こういう点でもアドバンテージがあるんでしょうね。
本当に羨ましい限りです。

こういう部分が秀でている人は比較的高いスコアを得る事が
出来るような感じがします。

言語優位で数学が得意なあーちゃんに比較的高いIQの数値
がでたのもこのせいかもしれません。

でも、私としては知能テストでは測りきれない知能もかなり
あるような気がして、こういった部分だけでは全ての能力は
は測りきれないように思います。

能力はあっても、それを実践的に応用できなければ何にも
ならないような気がしますし。


尚、この言語と数字の能力は、人生どの段階であろうが努力
次第で向上させる事が出来るという事なので、私みたいな
ものでも希望の光があるかも?

なるほどね〜、と思わせる興味深い記事でした。
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# by giftedinfo | 2011-06-24 16:29 | Cognitive Abilities

ギフテッドの専門家Dr. パーマーのブログ

私がよく訪れるウェブサイトの一つにPsycology Todayという
様々な心理学の分野についての知識や情報、そして最新のニュース
などをとりあげたとても興味深いサイトがあるのですが、その一部
に様々な分野の専門家によるブログを集結したエリアがあります。

「Psycology Today Index of Blogs」

私はこの各専門家によるブログを読むのが好きで、(同じ専門
分野に携わっている個人の間にもかなり見解の違いなどがあった
りして非常に面白い!)先日も何気なく見て回っていたらなんと
あの教育心理学者でギフテッドの専門家でもあり、あーちゃんの
IQのアセスメントしたDr. パーマーのブログを発見しました!

(ごく最近始まった様です。)

BLOGS
Gifted Kids IQ Testing and Gifted Education
by David Palmer, Ph.D.

Is Your Child Gifted? What to Look for and
Why You Should Know...




小学3年の時、学校生活や学習において色んな問題に直面し、
完全に学習意欲を失い、精神的にも崖っぷちに立たされていた
あーちゃんが、学ぶ事の楽しさを再認識し、精神的な回復を
遂げたのもこのDr. パーマーのお陰といっても過言では
ありません。

Dr. パーマーについての過去記事はコチラです。

Dr.パーマーとの出会い

Dr. パーマーはさすが、ギフテッドの専門家とあって、
恐ろしいくらいギフテッドの子の事を理解しているんです。

ブログには親御さん達にとってすごく役に立つ情報とかが
書かれています。

日本でギフテッドに関して興味をもっている親御さん達にも
是非読んでもらいたいブログですが、英語なのが非常に残念。

これからもあーちゃんの新たな道を広げるお手伝いをして
くれたDr. パーマーのブログが楽しみです!
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# by giftedinfo | 2011-06-21 16:27 | Resources

最近のあーちゃんはどうもせっかちです

このところあーちゃんと一緒に買い物に行ったり、家族で外出
したりする機会が多く、そんな時ふと気がついた事なのですが、
何だか最近のあーちゃんは、他人に対して少しの事でイライラ
する事が増えて来た感じなのです。

他人(大人)が既に自分が理解している事など説明しようと
すると、キッとムキになって、「そんなこと僕は既に知ってる!」
と言い、その人がまだ側にいるのに、「どうしてあの人は僕に
その知識がないと憶測したような物のいい方をするの?」

イライラしたトーンで言ったり!


それは他人に対してだけでなく、私に対してもそう。

先日も私がこのようなテストをおもしろ半分にやっていたら、
スクリーンをせっかちそうに観ていたあーちゃんが言った言葉は

「僕は答えがとっくの昔にわかってたのに、どうしてママは
のろのろと時間がかかるの?」


きつい〜! 008.gif

そんなもん、処理速度(PS)が 130以上のあーちゃんから
してみれば、私の考えるスピードなんてカタツムリの速度ですわ!

でもそんな風に人に向かって言うのは失礼極まりない

昨日なんかも一緒にスーパーに買い物に行った時、レジの番号の
ライトがついていたのに誰も人がいなくて、たまたますぐ近くに
いた従業員に「ここ開いてるんですか?」と訪ねたところ、その
人は自分の管轄ではない為、わざわざ他の人に聞きに行って
くれたのです。

その人が帰って来て、「ごめんなさい。このレジは開いてないん
ですよ。 」と言うと、あーちゃんはその人がいるすぐ側で、

「じゃあ、開ければ?」015.gifと思いっきり皮肉っぽいトーン
セリフを吐きつけたのです!

もう私はそれを聞いてカッとしてしまい、思わずぺし
っと手の甲をひっぱたきました!

