あーちゃんのちょっと特殊な数学の学習歴

現在はホームスクールのあーちゃんですが、前学年度(4年生)までは
地元の公立小学校に通っていました。

小学校4年生の時、数学の時間だけは自分より3~4才も年が上の7年生
(中学1年生)の子供達と一緒に、「代数1」(Algebra 1)のクラスを受講
していました。

普通はいくら算数が得意だといっても、自分の学年よりも3年上のクラスへ
飛び級させてくれる学校はそんなにはありません。

ギフテッド、もしくはギフテッド教育に関しては先進国のアメリカと言えども、
1学年以上の飛び級や科目別促進(Subject acceleration)などに
ついては特に慎重に検討され、中にはそういった過激な促進に対し
消極的な態度を取る学校も少なくありません。

そういった意味でも、あーちゃんが行っていた学校はその辺はかなり融通
を利かせてくれていたと思います。

とはいえ、学校側があーちゃんを本人にとって適切なレベルのクラスへ
収容したのは、自然に降って湧いたというわけでもなく、あーちゃん自身が
「上級のクラスでもやっていける」という事を自ら証明したからだと思います。

あーちゃんは幼稚園(キンダー)に入学した当時から既に、算数は小3、4
くらいのレベルでした。

2,3桁の掛け算、4桁÷2桁などの計算を頭の中でおこない、小数点、分数、
パーセントなどもマスターしていた5歳の子にとって、1から100迄数えられる
事が出来るようになるのがメインイベントみたいだった幼稚園のクラスは、
あーちゃんにとって涙が出てくるくらい退屈だったみたいです。

そんなあーちゃんの知的能力を悟ったキンダーのMs.Hは、私達に
小学校1年を跳び、キンダーから2年へ飛び級する事を提案してきました。

特別学級支援チームからの強い反対に立ち向かう為、担任のMs.Hは
放課後残って、あーちゃんに州の教育委員が発行する学力テストを受け
させたのです。

(飛び級や促進クラスの適応性を見るのには、知能検査の指数よりも
実際授業でやる「学力テスト」の方が重視されるようです。やはり実際
モノを言うのは「能力、可能性」よりも、「実績」という訳ですね。)

結果はMs.Hの予想通り、算数は最低でも小4レベル、(そこまでのテスト
しか与えられなかったので、実際はどこまで上のレベルかわからなかった。)
国語は読む力は6年生、読解力は3年生ということでした。

このレベルなら2年生はもうすでにマスターしているので、飛び級しても
まず大丈夫だろうという事で、キンダー終了後そのまま2年生へ。

2年生に飛び級したといっても、アカデミックな面においてはすでに全て
マスターしていたので、一年縮っても「焼け石に水」と言った感じで、新しい
事を学ぶというところには至りませんでしたが、その分、ソーシャルスキル
の習得に力を入れる事が出来ましたから、まぁ良しとせよ!という感じでした。

2年生の時、学校で学習のニーズが満たされない分は、放課後や週末に
私が家で様々な学習の指導をしていましたので、 (実際、もう随分前から
ホームスクールまがいの事をしていたわけです、笑) その間もあーちゃん
はどんどん算数の能力を伸ばしていきました。

小学校3年に進級の際、2年の担任が算数の学年を促進して、4年か5年
の学年に飛び級する事を勧めてくれました。

そして3年生になった時点で、算数の授業の時だけ4年生のクラスへ行き、
授業を受ける、という事になったのです。

新しい教室、先生、そして一つ年上のクラスメートと少しレベルが上の授業
内容といった真新しい要素のせいか、新学年が始まって1~2ヶ月ほどは
楽しそうに4年のクラスに通ってましたが、その目新しさが薄れてくると、又もや
一挙に退屈大魔王と化してしまい、授業中教室の床に寝転がったり、そわそわ
落ち着きがない態度になり、最終的には他の子供達に迷惑になるという事で、
クラスから追い出されてしまうはめになったんです。025.gif 

すまなそうに「文句」を言ってきた4年の先生は、「あーちゃんの数学の能力
は明らかにもっと上級レベルだから、授業が退屈なのも無理がない」
と説明し、更に、「彼の数学の能力を最大限に伸ばすためにはオンライン
コースか何かで上級コースを取るべきだ、何だったら私はスポンサーに
なって授業料を払ってもいい」とまで言ってくれました。

それを聞いたIEPチームと校長先生は、あーちゃんの為に自分のレベルと
ペースに合わせて進める数学のオンラインコースを購入してくれたのです。

そして3年生になってから約3ヶ月後、あーちゃんは毎日算数の時間に
コンピューターが置いてあるリーソースルームへ行き、オンラインによる算数
の学習をする事になったのでした。

ALEKSという算数、数学オンラインコースは、自分のレベル、ペースに合わせ
て学習が出来るという事であーちゃんにぴったりでした。

最初のレベル(学年)を設定する際、現在のレベルを測るためにアセスメント
を受けるのですが、 当時3年生のあーちゃんは8年生(中学2年生)の
Pre-Algebraのレベルからと設定されていました。

         ALEKS オンラインコースPre-Algebraの進行レポート

3年生が終了の時点でほとんどの項目をマスターしました。
(237トピックのうち 234)

このコース開始したのは通常より3ヶ月遅れだったので、実質6ヶ月で
ほぼマスターした事になります。


と言うわけで、3年生でPre-Algebraを終了したあーちゃんは翌年の
4年生から代数I(Algebra 1)に進む事が出来たという事なのです。

でも今までの算数と違い、代数からは数学となり、更に高度なレベルに
なるのでは、と私の方が少し恐怖に怯え、(私は数学恐怖症ですから...笑)
個人でALEKSのAlgebra 1のコースを申し込み、夏休み中にあーちゃん
に一足お先の予習をさせる事にしたのです。

あーちゃん自身が代数にすごく興味を示していましたので、夏休み中
相変わらずかなりのスピードで各トピックをマスターしていき、4年生に
進級して正式に代数のクラスを受講するまでには大半はマスターして
しまっていました! (288トピックのうち256マスター)


この夏休み中の予習のお陰で、学校での代数Iの授業もかなり余裕
だったみたいです。 これだけ早く進んでいたら、ちゃんと学習が習得
出来てるんだろうか?と半ば心配しましたが、次から次へと難なく
マスターしていってるところを見ると、ちゃんと身についてはいるんでしょう。

そして4年で代数Iを終え、(夏休みに学校でやり残した部分を完了させた)
5年生の現在で、代数IIのコースを取っている状態に至ったという
わけであります。

その代数IIのコースも既に半分以上終え、相変わらず凄まじいスピード
で駆け抜けていってますが、この調子だと12歳になる前にCalculus
(微積分学)に突入しそうです。(ひえぇぇ~)

こうしてあーちゃんが自分のペースで前進する事ができたのも、理解ある
担任の先生や校長先生といった学校側の努力もあったわけなのです。

そして、そのように皆を納得させたのも、あーちゃんが努力して学習に
取り組み、結果をだしたからでしょう。 その事があーちゃんの能力を
証明することになったのでしょう。

がんばれば、きっとその努力は報われると信じたいですね。

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by giftedinfo | 2010-12-03 16:20 | My 2e Kid

アメリカ在住。2e (Gifted & ASD)の子を持つママがこれまでネットや本、ペアトレ、ワークショップなどで収集してきたギフテッド/2Eに関する情報や、我が家が実際体験したギフテッド関連の事などを記録しています。My 2e kidのカテでは息子の自慢話も盛りだくさんですので、親バカ恐怖症の方は要注意!


by あーちゃんママ
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