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感情性OEについて

ギフテッドと呼ばれる人達の中には、”OE– Overexcitabilities ”
(過度激動)と言って、あらゆる刺激に対して並ならぬ反応を示す
という特徴がみられる事があります。

OE(過度激動)についてはこちらのWikipediaの記事で詳しい事が
説明されています。

このOEの一つである感情性OEが強烈な場合、ギフテッドの個人は一般
の人と較べてあらゆる感情をより幅広く、より深く強烈に感じてしまう
傾向にあるのですが、ただ”強烈に感じる”という量的なものだけでなく、
刺激に対して”違った感じ方をする”と言う質的な部分が大きい為、私達
一般人とはまた違った感覚で世界を体験しているのでしょう。

Wikipediaで説明されている感情性OEの特徴として、

”感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、
より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感する。深く
感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。ある程度の
人生経験を持つギフテッドには、相手の気持ちを鏡のようにリアル
タイムで読取り、共感する人もいる。”

とあり、この特徴がどんなものであるかがある程度察する事ができる
のですが、この「Emotional intensity in gifted children」という
記事にもう少し突っ込んだ説明が書かれていてたので、ここでそれに
ついてとりあげてみたいと思います。


この記事によると、感情性OEは下記のような様々な形でその特徴が
表れるようであります。


★感情の強烈さー ポジティブやネガティブな感情、(もしくは両方ともが
         入り交じっている)極端な感情、短期間の間に移り変わる
         複雑な感情、他人の感情に対して敏感、同時に笑ったり
         泣いたりなど。    


★身体的兆候ー  感情が胃が張ったり頭痛や吐き気がしたりなどと、身体的
         な症状を引き起すなど身体に反映してしまう。


★感情的抑制ー  臆病や引っ込み思案といった傾向


★優れた感情の記憶ー 感情の激しい(敏感な)子供は出来事を経験した際
           に生じた”感情”を鮮明に憶えていて、その後長い間
           たった後でもそれらの感情(多くの場合が不安感や
           恐怖感、罪悪感や自制心の損失などネガティブなもの)
           を何度も繰り返し”感じる”傾向にある。

(これ、あーちゃんにぴったり当てはまってます!)         


★死に対しての不安、憂鬱感

★他人との感情面のつながりー 他人との感情的つながり、同情心、共感
               人間関係になどに敏感、動物への愛着心、
               新しい環境への適応の困難さ、疎外感、
               対人関係にてその“深さ”など関係の質
               についての衝突に苦しむ、など”人間関係”
               においての困難

★自己に対して批判的ー   自己に対する評価や判断に厳しく、
              (feelings of inadequacy)”自分なんか
              不十分だ、ふさわしくない”といった気持ち
              や劣等感を感じる


このように全てにおいて“強烈に感じてしまう”のは、当人にしてみれば
時には不安感や疑問、恐怖を感じ、辛い思いをする事もあるでしょう。

感情性OEについての認識などないギフテッドの子達にとっては、
こういった感情を経験する事に対して自ら批判的な判断をくだしたり、
”自分は普通ではない”などと思い込んだりしてますます不安感や
劣等感、自己嫌悪などといった否定的な感情が悪化したりする事
になるかもしれません。


それゆえに、この記事ではギフテッドの子達が体験しているそれらの
感情は”ギフテッドゆえの特徴”であって、”ごく当たり前の反応なんだ”
というのを伝える事が大切だと書かれていました。

又、ギフテッドの子達にとって感情面を育成していくのに更に重要
な事は、彼らを感情を受け入れる事だと。

だからいくら”扱い難い子だ”と思っていても、子供に対しては
”あなたは神経質過ぎ!”とか”どうしてそんなに気難しい事
ばっかり言うの???”
とか言った、批判的な言葉は口にするべき
ではないんですよね。

(私自身あーちゃんに対してついこういうセリフが口にでてしまう
事があり、深く反省しています。)008.gif
  
            
              感情性OEが強烈な子だと親も疲れますが...




親としては子供のこういった感情面を軽くあしらったり批判したり
せず、子供の気持ちに耳を傾け、話し合う事が大切なんだと思います。

そして記事に書いてあったように、例え子供の考え方や感情に賛同
できずとも、決して子供を判断したり、評価やお説教をする態度では
なく、それらの感情を生産的な活動に切り替えるなどポジティブな
方向へ導いてあげる助けをしてあげるべきなんですよね。

(例えば強烈に感じる気持ちを物語や詩、音楽などクリエイティブ
な手段で表現したり、スポーツやエクササイズなどのフィジカル
な活動にエネルギーを向けたりなど。)

その際、

”Reward the process of effort and not only the outcome. ”
(結果だけでなく努力の過程を褒める)

"Emphasize strengths and don't dwell on shortcomings."
(欠点にいつまでもこだわるのではなく、長所を重要視する)

などの参考になるアドバイスが書かれていました。

ギフテッドの子達の感情の敏感さや強烈さ、情熱”を批判するのでなく
大いに評価してあげ、その感情性OEを彼らの持つ才能の更なる促進に
役立つ方向へ導いて行ってあげるべきなんだなと改めて思いました。
by giftedinfo | 2012-07-24 17:11 | Social/Emotional

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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