「なんて失礼な言い方なの!」と怒りましたよ。

幸いその人には聞こえなかったみたいで、ニコニコと笑って
ましたが、これが彼女に聞こえてたかと思うとぞ〜とします。

その晩、あーちゃんにどうして最近人に対してせっかちそう
な態度をとったり、刺のあるような物のいい方や失礼な事を
言ったりするのかを聞いてみました。

すると、あーちゃん曰く、

「世の中がスロースピード過ぎるからイライラするんだ。 
大人でも僕が既に知っている事を言うし、僕はすぐにわかる
事でも他の人は理解するのに時間がかかるし...自分は
平均だと思ってるんだけど、他の人がペースが遅過ぎて
イライラするんだ!」

と...そして更に、

「ママ、僕はADHDかもしれない。 僕が他人に対して
思っている事(大抵の場合イライラからくるあまり好ましく
ないアイデア)が考える前にすでに口から跳びだしてしまって、
後で(しまった!)と思う事がしょっちゅうなんだ!」

という事らしいのです。

世の中がスローペースに感じるのは、もうこれはギフテッドの
人達にとってはある程度仕方がない事でしょう。

一般の人達よりも感受性が鋭いし、学ぶ速度も早いし、学ぶ範囲
も幅広いしで、そういう感覚から見ると、この世の中は自分
の望んだペースで進んでない気がするのでしょう。

でも、そうかといってイライラして人に当たり散らすなんて
とんでもない。

確かにあーちゃんは「ある一定の能力」においては速度が速い
かもしれないけど、人にはそれぞれの認知のパターンやペース
があって、お互いがそれを理解して尊重し合わないといけない
んだ、という事を説明しました。

「例えばもし走るのがすごく早い人があーちゃんに対して
(どうしてそんなに走るのが遅いんだ?)というようなイライラ
したせっかちなものの言い方したら面白くないでしょ?」

というと、なんだかピンときたみたいでした。

こういう自分の視点からしか感じる事ができない感覚というのは
やはりどうしても解りにくく、ついつい他人をきびしい目で見て
しまい、(遅いのは努力してない証拠だ!)と感じてイライラ
してしまうのではないかと思います。

どちらにしても、ポイントは個人には様々な得手不得手、能力
の凸凹があり、その幅広い多様性を個々が理解するように心
がけると、自然と寛容と忍耐の気持ちが現れるんじゃないかな
なんて思います。

尚、考える前に突発的に言いたい事を言ってしまうのに関しては、
はあ〜、どうしたものでしょう。

公共の場ではなるべく黙っている様に、って言いましたが、
そんな事素直に聞くあーちゃんではありませんから厄介です。

やれやれ、まだまだソーシャルスキルトレーニングが必要なようです...

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# by giftedinfo | 2011-05-27 16:24 | Social/Emotional

インテル国際学生科学フェアでデイビソンアカデミーの生徒が受賞!

あーちゃんが所属するDavidson Institute for Talent
Development
から嬉しい報告のメールが届きました。

この機関のブランチの一部であるThe Davidson Academyの生徒
が、何と今年度の ISEF-Intel International Science and
Enginieering Fair
(インテル国際学生科学フェア)で、
次点にあたるIntel Foundation Young Scientist Award
(インテル青年科学賞)を受賞したという事なのです!


このインテル国際学生科学フェアは半世紀以上も続いている
伝統ある高校生の生徒(9-12grade)のための科学研究コンテスト
で、 毎年5月にアメリカの都市で開催されます。

そこで、世界中50ヶ国以上から集まる 約1500人の高校生が自分
達の研究を披露しあう、いわば「科学のオリンピック」です。

1997年よりインテル社がメインスポンサーとなり「Intel ISEF」
となりました。

この上位3位のうちの賞を受賞したのがThe Davidson Academy
junior(高校2年)である17歳のTaylor Wilson君。

地元の新聞にもとりあげられていたようです。

Davidson Academy Student Wins Top Award

真ん中の横向いてるブロンドの子がテイラー君。
                    ↓


彼の研究課題は「核テロ対策のための能動かつ受動的な高感度
放射線検出器の開発」
という事なのですが、これだけを聞いても
私には(なんのこっちゃ?)と頭をひねるしかありません。

Los Angels Timesの記事によると、

”Taylor Wilson, a 17-year-old junior from Reno, won 
one of the top three awards for building an inexpensive
nuclear weapons detector of which main ingredient is water.
His invention improves on today's standard-issue neutron
detectors, which rely on a rare helium isotope that has three
protons instead of the usual two. Instead, Wilson's detector
uses water to pick up signs of the presence of plutonium
isotopes, a key component of nuclear weapons.”

という事のようです。

私は核の事などさっぱりわかりませんが、まあ要するに、
テイラー君のプロジェクトは、現在標準であるヘリウム3
中性子検出器
(陽子が3つあるヘリウムの同位体をもとに
している)を改善した、水を利用して核兵器の主要成分で
ある”プルトニアムの同位体”を検出する方法を開発したようです。

稀な”ヘリウム3”でなく、”水”が原料なのでコストの
面でも随分経済的というものです。

尚、受賞後、 INTEL の副社長がテイラー君に”この賞の受賞で
将来の大学や就職も選び放題だね”といったセリフをこぼした
らしいのですが、テイラー君は一般企業ではなく、連邦政府の
反テロリズムの分野に貢献したい、ということなのです。

あ〜、やはりギフテッドの精神ですね。

個人の幸福の追求を超えた、社会に対してのJustice(正義)
や道徳などに目を向けているなんて...

とても17歳とは思えない精神です。

こういった素晴らしい人材を育成する
The Davidson Academy

やっぱりあーちゃんにはハードルが高いかな〜。

            うっ〜、 挫折しそう...


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# by giftedinfo | 2011-05-22 16:23 | Gifted In General

ギフテッドには内向的なタイプが多い?

知能と個人の性格というのはあまり関連がなさそうにも思える
のですが、ギフテッド性格のタイプの関連性についてなど
結構色々と興味深いリサーチなどもされているようです。


「The Gifted Introvert」という文献によると、今日の欧米社会
は「外向的な見方」が主流となっているようで、これは、内向的
タイプよりも積極的に意見を唱え、理解されやすい外向的タイプ
3対1の割合(75%)で多数派であるがゆえのようです。

一般社会(欧米の場合)では内向的タイプは少数派であるにも
かかわらず、ギフテッドと呼ばれるグループにおいてはこの
内向的タイプが多数派となり、更に興味深い事には知能が高く
なるほど、それと比例して”内向的な傾向”も高くなるという。

(IQ160以上のギフテッドの75%以上が内向的性格だそうです。)

Introversion (内向的)extraversion (外向的)というのは
個人の性格のタイプを言い、一般に人はこの両方の面を同時に
持ち合わせているのですが、ほとんどの人が自然とどちらかの
タイプに傾く傾向があるようです。


以下は内向的タイプと外向的タイプとの基本的な違いを解り
やすくまとめた説明です。

★外向的タイプ            ★内向的タイプ             

・関心が外側に向いているため、   ・関心が内側に向かっている為、
 社交的で、交際範囲が広くなる    交際範囲は限られた人になる
 傾向があります。          傾向があります。

・他人と話すこと苦にならない   ・うち解けると、心を開くので、
 ので陽気で活発的な印象を人に    深いつき合いになる場合が
 与えるでしょう。          あります。

・一般的に行動力がありますが、   ・集中力はあり、物事にじっくり
 振り返ってじっくり考えること    取り組むことができる人です。
 が苦手なので、気分が散漫に
 なったり、大雑把になったり、   ・人見知りをする傾向があるので、
 無責任になったりすることが     行動力はなく、慎重な行動をする
 あります。             人が多いタイプです。
               
             ◆人間関係

・グループ行動を好み、交際範囲   ・単独行動を好み、人前では
 は広く、浅く。親しみやすい。    緊張感をもつ。

・人付き合いがよい。        ・交際範囲は狭く、深く。
                   人付き合いは苦手。

             ◆行動・態度

・行動的で、熱しやすく、     ・無口で、頑固だが、我慢強い。
 冷めやすい。 

・調子に乗りやすい。       ・好きなものには凝るタイプ。

・気が変わりやすい。       ・人見知りをする。

・人と話す事が好き。

・自信を持って行動する。

             ◆感情・情緒

・明るく陽気。楽天的。      ・感受性は高い。

・大雑把に考える。        ・自分の気持ちを表情にださない。

                 ・感情を抑制できる。
    
             ◆リーダーシップ

・決断が早く、統率力がある。   ・迷うことが多く、実行力に欠ける。

・周囲の変化に関心があり、    ・周囲の変化に柔軟に対応できない。
 調和に心がける。

             ◆職業適性

・グループワークが適している。  ・対物(書類、機械類、動植物、
                  自然など)を相手にこつこつ
・対人交渉などの営業業務、     粘り強くできる仕事が適している。
 指導、統率する仕事に適する。

・実業家として成功する
 可能性を秘めている。

              ◆長所

・実行力・順応性・決断力にすぐれ、・誠実、重厚、論理的な点。
 楽天的、開放的、派手好き    ・他にはない個性を発揮する。
 世話好きが多い。        ・粘り図よく、根気がある。
                 ・好きなものにはかなり凝る。


              ◆短所

・短気で軽薄、お調子者。     ・実行力がない、迷いやすい。

・飽きっぽい。そそっかしい。   ・人付き合いが苦手。内気で自分
                  の殻にこもる。頑固で理屈っぽい。
・大雑把。

(こころの翼より)

と言った性格のタイプの違いが見られるそうです。

更に先に述べた「The Gifted Introvert」の記事によると、


”内向的タイプと外向的タイプの主な違いはエネルギーの
充電源である。 外向的タイプは自分以外の人物や物など
からエネルギーを得るが、内向的タイプは自己の内側から
エネルギーを得る。”

ということらしいのです。

この他オリジナルの文献には詳細にわたって、外向的タイプと
内向的タイプの特徴などがあげられています。

興味のある方は英語ですがコチラをクリック
「The Gifted Introvert」

これを読むと私自身は完全に「内向的タイプ」です。
(ギフテッドではありませんが。) 

私は人と接する時間が長くなると、精神的エネルギーを消耗
しきってしまい、その後それを充電する為には一人の時間が
必要となります。

大勢が集まるパーティーなんか出席すると、どーっ
と思いっきり疲れてしまい、1〜2時間お昼寝したいくらい
エネルギーを消耗した感じがします。

その疲れも”肉体的”な疲れと又質の違う”精神的な疲れ”で、
こっちの方がなんともたちが悪い!

私には人と交流する事によってエネルギーを得る、という概念が
とても理解し難い...

人間って本当に人それぞれで面白いですね。

ちなみにあーちゃんも「内向的タイプ」です。

私達はお互い似たようなタイプなので、私自身あーちゃんの
物事の受け止め方や感じ方、行動などもかなり理解でき、
対処がしやすいかな?という感じがします。

でもギフテッドにはどうして内向的なタイプが多いんでしょうね?

もちろん国民性の違いもかなりあるとは思いますが、外向的
タイプが多数派であるアメリカ社会で、ギフテッドの中では
内向的タイプが多数派、というのは興味深いな〜と思いました。

日本ではこの外向的/内向的の比率はどうなんでしょう。

なんだか日本人は内向的タイプの方が多いような気もしますが。

この様に、もっともっとギフテッドに関して色んな研究や
リサーチなどが行なわれていき、この摩訶不思議かつ素晴らしい
脳をもつ人達への理解が深まっていくといいですね。
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# by giftedinfo | 2011-05-19 16:21 | Social/Emotional

6歳の時やっていたMathのワークブック

6歳の夏休み中(小学校2年に進級する夏休み)あーちゃん
がやっていた数学のワークブックを、記録として残して
おきたいと思いアップしました。

            何だか鉛筆の持ち方が変ですね...


            一生懸命がんばってます。


どうやら6歳の時、初期のAlgebra(代数)を始めたようです。

         あーちゃんがやっていた基本的な代数の問題集。







あーちゃんはこの頃すでに小学校6年くらいで学習する算数
をマスターしてしまっていて、それ以降のレベルをやりたい
と言っていたので、それじゃと軽い気持ちで初期の代数の概念
を導入し始めたのですが、すっかり代数に魅了され、こういっ
た問題集をまるでパズルを解くかのようにすごく面白がって
やってました。

(あーちゃんは正式には8歳の時に、アドバンスしている
7th Graderと一緒のクラスでAlgebra I のコースを取り
始めました。通常、アメリカの学校では(カリフォルニアでは)
Algebra I のクラスは8th Grade(中学2年)くらいから取る
コースなので、数学は4年の飛び級ということになります。)

所々間違ったりしている部分もあると思いますが、6歳の子
にしては結構がんばってやってるようです。

つい忘れかけていましたが、こういう時期があったんだな〜、
と懐かしくなります。

子供の学習の成長記録も付けておくと、思い出になりますね。


                 I'm so happy~!

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# by giftedinfo | 2011-05-15 16:23 | My 2e Kid

デイビソンアカデミー(No.2)

以前でもとりあげた事のある、Profoundly Gifted (PG)の為の
学校、The Davidson Academy(デイビソンアカデミー)
ついての記事を発見したので、英語ですが興味のある方の為
にリンクを貼付けときます。


Challenging the Gifted
Nuclear chemistry and Sartre draw the best and brightest to Reno

デイビソンアカデミーについては過去記事を参照。

デイビソンアカデミー

EducationNextという教育のサイトに書かれていたた記事
ですが、アカデミー創立者、ボブ&ジャンデイビソン夫妻
の現在のギフテッド教育(特にIQ 145以上の層)について
の見解なども紹介されています。

         デイビソンアカデミーのクラス    The Davidsons


記事の一部にボブ・デイビソンがこういった極度のギフテッド
レベルの教育に携わるきっかけともなった出来事が書かれて
いました。

ある日、彼はメリーランドに住む子供が実際は11th grader
(高校2年生)のリーディングの力があったにもかかわらず、
(年齢により)キンダーガーデン(幼稚園)へ入園させられた
という記事を新聞で読み、突然ひらめきが起こったそうなんです。

1997年に大成功を収めた教育ソフトウエアの会社を売った後、
デイビソン夫妻は2年半という年月を、教育についてのリサーチ
や教育機関の頑な官僚制の改善方法などを思索したりといった
活動を続けたようですが、最終的にはギフテッド教育、それも
IQが145以上(0.13%)というごく少数のギフテッド
の人口をターゲットとした分野での支援活動を始めたのでした。

というのも、政府は教育機関に”認知、身体、感情などの面に
おいて障害をもつ子供に、”適切な教育を供給する”事を義務
付ているにもかかわらず、その一方、学習能力、知能レベルが
高度な層の教育のニーズについては無視も等しい状態であると
いう現状で、こういった上位(0.13%)のサービスが行き
届いていない層の支援にも注目すべきだというところからきた
ようでした。

”そして、重要な事は、この人口こそが大人になった時
 後に大きく社会に貢献し返してくれることでしょう。”

とジャン・デイビソンは語っています。

ある意味で彼らのやっている事は、アメリカの将来への”投資”
でもあるわけです。

デイビソンアカデミーはネバダ州の公立学校という事で授業料
は無料なのですが、

A 145 IQ score gets you an invitation to apply to the academy,
but a grueling all-day assessment gets you in.


(IQのスコアが145以上であればアカデミーに応募でき
 ますが、入学の決め手となるのは一日中にわたって行な
 われる厳しい試験。)

のようで、 

This year, the school took in 39 new students and turned away
  50 others.


(今年度においては39人が受け入れられ、50人が不合格。)

というくらいかなりの難関なのです。


又、この学校が他の学校と大きく違う点というのが、

• Allow youngsters to accelerate by subject.

(科目によってレベルの促進が許される)

Promote dual enrollment so youngsters can take classes
  in both elementary and middle school, middle and high school,
 high school and college.


( デュアル・エンロールメント とは(Dual enrollment)ー優秀な
 高校生が、地元の大学やコミュニティー・カレッジでクラスを
 履修し、高校の卒業単位を取得できるプログラム。

 デイビソンでは、小学と中学、 中学と高校、高校と大学と
 いったように、重ねてクラスを取ることを促進している)

• Individualize learning. 

(個別学習。 デイビソンの生徒全員が個別の学習プランを
 立ててもらえる。ギフテッドのIEP(GIEP)ですね。)
 
• Group students by ability, not age.

(年齢ではなく、能力によってクラスが分けられる。
 代数のクラスメートが10歳の子だったり、13歳の子
 だったりという事も。)

とこんな風にユニークな能力の生徒達のニーズを考慮した
とってもユニークな公立学校なのです。

実は何を隠そう、(バラしちゃいましたね〜)私達もあーちゃん
がこの学校に行けたらな〜とほのかな望みを抱いているのですが、
ここの生徒達のレベルや学習意欲に関しての記事を読んでいる
とあーちゃんのような2Eの子はちときつい感じがします。

(あーちゃんは実行機能にかなり問題がありますので...)

あと数学に関しての学習意欲はもりもりですが、他の教科に
関して考えると、ちょっと心配になります。

応募資格はクリアーしていても、丸一日もある様々な試験で
ツッコケそうな感じがしますし。

デイビソンアカデミーはかなりハードルが高い!

応募するかどうかまだはっきりと決めてはいませんが、一つの
オプションとして考えているところではあります。

さ〜、あーちゃんどうする? がんばってみる?

           去年のヤングスカラーサミットにて。
         デイビソンアカデミー前に立つパパとあーちゃん。


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# by giftedinfo | 2011-04-30 16:16 | Educational Options

やはり何か目標があった方がいい

あーちゃんは1歳半くらいの頃からアルファベット形、
数字
などに夢中になり、2歳前から誰から教えなくても
自ら字を読む事を学んでしまっていたので、それ以来読書
に没頭したりと、かなり幼い頃からアカデミックな事に
興味を示していました。

3歳半から4歳くらいの頃はアメリカ合衆国の地図にハマって
しまい、各州の形を見ただけで、州の名前、ニックネーム、
首都など全州を正確に言える事が出来ました。

例えば こういう形を見せると、


「California, Golden State, Sacramento!」

といった感じで。

頭の中に州の形がいつもあったみたいで、ある時などパパが
かじってお皿に置いてあったチーズのかけらを見て、

「あっ、ミネソタだ!」とかいって喜んだりしてました。

(確かに。こんな風にかじった形がミネソタ州そのものだった!)



そんなあーちゃんですからキンダー(幼稚園)にあがってから
も学業的な分野は比較的楽だったようです。

キンダーから小学校4年生の間は、先生やサイコロジストの薦め
により、様々なアカデミック的なチャレンジを試み、それなり
に業績もあげていきました。

特に算数、数学の分野ではかなり色んな試験やプログラムへ
チャレンジしてきて、満足のいく結果を見る事もできました。

小学校3年から始まったSTAR テスト
California Standardized Test and Reporting
州の教育委員によって定められた標準学力テスト)でも算数は
毎年100%でした。(右側が算数のスコア)



そして2年生、3年生と2年間続けて参加した
John's Hopkins University Center for Talented Youth(CTY)
のタレントサーチでも、(タレントサーチの参加者は皆
学年で上位5%)更に高いスコアをあげた者に与えられる
「High Honors」という賞を2年続けて受賞しました。



尚、このタレントサーチのテストはout-of-levelといって、
実際の学年より2〜3年上のレベルなのですが、3年生
ではMathで100%とパーフェクトスコアをだし、なんと
誉れ高きTop in Country(全国でトップ)も同時に受賞
する事ができたのです!



John's Hopkins の表彰式で。
とってもプラウドなパパと2つの賞を手にしたあーちゃん。


タレントサーチでは算数においては最終的に最大限行けるところ
まで行き着いたという感じだったので、4年生では別の方向に
目を向けました。

4年生になって一番の目標達成は、やはりデイビソンヤング
スカラーズ
のプログラムに入会出来た事でしょう。

目標をたて、それに向かって一生懸命努力して成し遂げた、と
いったものではありませんでしたが、入会基準がかなり高かった
こともあり(応募資格がIQと学力テストどちらも145以上
(入れてよかった〜!)という感じでしたが、それもあーちゃん
のテスト結果がもたらしたゆえ、一応実績に入るのでしょか?

そしてその後4年生の時受けたWoodcock-Johnson Test of Achievement
という学力テストの数学の標準スコアが”190”とでて、
”こんな高いスコアは前代見物だ!”と学区内の教育者を驚かせ
てしまったほどです。

(この学力テストは平均が100、標準偏差が15なので190
 というスコアは+SD6, (ギフテッドレベルの130は+SD2、
日本でいう偏差値でいうと110でしょうか?)という数値に
なります。)
                                   


こんな調子でアカデミックな面において色々チャレンジしてきて、
それなりに実績も積み重ねてきたわけですが、5年生でホーム
スクーリングを始めて以来、こういった試験やプログラム
などへの参加もおざなりになってしまってました。

理由の一つは色々とストレスもたまり、辛い思いをした学校時代
から少しのんびりとしたペースで伸び伸びと学ばさせたかったと
いうのもあります。

そのせいか、家庭で自分のレベルとペースに合わせた学習にとり
組んで以来、あーちゃんに子供らしい笑顔と目の輝きが戻って
きたのに気がつきます。

でも最近こういったチャレンジの機会が欠けているせいか、学習
ペースもモチベーションのほうも何だかすごくの〜んびりとして、
やはりどうも方向性がなく、緊張感もない感じ。

そこで今回あーちゃんと話し合って、これからの数学(出来れば
全ての学習)についての目標を立てる事にしました。

それが「SET(The Study of Exceptional Talent)
のプログラムに入会する」という目標です。

このSETはJohn's Hopkins University CTYのプログラム
の一部で、全米の特に秀でた才能を持った生徒達を集め、
様々なサービスを提供しているようです。

(まあ、デイビソンと同じような感じですね。)

この団体に入会を認められる為には13歳までにSAT
(大学進学適性試験)
のMath か Verbal (言語)のいずれかの
スコアが最低700点である事が条件という超難関機関なのです。



尚、SATは通常、高校生が大学進学を目指して受ける試験です。
スコアの範囲は各科目とも最低200点、最高800点となっており、
13歳で700点以上というのははっきり言ってそれちょっと
完全に無理ちゃうか〜????008.gif
叫びたくなってしまうのですが、あーちゃんは「チャレンジしたい!」
とがんばってます。

ちなみにこれがSATスコアのランクです。



数学で700点以上をとるという事は上位7%以内に位置
するということになるんですよね?

これ受験者のほとんどが高校2~3年生ですよ。(汗)

まっ、でもあーちゃんが目標をたててがんばりたいというので
やってみることにします。

考えてみたらあーちゃんは現在すでに高校の数学を学習して
いる訳ですし...

13歳まであと2年以上ある! がんばれば目標達成できるかも。

狙いは大きい方がやりがいがあるというものかもね!

がんばろうねっ、あーちゃん!


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# by giftedinfo | 2011-04-16 16:14 | My 2e Kid

胎児期のテストステロン(男性ホルモン)のレベルとギフテッドの関係

又もや興味深い記事を見つけました。

Could Giftedness Be Linked to Prenatal Exposure
of Higher Levels of Hormones?


ScienceDaily (Mar. 12, 2011)

今年の3月という事で、ごく最近の記事のようです。

アルバータ大学(University of Alberta)教育心理学部の教授の
Mrazik氏が発表した研究論文によると、胎児期のテストステロン
のレベルとギフテッド(ここではIQ130以上と定義されています)
との間には何らかの関連性があると言うらしいのです。

Mrazik 氏によると、

"There seems to be some evidence that excessive prenatal
exposure to testosterone facilitates increased connections
in the brain, especially in the right prefrontal cortex,"

「胎児期に過度のテストステロンに曝される事は、脳、特に
 右の前頭前皮質の神経細胞の伝達の増加を容易にする
 という証拠がみられている。」


と言うことらしいのです。

Mrazik 氏によると、

"That's why we see some intellectually gifted people with
distinct personality characteristics that you don't see in
the normal population."

「だからギフテッドと呼ばれる人達の中には、一般の人口では
 見ることがない独特な個性を見るのだ」とも。


(前頭前皮質はパーソナリティに関連があるから?)

事故で前頭葉が破壊され、人格が変わってしまった
フィネアス・ゲージの例は有名。

うーん、テストステロンのレベルが高いと神経細胞の伝達の
効率をあげ、イコール認知機能が発達して”ギフテッド”と
いうのは解らないでもないですが、伝達機能向上がどうして
ユニークなパーソナリティを生み出すかのロジックがちょっと
私には意味不明。

Am I missing something???
(何か見落としている点でもあります???)

研究の観察によると、この胎内での神経細胞発達時のちょっと
した”ホルモンのグリッチ”(欠陥)により、ギフテッドの
子供達は芸術や数学、又は科学などといった一定の分野に関心
をもって生まれてきているとの仮説を唱えている様ですが、

Mrazik cautions that more research is needed to determine
what exact processes may cause the development of the
gifted brain.

”胎児期のテストステロン高レベルが、いかにギフテッドの脳を
生み出すかという”はっきりとしたプロセス”を解明するのに
は更なるリサーチが必要だ”って...

私としてはこのプロセスに幾分興味があったのですが、この記事
には納得のいく説明がなくてちょっと残念です。

それに...胎内のホルモンのレベルの研究と言えば...
じゅあ、私が何年か前に読んだこれは???

「The Essential Difference:
Male And Female Brains And The Truth About Autism」

by Simon Baron-Cohen


日本語版 共感する女脳、システム化する男脳 」
サイモン・バロン=コーエン(著)


この本の中では「男性の脳はシステムを理解し、構築する傾向が
優位になるようにできていて、女性の脳は共感する傾向が優位に
なるようにできている。」という男性と女性の脳の違いについて
書かれているのですが、その中には「自閉症=極端な男性脳」
う説も唱えられています。

その部分のチャプターでは、「自閉症=極端な男性脳」の身体的な
特徴として薬指の長さが挙げられていて、自閉症の人達は比較的
人差し指よりも薬指が長い事が挙げられていました。

(*薬指にはテストステロン受容体がより多く密集しているため、
薬指の成長は胎児期のテストステロンのレベルに影響される。)


という事は、極端な男性脳になる要素としては胎児期の
テストステロンのレベルの高さが関係しているという事で、
じゃあ、テストステロンのレベルが高ければ”ギフテッド”
の脳にもなりえるし、”自閉症”の可能性もあるという事???

その区別は? ホルモンのレベル次第でかわるのだろうか?

ある一定のレベルだと”ギフテッド脳”になり、別のレベル
(極端に高いレベルとか?)だと”自閉症脳”になるのか?

ではあーちゃんみたいに”自閉症”で”ギフテッド”の2E
の場合はどのレベルなのだろうか?

などと色々考えていたら、納得するよりも疑問の方がわいて
きました。

まあ、今の段階ではこういった脳科学の分野もまだまだ
”仮説”を唱えて研究に勤しんでいる段階なのでしょう。

上の記事の最後の方に、

Mrazik hopes that devices such as the Functional MRI scanner
will give them a deeper understanding of the role of neurobiology
in the development of the gifted brain.

とありましたが、fMRIなどの最新のニューロイメージング
の技術などを用い、これから更にギフテッドや自閉症の脳の謎
を解明していって欲しいなと思います。

最後に遊び感覚で、「システム脳」か「共感脳」かを計るテスト
のサイトです。

Male vs female brains(英語ですが)

(男性脳)はSystemizing quotient testをクリック
(女性脳)はEmpathy quotient testをクリックして下さい。

ちなみに私はSQ(Systemizing quotient )=43で
男性脳でした。 (あははっ 汗 やば?)

40 - 50 = above average (most people with Asperger Syndrome
or high-functioning autism score in this range)
となってましたが...
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# by giftedinfo | 2011-04-12 16:11 | GT Research

認知能力(IQ)と判断力、意思決定の関連性

少し前の研究論文ですが(2005)ちょっと面白いなと思った
ので記事に取り上げてみました。

オリジナルはコチラ

「Cognitive Reflection and Decision Making」
By Shane Frederick

簡単な概要ですが、イェール大学の行動経済学者Shane Frederick
氏の研究によると、個人の認知能力と判断や意思決定の特徴には
何らかの関連性がみられるとの事らしいのです。

彼が言うには、"Cognitive Reflection Test" (CRT)”
(認知熟考テストとでも言いましょうか)と呼ばれる全3問の短い
テストのスコアにより、個人の判断や意思決定の行動のパターンが
ある程度予測できるという事らしいのです。

Frederick氏が行なった調査によると、MITやプリンストン、ハーバード
などの全米トップクラスの大学生3400人にこのテストの問題を出して
みたところ、3問正解できたのはわずか17%、3分の1に至っては一つも
正解できなかったという結果がでたようです。

ちなみにこれがその問題。


1) A bat and a ball cost $1.10 in total. The bat costs $1
 more than the ball. How much does the ball cost?

(バットとボールは合わせて1ドル10セントである。バットはボール
 よりも1ドル高い。では、ボールはいくら?)


2) If it takes five machines five minutes to make five
  widgets, how long would it take 100 machines to
  make 100 widgets?

(5つの部品を作るのに5台の機械で5分かかる。では、100台の
 機械で100個の部品を作るには何分かかる?)


3) In a lake, there is a patch of lily pads. Every day,
  the patch doubles in size. If it takes 48 days for the
  patch to cover the entire lake, how long would it take
 for the patch to cover half the lake?

(ある湖に蓮が浮かんでいる。毎日蓮は2倍に増える。湖全体を蓮が
 覆い尽くすまでに48日間かかった。では、蓮が湖の半分を覆うの
 には何日かかる?)



答えは記事の終わりに028.gif

The test measures not just the ability to solve math problems
but the willingness to reflect on and check your answers.

というように、このテストは”数学の問題解決の能力”を計るだけ
ではなく、問題を熟考し、答えをチェックする姿勢をみていると
いうことらしいのですが、Frederick氏によると、このテストの
スコアが高かった者は(全問正解者)ギャンブルなどのリスクを
取る傾向が高いとのようです。(なぜでしょうね〜? 不思議です。)

"Even when it actually hurts you on average to take the gamble,
the smart people, the high-scoring people, actually like it more,”
Professor Frederick said in an interview. ”Almost a third of high
scorers preferred a 1 percent chance of $5,000 to a sure $60.”

(たとえ賭けをして平均的に損する結果になってしまったとしても、
 頭のいい人達(高スコア)はそれを好む傾向にある。
 1/3近くの高スコア者が確実に手に入る$60よりも$5000
 が手に入る1%のチャンスに賭けるのを好む傾向にある。)

との事...

*このスコアはSAT (大学進学適性試験)数学のスコアと0.44の
相関性があるそうです。

(Scores have a 0.44 correlation with math SAT scores,
where 1.00 would be exact.)

ちなみにこの問題をあーちゃんにやらせてみたところ、かなり素早く

全問正解!!!049.gif

(82%のMITやハーバードのエリート学生に勝った? 笑)

この問題自体は決して難しくないので、全米トップクラスの大学生
3400人のうち、全問正解できたのがわずか17%というのは正直
言ってびっくりしました。

あーちゃんも決して、”よくじっくり考えて”といったタイプでは
ないのですが、(どちらかと言えば突発的、衝動的)数学に関して
はひっかかりません!

でも、あーちゃんはどちらかというと、”石橋を叩いて..やっぱり
やめた”
と引き返して渡らないくらい超慎重な質なので、この”リスク
を求める”、というところは当たってないような気がします。

私としてはそっちの方が安心でいいです。 (笑)

なんだか個人の認知能力と行動パターンや嗜好にも色々と興味深い
関連があるようで、ますますこういった話題に興味が湧いてきます。

上記の問題の答えです。
      ↓ ↓ ↓

1)5¢ 
2)5分
3)47日 

皆さんは解けましたか?


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# by giftedinfo | 2011-04-09 16:07 | Cognitive Abilities

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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